一昨日、大型連休最後の日に、東三河の里山を歩いていました。
里山の裾には田んぼが広がり、のどかな田園風景がありますが、そういう人間の営みのある周辺で野草は逞しく生きていて、種類も豊富です。
後日レポートするつもりですが、今の季節は、里山周辺の花模様を訪ねるのも、楽しいものがあります。
県民の森のシャクナゲ探勝山行のレポートを続けます。
コアジサイ ↓
広い林道歩きの中で、道端にいろいろな花がでてきます。こちらはコアジサイが早くも蕾を作っています。
林道を歩く中で野鳥のいろいろな鳴き声が聞こえてきますが、今回はこりん様がその声のひとつずつについて、名前を教えてくれるのでこれはとても得難いことでした。
シャガ ↓
シャガは今の時季の定番植物ですね。小生が花粉アレルギーに初めて気づかされたのはこの花の良い香りを味わった後のことでした。
鼻の匂いにくい小生が「良い香りがしませんか?」と尋ねると、こりん様、きなこ様が匂いを嗅いでくれますが、「・・・・?」の状態です。
花の時期やその日の時間、あるいは天候によって匂いを放出したり、出さなかったりするのでしょうか。
ヤブウツギ ↓
ヤブウツギの花には、今回はそう度々出会ってはいません。この花を真夏に見るとしたら、相当暑苦しく思うことでしょうね。
クサイチゴ ↓
こういうところでもクサイチゴを見ました。もっと海辺に近いところの分布かと思っていました。このイチゴの実は小生の好物で、甘い香りが何とも言えません。
(この匂いについては鼻の感度が良好のようです。)
オトシブミ ↓
こりんさんがオトシブミ(の揺りかご)を見つけました。オトシブミにもいろいろの種類があることは知っていましたが、このオトシブミは葉の丸め方・たたみ方が雑でしたね。
丸まった葉を開いて、ゆりかごを分解しましたが、老眼の小生では小さい粒状の幼虫(の卵)を見分けられません。 きなこ様は確認できたようでしたので、それで良しと致しましょう。
登山口に到着 ↓
林道歩きに小一時間を費やして、いま登山口に着きました。これからが本格的な山道歩きとなります。
初めてご一緒するお二方は元気そのもので、快調に歩きますが、小生はこのペースに汗を掻きながら何とかお付き合いしていきます。
マンリョウ ↓
道端に実をつけたマンリョウが出てきますが、いつも見慣れたマンリョウと比べると姿が随分乱れています。生育条件によってマンリョウにも姿の違いが出てくるようです。
タチキランソウ ↓
三河山間部では、このタチキランソウをよく目にします。キランソウ(地獄の釜の蓋)と見分けの付きにくいものもありますので、両者の交配種もきっとあることでしょうね。
北尾根に到着 ↓
山道になってから、すぐに県民の森の北尾根に到着してしまいました。これは長い林道歩きの半分にも満たない時間でした。
県民の森をぐるっと馬蹄形に取り囲む尾根は、それぞれに南尾根から西尾根、北尾根と続き、東尾根まで切れ目なく繋がっています。。
小生は東西南北尾根のその境目が何処になるのかは、はっきりと知っては居ませんが、この尾根歩きは随分頻繁にアップダウンが繰り返されて、一周すると相当バテると記憶しています。
ヤママユ ↓
ヤママユ蛾の空の繭が、相当草臥れた姿で出て来ました。そういえば長いこと、ヤママユ蛾の成虫(蛾)の姿を見て居ません。
ホソバシャクナゲ ↓
今回目当てにしてきたホソバシャクナゲが出て来ました。まずは蕾から撮ります。
こりん様が下調べをしてくれていますので、花の素敵な姿に出会えることについて、いささかも心配していません。その点については同行のきなこ様も同じようなことだったと思います。
ムギラン ↓
大岩の日陰側に周りこんで探してみると、ムギランが着生しています。花は未だ付いていないようです。
ムギランは着生ランで、日本固有種です。薄い黄色の一日花を咲かせます。
クモラン、ヨウラクラン、ムギラン、マメヅタランと、この地方では小粒の着生ランに出会えますが、今年はそのうち幾つの花を見ることが出来るのか楽しみです。
里山の裾には田んぼが広がり、のどかな田園風景がありますが、そういう人間の営みのある周辺で野草は逞しく生きていて、種類も豊富です。
後日レポートするつもりですが、今の季節は、里山周辺の花模様を訪ねるのも、楽しいものがあります。
県民の森のシャクナゲ探勝山行のレポートを続けます。
コアジサイ ↓
広い林道歩きの中で、道端にいろいろな花がでてきます。こちらはコアジサイが早くも蕾を作っています。
林道を歩く中で野鳥のいろいろな鳴き声が聞こえてきますが、今回はこりん様がその声のひとつずつについて、名前を教えてくれるのでこれはとても得難いことでした。
シャガ ↓
シャガは今の時季の定番植物ですね。小生が花粉アレルギーに初めて気づかされたのはこの花の良い香りを味わった後のことでした。
鼻の匂いにくい小生が「良い香りがしませんか?」と尋ねると、こりん様、きなこ様が匂いを嗅いでくれますが、「・・・・?」の状態です。
花の時期やその日の時間、あるいは天候によって匂いを放出したり、出さなかったりするのでしょうか。
ヤブウツギ ↓
ヤブウツギの花には、今回はそう度々出会ってはいません。この花を真夏に見るとしたら、相当暑苦しく思うことでしょうね。
クサイチゴ ↓
こういうところでもクサイチゴを見ました。もっと海辺に近いところの分布かと思っていました。このイチゴの実は小生の好物で、甘い香りが何とも言えません。
(この匂いについては鼻の感度が良好のようです。)
オトシブミ ↓
こりんさんがオトシブミ(の揺りかご)を見つけました。オトシブミにもいろいろの種類があることは知っていましたが、このオトシブミは葉の丸め方・たたみ方が雑でしたね。
丸まった葉を開いて、ゆりかごを分解しましたが、老眼の小生では小さい粒状の幼虫(の卵)を見分けられません。 きなこ様は確認できたようでしたので、それで良しと致しましょう。
登山口に到着 ↓
林道歩きに小一時間を費やして、いま登山口に着きました。これからが本格的な山道歩きとなります。
初めてご一緒するお二方は元気そのもので、快調に歩きますが、小生はこのペースに汗を掻きながら何とかお付き合いしていきます。
マンリョウ ↓
道端に実をつけたマンリョウが出てきますが、いつも見慣れたマンリョウと比べると姿が随分乱れています。生育条件によってマンリョウにも姿の違いが出てくるようです。
タチキランソウ ↓
三河山間部では、このタチキランソウをよく目にします。キランソウ(地獄の釜の蓋)と見分けの付きにくいものもありますので、両者の交配種もきっとあることでしょうね。
北尾根に到着 ↓
山道になってから、すぐに県民の森の北尾根に到着してしまいました。これは長い林道歩きの半分にも満たない時間でした。
県民の森をぐるっと馬蹄形に取り囲む尾根は、それぞれに南尾根から西尾根、北尾根と続き、東尾根まで切れ目なく繋がっています。。
小生は東西南北尾根のその境目が何処になるのかは、はっきりと知っては居ませんが、この尾根歩きは随分頻繁にアップダウンが繰り返されて、一周すると相当バテると記憶しています。
ヤママユ ↓
ヤママユ蛾の空の繭が、相当草臥れた姿で出て来ました。そういえば長いこと、ヤママユ蛾の成虫(蛾)の姿を見て居ません。
ホソバシャクナゲ ↓
今回目当てにしてきたホソバシャクナゲが出て来ました。まずは蕾から撮ります。
こりん様が下調べをしてくれていますので、花の素敵な姿に出会えることについて、いささかも心配していません。その点については同行のきなこ様も同じようなことだったと思います。
ムギラン ↓
大岩の日陰側に周りこんで探してみると、ムギランが着生しています。花は未だ付いていないようです。
ムギランは着生ランで、日本固有種です。薄い黄色の一日花を咲かせます。
クモラン、ヨウラクラン、ムギラン、マメヅタランと、この地方では小粒の着生ランに出会えますが、今年はそのうち幾つの花を見ることが出来るのか楽しみです。
コリンさんは鳥の鳴き声で名前が判断出来るようで ステキな方なのですね。
我が家で鳴く鳥も判らない種があって・・鳥の鳴き声は難しいです。
今シャガの香りを嗅いで見ました。
クリやニセアカシアのような甘い香りにちょっと青臭さが混じったちょっと野生の香りがしました。
朝我が家で香っていたのはこのお花だったと判明しましたが シャガが香るとは知りませんでしたのでお勉強になりました。
我が家のオトシブミも落ちないこの種です。
そろそろ出来る頃かもしれませんね。
ムギランのお花が見たいものです。
今回は3人で楽しそうな雰囲気が漂ってきて 拝見していてもほのぼのします。
野鳥の「聞きなし」は結構難しいですね。
ひとつの種類でも何種類もの啼き方を持っているので、それを全部覚えないとついていけないような気がします。
そしてそれを脳みそに覚えこませるのもまた難儀な仕事ですね。
そして、大概の場合、やがてはそのことを放り出してしまいますね。
そんなことの繰り返しです。
シャガの香りを確認していただきましてありがとうございます。小生の場合はそれからじきに頭痛がして、くしゃみの連発となりました。
これが花粉アレルギーの始まりでしたね。
オトシブミにもいろいろ有りますが、これは雑な揺りかごつくりでしたね。
ムギランの花を今年は狙っています。ついでに、マメヅタランも、そして、あわよくばクモランも狙っています。
お連れさんと歩くのは、単独で歩くときとは違った楽しみがありますね。
何よりも探す目の数が増えますので、花探しの成果がぐんとアップします。
そして鳥や地質など他の分野のことについて、これまで小生の手の届かなかったことにも近づけてありがたいことです。
鳥の聞きなしですが、同じ鳥でも個性があり多少違いがありますし、時期によっても、囀りと地鳴きと鳴き分けていますので、私自身もわからないときがあります。
今回聞こえた野鳥の声の聞きなしはこんな感じで聞こえていました。
オオルリ『ホイヒーピピ ヒーリーリージジッ』
ヤマガラ『ツーツーピー ツーツーピー』
シジュウカラ『ツツピーツツピー』
ツツドリ『ポポ ポポ ポポ』
メジロ『長兵衛 忠兵衛 長忠兵衛』(ちょうべい ちゅうべい ちょうちゅうべい)
などなどです。
ぶちょうほうさんが言っていたキクイタダキは、なかなか見られない野鳥です。野草にたとえれば・・・珍しいランのように感じます。
続きを楽しみにしています。
野鳥の聞きなしの実例を教えていただきましてありがとうございます。
この鳴き声を覚えるのにもう一つの要素として節がついてきますね。
それを覚えられれば〆たものですが、それがなかなかでした。
そんなことですので、今後は10種類くらいを覚えることから始めて少しずつ数を増やすようにして行こうと思います。
そうなると、ヤマガラ、シジュウカラ、コガラ、オオルリ、ミソサザイあたりからになるのでしょうね。
メジロとウグイスは大丈夫そうですが、キツツキの仲間も種類わけが難しそうですね。
キクイタダキはあれ以来もう50年以上見て居ません。
あの頃は幾らでも見られたのですが。
そうそう、できることなら猛禽類の見分け方もレパートリーに入れて置きたいところですね。
跳ぶ姿からではトンビとオオタカの区別すら出来ませんので。