この8日に、よく出掛ける東三河の雨生山を歩いて来ました。
久しぶりにメンバーは総勢三人ですが、そのお方は小生のサラリーマン時代の若き上司であった方で、すべてについて実に有能なお方でした。
小生が会社を退めてからは、手紙の挨拶が年に一度程度なされてこの10年が経過してきた程度でしたが、そのお方が、「ある記念」にご夫婦で富士山を登りたいとのことで、そこまでの体力づくりに、小生の水先案内が欲しいとのことでした。
懐かしい方からのご要望、お誘いですので、小生は喜び、同行を約しました。
それで、「始めの一歩」は何処にするか考えましたが、花の楽しみのある東三河の雨生山にし、花を楽しみながら歩いて、ご夫婦の体力の現状を探ることにしました。
時間的に短い山行でしたので、このシリーズは3回でお仕舞いにします。
雨生山の姿 ↓
山を下ってから雨生山の山体の見える場所がありました。その位置とは東名高速道路を潜ったところで、宇利トンネルを名古屋側に出た場所です。
歩行行程図 ↓
車を置いた場所から反時計回りに一筆書きしています。
歩行距離は5.55km 歩行時間は3時間18分 歩行総数は10189歩でした。
歩行部分の鳥瞰図 ↓
歩き始めが標高107m、最高点が雨生山山頂で313m、下山地点が85m、そして車を置いた場所まで車道を登っていくというコース取りとしました。
駐車地点 ↓
宇利峠側には適当な駐車場所がありませんので、林道の入口で他の車の出入りに支障の無さそうな場所を選んで停め、ここで仕度を整えます。
宇利峠 ↓
ここが国道301号(浜松-新城-豊田)の宇利峠で、雨生山にはここから登山道が二本派生しています。
林道を行く ↓
林道歩きをして、山頂を目指すことにしました。前夜は雨が降り、道からは水蒸気が立ち昇り、そこに朝の光が差し込んで、幻想的に見える眺めが出来ています。
ナツノタムラソウ ↓
道にアキノタムラソウに似たものが出て来ました。路面上に生えているということはこの道を通る人の数が少ないということに他なりません。
さて、この時季に咲いているのでナツノタムラソウのほうかと思いますが現地では確証を得られませんでした。家で図鑑の記述と照合して、この花はナツノタムラソウのほうだと納得出来ました。
ウツボグサ ↓
これも道の真ん中近くで咲いています。花の保護のためには、この林道がいつまでも登山者にとってはマイナーな道であり続けて欲しいものですね。
この花は、亡き父母の思い出に繋がる花で、小生にとっては大切な花となっています。
ササユリ(蕾) ↓
ササユリは、今回こそ咲いているはず・・・と充分に期待してこの山に入って来ました。
最初の国道歩きでもササユリの株を見ましたが、それは花の色を宿した蕾が最初のお目見えでした。
ササユリ(綻ぶ) ↓
この際花の進行順に並べておきます。 ほころび始めはこんなボッテリ感をもって居ます。
ササユリ ↓
ササユリのきちんと開いた姿が出て来ました。ここでは花の色の薄いものから濃いものまで、それぞれ個性的に咲いてきています。
ササユリ(コーラス) ↓
日当たりの良い場所で、二輪揃って朗々と咲いてきています。この花は受粉を媒介する蛾の活動する夕方と早朝に芳香を撒き散らすようですが、この時間でも充分に良い香りを嗅ぎ分けられました。
テリハノイバラ ↓
テリハノイバラとノイバラの見分け方もなかなか微妙なものがあります。
曰く、花の大きさであったり、曰く葉の艶であったりします、しかしそういう見方は違う二つを左右に並べてから初めて判明するようで、一つだけを見たのではこれが何であるのか、大変悩ましくなります。
一昨日、孫の散歩で、線路側で咲いているノイバラと、記憶に止めていた写真の姿を比べてみて、これはどうやらテリハノイバラのほうだと判断しています。
久しぶりにメンバーは総勢三人ですが、そのお方は小生のサラリーマン時代の若き上司であった方で、すべてについて実に有能なお方でした。
小生が会社を退めてからは、手紙の挨拶が年に一度程度なされてこの10年が経過してきた程度でしたが、そのお方が、「ある記念」にご夫婦で富士山を登りたいとのことで、そこまでの体力づくりに、小生の水先案内が欲しいとのことでした。
懐かしい方からのご要望、お誘いですので、小生は喜び、同行を約しました。
それで、「始めの一歩」は何処にするか考えましたが、花の楽しみのある東三河の雨生山にし、花を楽しみながら歩いて、ご夫婦の体力の現状を探ることにしました。
時間的に短い山行でしたので、このシリーズは3回でお仕舞いにします。
雨生山の姿 ↓
山を下ってから雨生山の山体の見える場所がありました。その位置とは東名高速道路を潜ったところで、宇利トンネルを名古屋側に出た場所です。
歩行行程図 ↓
車を置いた場所から反時計回りに一筆書きしています。
歩行距離は5.55km 歩行時間は3時間18分 歩行総数は10189歩でした。
歩行部分の鳥瞰図 ↓
歩き始めが標高107m、最高点が雨生山山頂で313m、下山地点が85m、そして車を置いた場所まで車道を登っていくというコース取りとしました。
駐車地点 ↓
宇利峠側には適当な駐車場所がありませんので、林道の入口で他の車の出入りに支障の無さそうな場所を選んで停め、ここで仕度を整えます。
宇利峠 ↓
ここが国道301号(浜松-新城-豊田)の宇利峠で、雨生山にはここから登山道が二本派生しています。
林道を行く ↓
林道歩きをして、山頂を目指すことにしました。前夜は雨が降り、道からは水蒸気が立ち昇り、そこに朝の光が差し込んで、幻想的に見える眺めが出来ています。
ナツノタムラソウ ↓
道にアキノタムラソウに似たものが出て来ました。路面上に生えているということはこの道を通る人の数が少ないということに他なりません。
さて、この時季に咲いているのでナツノタムラソウのほうかと思いますが現地では確証を得られませんでした。家で図鑑の記述と照合して、この花はナツノタムラソウのほうだと納得出来ました。
ウツボグサ ↓
これも道の真ん中近くで咲いています。花の保護のためには、この林道がいつまでも登山者にとってはマイナーな道であり続けて欲しいものですね。
この花は、亡き父母の思い出に繋がる花で、小生にとっては大切な花となっています。
ササユリ(蕾) ↓
ササユリは、今回こそ咲いているはず・・・と充分に期待してこの山に入って来ました。
最初の国道歩きでもササユリの株を見ましたが、それは花の色を宿した蕾が最初のお目見えでした。
ササユリ(綻ぶ) ↓
この際花の進行順に並べておきます。 ほころび始めはこんなボッテリ感をもって居ます。
ササユリ ↓
ササユリのきちんと開いた姿が出て来ました。ここでは花の色の薄いものから濃いものまで、それぞれ個性的に咲いてきています。
ササユリ(コーラス) ↓
日当たりの良い場所で、二輪揃って朗々と咲いてきています。この花は受粉を媒介する蛾の活動する夕方と早朝に芳香を撒き散らすようですが、この時間でも充分に良い香りを嗅ぎ分けられました。
テリハノイバラ ↓
テリハノイバラとノイバラの見分け方もなかなか微妙なものがあります。
曰く、花の大きさであったり、曰く葉の艶であったりします、しかしそういう見方は違う二つを左右に並べてから初めて判明するようで、一つだけを見たのではこれが何であるのか、大変悩ましくなります。
一昨日、孫の散歩で、線路側で咲いているノイバラと、記憶に止めていた写真の姿を比べてみて、これはどうやらテリハノイバラのほうだと判断しています。
昔の上司の方のお役に立てる機会が持ててよかったですね。
お二とも気心知れた方のご案内人に身を任せられてことと思います。
馴染みの山になりましたが この季節には又異なった風景画が展開されるでしょうと期待しています。
早速ナツノタムラソウなるものの登場。
アキノタムラソウは知っていましたが ナツノタムラソウもあるのですね。
お勉強になりました。
我が家のウツボグサは北側もそろそろおしまいに・・。
思い出深いお花なのですね。
ササユリが一杯。ステキ!!。
この時期ならではのお花ですね。
いい香りが伝わって来た気がしました。
ふるさとを思い出します。
ノイバラとテリハノイバラの判断していませんでした。
今後気をつけてみます。
ウツボグサも咲き始めたんですね。
小生の在籍中にひとかたならずお世話になった方でした。
あれから10年経っていますが、懐かしく過した山行でした。
前夜まで雨が降っていて、雨上がりの朝でしたが、笹が露を含んでいて、随分フレッシュな気持ちで歩けました。
歩き始めはアスファルト舗装の国道で、次に自動車が通ることのできるだけの広さのある地道の林道歩きです。
本格的に山に取り付いたのはそれから40分後のことです。
ナツノタムラソウは林道歩きで出て来ましたが、ササユリのほうは国道沿いでつぼみが出て来ました。
ここでもいえることですが、今年は総じて花が遅いですね。
ササユリは咲き出すかどうかという、そんな時期のときが一番の見頃ではないでしょうか。
やはり新鮮な花は見ごたえがあります。
香りも出さない時間だと思いますが、新しいうちはこういう時間でも匂いを出すのでしょうか。
これが関東に行くと一本も見られずに、ヤマユリになるのも不思議ですね。
ノイバラとテリハノイバラ・・・・これの違いは微妙すぎますね。
形態的な違いは殆ど無くて、花の大きさとか、葉のつやなどで判断しているのではないでしょうか。
ですが、花の大きい小さいで決めるのは曖昧すぎますね、何か絶対的な区別点が見つかると良いのですが。
アキノタムラソウが早くも目の前に出て来ましたので、これはナツノタムラソウのほうに違いないとは思いましたが、区別するポイントをはっきりと掴んでいませんでしたので、その場で判断は出来ませんでした。
家に帰ってから図鑑の記述と照合して、これがナツノタムラソウであると判断できました。
ウツボグサは今年初めて出会いました。
毎年出会うのは一度か二度ですね。あるところに行けば沢山あるのでしょうが、小生的にはご縁の薄い花のようです。
これからこの地方では、ホウライジユリ(ヤマユリ)が咲き出します。ただし盗掘やイノシシの食害にあいめっきり少なくなっています。寂しい限りです。
それとノイバラとテリハノイバラ種類が色々あるのですね、私の見識では全てノイバラになってしまいそうです。
ところで照葉野イバラという意味でしょうか。
葉が照っている。ツヤがあるのが特徴でしょうか。
これからはササユリの季節ですね。葦毛湿原の背後の山の稜線でも咲いているのではないでしょうか。
ササユリとヤマユリのその境は一体何処なのか、以前調べたことがありましたが、どうやらフォッサマグナあたりで渾然一体となるようですね。
鳳来寺山の本堂から上がっていく石段の横で、以前ホウライジユリを見た記憶がありますが、今でもあるのでしょうか。
それから鞍掛山でも、自生のものを懸崖上で一度見たことがあります。
しかし、あそこではイノシシに随分食い荒らされたそうですね。それが残念です。
テリハノイバラは東三河の低山で割合広く分布しているみたいですね。
小生も形体上ではっきり、「ここがこうなっているからそうなる」といった判断基準を持ち合わせては居ません。
托葉の形状で見分けるようですが、まだそれをやっていないのです。
名前の由来と特徴は仰言る通りのようで、「照り葉野茨」となるようですね。
植物名の場合「の」は助詞的に使わずに、名詞的な使い方のようですね。
葦毛背後の稜線で春に咲く「ヒロハノアマナ」も「広葉の甘菜」という意味ではなくて「広葉野甘菜」のようです。
会社時代の上司の方をサポートされるとは、大変良い事をされましたね。懐かしさも一塩だったのじゃないですか。
ナツノタムラソウ、初めて見るような花です。昨年、シロバナミヤマタムラソウなる花を見つけましたが、咲き方は似てますね。
ウツボグサって、こちらでは見かけませんが、今頃に咲くのでしたか。
ササユリの季節になりましたね。いい香りが漂ってくるようです。
今週末は、白山へサイハイランとオオサクラソウを見に行くつもりです。
サラリーマンを退職してもう10年経ってしまいました。
かつての上司の方との山歩きは懐かしく、楽しいものでした。
あっという間にこの10年間が穴埋めされた感じがしますね。
ナツノタムラソウとアキノタムラソウは大変良く似た花姿ですが、区別するポイントはネット記述から確認しました。
あまり図鑑的に細かくしていくと際限なくなり、楽しくもありませんので適当なところで曖昧さを導入しますが、この場合はアキノタムラソウにすると、いかにも時季が早すぎましたので、きちんと区分することにしました。
ウツボグサは三河の山の入口付近では良く見かけましたが、あまり高いところでは見なくなると思いました。
以前新潟県の米山に登ったときに山裾で大群落を見たことがありました。
今はササユリが沢山咲いていることでしょうね。
今の中心は600-800mくらいのところでしょうか。
白山は楽しみですね。天気も回復しそうですね。