もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

吹雪の中の“辛しれんこん”配達

2008-12-29 12:04:58 | Weblog
  今日はおだやかなぽかぽか天気になりました。
 午前10時に10℃。我家の周りは、晩秋の感じです。 

 昨日午後2時ころ、七ヶ宿町長老地区の2人に“辛しれんこん”を届けに行きました。
 吹雪、視界不良でしたが、除雪がしっかりできていて問題なし。

 一人は畜産業(昔なら“ばくろう”と呼ばれる仕事)をしているWさん。
 奥さんはフィリピンの人。この豪雪地帯の山里で、地域にしっかり馴染んでおられた。
 去年訪問した時、「あしたフィリピンに帰るよ。これ、うまいのね。」と言った。
 その言葉が、ずっと引っかかっていたのです。
 ひょっとしたら、お土産にしたかったのかな?と。
 プレゼントした量は、二人分だからわずか。

 それで今年は、お土産にできるくらいプレゼントしようと行ったのでした。
 ところが、シャッターが閉まったまま。人の気配がない。
 アレッと思いながら、向いのうちに訊ねると、7月ころから見かけなくなったとのこと。
 何があったか分からないが、おだやかに過ごしてもらえればと願う。
 郵便受けに2個入れて離れました。
 コピー ~ DSC_0012.jpg
 手入れの行とどいたスギ林。近くに、南蔵王青少年旅行村が休村中。
 
 少し上ると、先月完成した砂防ダムが雪の向こうに煙っていました。
 コピー ~ DSC_0013.jpg
 午後1時すぎ。もう夕暮れの寒々とした雰囲気でした。

 次に寄ったのは、町会議員をしている酪農家のSさん。
 父親のじいちゃんは、満蒙開拓から引き上げてきた筋金入りの開拓者。
 顔を見によるのです。
 間もなく90才。話しているうちに眠くなってお昼寝になりましたが、来年もまだまだ元気。

 吹雪の中、息子を迎えに大急ぎで施設に向いました。
 山は本格的な雪降りになっていました。