Butzmetz LingerieZ Blog

Butzmetz社長による徒然音楽日記。

音楽ネタその217:上原ひろみ

2008-02-22 02:14:15 | Weblog
先日のライブのリハーサルが終わった後に、ゲストとして参加してくれたパンフルート奏者のウォルティ・ブヘリ氏と軽く食事に行ったのだが、この上原ひろみの話題で少し盛り上がった。彼はこの天才ピアニストにつき、「確かに手は速く動くけど、フレーズは結構ワンパターンなので飽きる」と言っていたが(笑)。

まあそれはともかく、すごいテクニックだと思う。女性とは思えないほどタッチも強力だし、何より演奏も楽曲も攻撃的。あの童顔からは到底想像できない(失礼)。

以前の日記にも書いたことがあるが、私は若い頃、結構うまいピアニストとアンサンブルを共にする経験が多く、それがためにピアノという楽器に非常にコンプレックスを持っていた。同じ和音を弾いても、ピアノの広がりにはかなわない。ピアノがいるときは、ギターのコードなど「ぶつかりがち」なので邪魔なのだ。今のように年を重ねたからこそ、ギターの良さを再認識できたようなものだが、仮に彼女と同じアンサンブルにいたとすれば、「弾くところ」がないな(爆)。

逆に、まだ若い彼女だからこそ、攻撃的なスタイルでもOKだと思うが、年齢を重ねて「間」を十分に取った演奏ができるようになった後の彼女も聞いてみたい気もする。あれだけのテクニックを持ってして、「あえて弾かなく」なったら、空恐ろしいミュージシャンになっちゃうだろな。

映像は"XYZ"という変拍子交じりの曲。佐藤允彦の楽曲のような匂いも多少感じられるが、非常にクールな曲だ。

http://www.youtube.com/watch?v=G6pgM-NVfWg

(Butzmetz社長)

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2 コメント

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うん、確かに (麗子)
2008-02-23 21:24:31
You Tube 見てみました。チックコリアとかと共演してる人っていうんで名前だけ知ってたけど
確かにものすごいパワーやね。アメリカ育ち。
これだけ、奔放に弾けたら
羨ましいなあ・・

確かに、ギターとピアノってぶつかるんですよね。
私も、前に遊びでやってたら、どうしていいのか
わからんくなった。コードぶつかるから、どっちかメロディーとベースに回ることになるし。

もっと、彼女の演奏聞いてみたいなと
思いました。

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Unknown (Butzmetz社長)
2008-02-25 01:08:59
ギターとピアノのデュオという観点からいえば、ジャズ史上に燦然と輝く名盤があります。ビル・エヴァンス(p)とジム・ホール(g)による"Undercurrent"という作品です。是非聞いてみて下さい。
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