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もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

青森・半島の旅ー5

2010-08-23 16:13:52 | Weblog
  3日目。
 前夜も蒸し暑くぐっすり眠れず、早朝起きだす。

 トイレの前には、寒立馬のレリーフがある。
 男性用の前には父馬。女性用の前には母子馬と分かれている。

 対岸は北海道。
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 東屋から確かめられなかったが、眼下には複数の漁船が漁をしていた。
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 ところで、前日通り過ぎた「ヒバの埋没林」を見逃すと悔いが残ると思い少々戻る。
 標識に従ってわき道に入ると、起きだす前の集落が。

 <原発のある村で>
 出迎えたのは、一軒の廃屋。
 DSCN9179.jpg 
 大きな家だ。どんな人たちが住んでいたのだろう。

 その隣には「猿ケ森小・中学校」の校門が朝の光を受けていた。
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 何年か前に閉校したのだろう。人の気配はなかった。
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 降車の建て方には懐かしさを感じる。
 
 玄関前に、そんなに古くはない村長の大きな碑文。
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 「新しき あすへ 進まん」とは?
 これまでの生き方を捨て、原発に頼る村を夢見、目ざそうとしたのかなぁ・・・

 運動場の隅では、旧教職員住宅?が崩れかかっていた。
 DSCN9189.jpg
 目先の欲が生み出す矛盾か。
 原発は、集落の崩壊を救えるのか!<emoji code="a003" />

 <猿ケ森ヒバ埋没林」>
 入り口の駐車場に着いたとたん、とんでもないほどのアブの集団に囲まれた。
 「ぼち村」でもアブが集まってくるが、その何倍も<emoji code="a006" />
 息もつけないくらいに。

 「タカ」は行こうとしないので女房が付き添い、一人で出かける。
 歩きだすと、あのアブたちは追っかけてこない。
  
 400メートルくらい進むと小さな沢。
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 この沢の砂には砂鉄が多量に含まれているようだ。(手前簿大きな沢にはなかった)

 それを渡ると案内板。
 DSCN9213.jpg
 かって下北半島はヒバの大森林地帯だったという。
 それが、2500年前から太平洋岸に大量の砂が吹き上げ、多くが立ち枯れたまま埋もれた。
 今この沢沿いに残った183本は約1000年前のものといわれる。
 DSCN9200.jpg
 周りは、クロマツの防風林。
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 猿ケ森大砂丘には、もっと多くの「ヒバ」の枯木が埋まっていると思われる。

 これで安心して、再び「ゆとりの駐車場」に戻る。

 途中、ここにも巨大な風力発電の基地があったことに驚く<emoji code="a006" />
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 その林立の様は異様な感じを受けた。