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Brugge Style
平穏ブルージュとヒュームの法則
空気が清らかに感じられるほど冷たく、心躍るような冬らしいお天気の今朝。
お客を迎えるために、門にクリスマス・リースを飾っていると、近所のマダムが「そんな凝ったリース、盗られちゃわない?」と話しかけてきた。彼女、最近ゲントから引っ越して来たのだ。
「ブルージュですもん、大丈夫ですよ。毎年飾っていますけれど、問題ありません。」
去年まで大丈夫だったから今年も大丈夫、という理屈は正しくないが(ヒュームの法則がある・笑)、ブルージュはヨーロッパの他都市と比較しても軽犯罪を含めた犯罪が少ないと思われる。もちろん油断は禁物。でも、わたしの知り合いには玄関に鍵をかけずに出掛けたりする人もいるし、夜間の一人歩きをしても脅威は感じない。
ブルージュ警察署の管理職を努める義理の叔父が、「ブルージュの警官は大きな事件があったら使いものにならないよ」と言うくらい平穏。
昔のコミュニティが残っているからなのか...こういうのはブルージュのいいところの一つである。
ブラッセルからのお客は、「マンションの管理会社にリースなどであっても玄関には飾らないように、って言われたわ。マンションの中なのにねえ。」と...
太陽は明日も東から昇るのか?さあね、何があるか分からないよね。
ブルージュは今年も来年も、その次の年も、今まで通りクリスマスの飾りが盗まれたり、放火されてしまうような街にならないことを願わずにはいられない。
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