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ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

7/9日 (金山と)雨生山(うぶさん)を周回 その4(最終記事):稜線を歩いて雨生山山頂へ。ヘッドランプを点して下山。

2018-07-14 07:01:42 | 草花
予定を少しだけ変更し、林道の途中から、山の斜面に入り込んで、真っ直ぐ登り、県境稜線を目指しています。
いつもですと金山の山頂を踏んでから雨生山の山頂に行くところですが、時間が遅くなっているので、短絡していることになります。

ユウスゲの花だけを見るのが目的でしたら、花は夜の闇でも開いてきますので、問題はないのですが、もう一つ、雨生山の山腹でコオニユリも見たかったので、これは明るいうちに探し出さなければならないので、そういう時間的な制約もあったのです。

しかし、今回はコオニユリを見つけることはできませんでした。
雨生山斜面の笹が大きくなりすぎて、コオニユリの生育の障碍となってきているのかもしれません。
或いは時季が少しだけ早かったかもしれません。

県境稜線が近い ↓

山の斜面の上が明るくなり、県境稜線が近づいていることが判ります。



県境稜線歩き ↓

やがて県境稜線に乗り上げましたが、その場所は金山の山頂からいくらも離れてはいない場所でした。
これなら正規の登山道を歩いて、金山の山頂を経由してきた方が、良かったかな・・・・と脱力タイムとなりました。



タマゴタケ ↓

道の脇にタマゴタケがまた出てきました。



ヤママユの空になった繭 ↓

これはヤママユの繭でしょう。すでに空になっていて、緑色もだいぶ薄くなっています。




稜線歩き ↓

笹をかき分けるような場面では、笹の葉裏にダニが潜みますので、びくびくしながら進みます。



サルノコシカケ ↓

松の枯れ木にはサルノコシカケがついています。



赤ハゲ地 ↓

稜線歩きを長いことして、やっと赤ハゲ地に着きました時刻は午後6時12分でした。
この時右手側でゴソっと何かが動きましたので、そちらを見ます。




そちらの動物も動かずに固まっていますが、目を凝らすと、それは野兎でした。



ヤマハギ ↓

時々、ヤマハギの花も見ます。



T字路 ↓

ここからは雨生山山頂までピストンして、またここに戻り、山を下ることになります。



展望丘 ↓

展望丘のケルンに着きました。 背後は雨生山の山頂です。




展望丘から ↓

時刻は午後6時30分を少し過ぎています。



この日の眺望 ↓

ごく近くの山しか見えていません。
これから明るいうちにコオニユリ探しをします。稜線直下の笹藪をかき分けながら、雨生山の山頂方面に向けてトラバースして行きます。



クマヤナギ ↓



歩き始めで見たクマヤナギは、今度は実と花が出てきました。実は前年の花から二年越しのもので、この夏のうちに黒熟します。



ユウスゲ ↓

ユウスゲの花がまた出てきています。この草は日当たりの良い場所が必須のようで、木陰の多い稜線歩きでは見ませんでした。



オカトラノオ ↓

歩き始めでは鶯の声が聞こえていましたが、その声は止んで、たまにホトトギスの鳴き声が聞こえる程度です。
昨年はこの斜面の中腹部で、長い時間スズメバチに追い回されましたが、今年は斜面上部だけをトラバースしていますので、スズメバチには出遭わなくて済みました。



雨生山山頂 ↓

コオニユリを見つけられないままに山頂に来てしまいました。時刻は午後7時01分。



富士山の窓 ↓

山頂の10メートルくらい北側の一角に富士山の見える空間があります。念のためにそこに行って、確認しますが、富士山は見えていません。
コオニユリをしつこく探すために、県境稜線を宇利峠側に下って、そこから笹原をトラバース気味に登り返すことにしました。



ユウスゲ ↓

笹原で見たのはユウスゲだけでした。




浜名湖 ↓

コオニユリを見つけ出せずにまた雨生山の山頂に戻ってきて、浜名湖方面を見下すと、街の明かりが点され始めています。
時刻は午後7時20分。あたりは薄暗くなっています。
ここでヘッドランプを取り出して下山を始めます。

下山の途中で、あたりの低木で鳴くヨタカの声を久しぶりで聞きました。
又、木の幹につかまった時に、幹の揺れに驚いたヒグラシが飛んで逃げたりしました。
途中の道で猪の親子に遭遇したり、飛び交う蛍を見たりしたのは、前の記事で記述した通りです。
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8 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (こりん)
2018-07-14 18:42:29
こんばんは
夕暮れまでいた事で野うさぎに出会えましたね。
浜名湖の明かりに付いた風景も新鮮です。
コオニユリですが、まだ早かったでしょうか?
今日、蛇峠山に登って来ました。ここでは蕾が無事に育っていて、後1週間ほどで咲きそうでした。
この後、ユウスゲもたっぷりと見ることができたでしょうか?
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こりん様へ (ぶちょうほう)
2018-07-14 22:38:07
こりん様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
以前も暗くなってから下山したことがありますが、今回はそれよりも少しだけ遅くなりました。
コオニユリについてですが、もしかしたらちょっと早かった可能性もありますね。
しかし、笹の勢いがますます盛んになっていますので、笹に負けた可能性もあるのではないかとも考えました。

他の場所ではコオニユリの咲くところをあまり知りませんので、この場所をアテにしていました。
蛇峠山があと一週間ほど後でしたら、雨生山では今日頃が当たりなんでしょうね。

この後はユウスゲのことは意識しませんでした。
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こんにちは (多摩NTの住人)
2018-07-16 17:37:53
マダニだけでなくスズメバチも恐いですね。クマヤナギの実が綺麗に残っていましたね。2年越しでここまで残っているものはなかなか見つかりません。
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多摩NTの住人様へ (ぶちょうほう)
2018-07-16 20:59:36
多摩NTの住人様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
今回はスズメバチには会わずに済みました。マダニは大きいものを2匹も家に持ち込んでしまいましたが、幸いなことに、身体に着く前に殺処分できました。

クマヤナギの実を見ましたが、野鳥が食べないのは、実が美味しくないからなのでしょうか。
小生はと言いますと、夕方遅くなっていて、気が急いていましたので、試食はしませんでした。
その代わりに、タマゴタケは2本だけ頂いてきて、翌朝の味噌汁ダネになりました。
味はまぁ、ぎりぎりで合格点でしたね。
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野兎 (ふらっと)
2018-07-16 22:12:53
蛇紋岩地に野兎がいるとは驚きました。
草原だからでしょうか。
シカの食害は聞きますが、ウサギはどうなんでしょうか? 面ノ木峠のノウサギは知られていますが、野生のウサギは最近はあまり見なくなりました。下の林道でムササビかモモンガの様な獣を見たことはあります。
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ふらっと様へ (ぶちょうほう)
2018-07-17 10:07:37
ふらっと様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
金山から雨生山に向けて稜線歩きをしますと、必ずしも蛇紋岩の地質ではなさそうなところが続きますね。
笹原もあり、野生生物が生育できそうな場所もあろうかと思いました。
ここで見た野兎には、確かにびっくりしました。
動きがノッソリでしたので、ウサギは考えずに、一帯どんな動物だったろうかと思いましたが、未だ視界内にとどまっていてくれたので、ノウサギだということを確認できて、助かりました。
たしかに野兎を見ることが少なくなっていますね。

ここにはモモンガも棲みますか?一度お目にかかりたいものです。
イノシシ親子を見た時は一瞬、緊張しました。
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猛暑 (keitann)
2018-07-20 16:45:10
ぶちょうほう様、こんにちは。

海の日の3連休辺りから全国的に猛暑が続いていますね。こちらでもさすがに40℃にはなりませんが、猛暑日には何度かなっているようです。

野兎…私も1か月ほど前、車窓から見かけましたよ。サルやイノシシ、シカ、リスなどは見かけていますが、ウサギはあまり見かけないので、珍しかったです。
クマヤナギというのは初めて知りました。
ヤナギではなく、クロウメモドキ科となっていますね。四国ではこのような赤い実を見たことがないように思いますが、分布を見ると四国にも自生するようなので、頭に入れておこうと思います。
昨日は猛暑の中、愛媛の山にコイチヨウランを見に行きましたが、標高差1000mを登るので、汗だくになり汗が目に入って目が痛かったほどでした。
水分も2リットルは摂取したでしょうか。
その甲斐あって、何とか目的の花たちを見てこれました。
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keitann様へ (ぶちょうほう)
2018-07-21 17:23:42
keitann様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
ここのところ日本中で酷暑日が続いていますね。
こんな暑さの中で良く生きていけるな・・・と思ってしまうほどですね。
小生の場合、夜もいろいろやっているのですが、熟睡できない日が続いています。
本日刈谷市の高齢者体力測定という企画に参加してきまして、歩いたり跳び跳ねたり、腹筋やったりといろいろやって来ましたが、やはり体力は確実に衰えてきていますね。
そのことを数値の上でしっかりと確認できました。

この山行では久しぶりで野兎の姿を見たのは、もしかしたら大きな”収穫”だったかもしれません。
ヒグラシの声を聴くことや、イノシシの親子との出会いは、山歩きの中では時にはありますね。
でも、昔なら何度も目にした野兎については、最近本当に目にすることが少なくなりました。
リスもそういえばここのところ見ていません。
ところでヨタカの鳴き声はそちらでは耳にすることはありますか?

クマヤナギは蛇紋岩地の此処の山でのみ目にしますが、この付近の豊川用水沿いの堤防道路でも見かけたこともありました。
クマヤナギの赤い実は時季が経つと黒熟するようですから、その時点で目にするかもしれませんね。
今は暑くて低山を歩く気にならないでしょうから、低地を出歩く秋に見ることになるのではないでしょうか。

コイチヨウランも一年に一度は見ておきたいと希望する花ですね。
こちらでは木曽御嶽の8合目までの道沿いに咲くのですが、今年はこの時期に歩くのを止めています。
それは頂上付近の立ち入り規制が9月頃に解けるかもしれないということを知ったからです。

汗を掻いた後の水分補給ですが、小生はやっぱりうまくコントロールできないようです。
飲まないことならば随分我慢するのですが、一度飲みだすと際限なく飲むようになってしまいます。
早めに、かつ、こまめに水分をとるというのが意外と難しいのです。
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