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細雪




先日記事にした「日本では公共の場所で読めない恥ずかしい谷崎」に続いて「細雪」を手にしている。


初めてこの小説を読んだのは、吉永小百合が雪子役で映画化されたとき...ワタクシ、おませだったんだ。

その頃の感想は残念ながら忘れてしまったが、今のわたしには関西弁が音楽のように心地よい。会話文はもちろん、地の文まで関西弁で読んでしまう。ジムでエアロ・バイクを漕ぎつつ音読しそうになる。


美しかった祖母や大叔母のこと、それから派手な母(笑)とワタクシと妹2人(3人姉妹)で外出すると必ず「細雪みたいですな。ははは。」と言われて母がひとり大喜びしていたことなど思い出し、忍び笑いする。
それにわたしには馴染みのある固有名詞がばんばん出て来るので、外国に住む身にはごちそうな小説である。

この小説、第二次世界大戦前夜が舞台だが、わたしが育った環境はこの頃とあまり変わっていないかもしれない。


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