Butzmetz LingerieZ Blog

Butzmetz社長による徒然音楽日記。

音楽ネタその266: Clifford Brown

2008-04-23 00:16:42 | Weblog
今宵のネタは、前回のアート・ブレイキーとの微妙つながりで、天才トランペッターのClifford Brownにいってみよう。

ジャズ・トランペッターといえば、マイルスを初めとして、ディジー・ガレスピー、リー・モーガン、フレディー・ハバード、ウィントン・マルサリスなどなど、名手の枚挙に暇がないが、私のようなギタリストから見ると非常に遠い存在の楽器だ。まあ、偶然なのかもしれないが、サックス奏者などと違い、これまで「これは!」と思えるトランペッターとあまり出会えてないからかもしれない。

私も遊びで何度か吹かせてもらったことがあるが、一度もマトモな音を出せたことがない(爆)。トランペットという楽器はそもそもマトモな音を出せるようになるまでに非常に時間と技術を要する楽器で、そこが敷居の高さを感じさせる由縁なのかもしれないな。事実、これまで出会った数少ないトランペッターは、非常にプライドの高い人が多かった(笑)。

翻ってこの人、通称「ブラウニー」だが、天才と讃えられ、マックス・ローチとのクインテットなどにより名声を博すが、わずか25歳という若さで交通事故死してしまう。正直、彼自身の名演というよりは、彼の死を悼んでベニー・ゴルソンが作曲した"I remember Clifford"という珠玉のバラードの方が知名度は高いようにも思うが、それはそれとして(笑)。

映像は非常に珍しい、動くブラウニーだ。スタンダード中のスタンダード、"Lady be Good"と"Memories of You"の短いテレビ番組用のスナップ演奏。なんか、トランペットで朗々とテーマを吹くだけでもサマになるねぇ。ズルイ楽器だ(笑)。

http://www.youtube.com/watch?v=qo5giymiLj8

(Butzmetz社長)

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