Butzmetz LingerieZ Blog

Butzmetz社長による徒然音楽日記。

音楽ネタその303:Boston

2008-06-24 22:53:44 | Weblog
今宵のネタは「産業ロック(笑)」の代表格、Bostonにいってみよう。

Bostonといえば、リーダーのトム・ショルツのバンドといってもよく、作詞・作曲・全ての楽器の演奏・アレンジ・オーバーダブから何から何ま で彼の成果物。経歴も極めて異色で、アメリカの理科系のトップエリート学生が集うMIT(マサチューセッツ工科大)を卒業後、ポラロイド社でエンジニアと して働いており、その折に作ったデモテープがCBSに認められてメジャーデビューしたという変り種だ。70年代後半にデビューして2枚のアルバムを立て続 けに発表したが、トムのあまりの完全主義者ぶりに次作の録音が遅々として進まず、挙句にはCBSから契約不履行で訴えられ、10年近い法廷闘争に巻き込ま れる。30年近いキャリアの中で、リリースしたのはたったの5枚という寡作ぶりだが、そのいずれもビッグヒットを記録しており、正に「天は二物を与えた」 パターンだな。

なお、「産業ロック」という言葉は、極めて偏った論評をする(笑)音楽評論家、渋谷陽一の造語で、簡単にいえば「売れ線に迎合した堕落したロッ ク」という意味のようだ。このBostonやJourney, Foreignerなどが槍玉にあげられている。私は意外に好きで、Foreignerはともかく、Bostonは結構好きだ。

またこのバンドとは全然関係ないが、Bostonという街も私はアメリカの中でも大好きだ。数少ないアメリカへの出張の中でも最も好印象を抱いた街で、Old & Modern Americaが程よい調和を見せている、落ち着いた学生街だと思う。

映像は、全米1位を記録した彼らの2枚目のアルバムのタイトルチューンで"Don't Look Back". あえてライブバージョンではなくMTVスタイルを選んだのは、スタジオバージョンの方が良いから。正直、スタジオ盤の完成度が高すぎる分、ライブバージョ ンはどれも結構しょぼい(爆)。

(Butzmetz社長)

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