花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

藤 3

2007年04月30日 21時39分14秒 | 春夏の花
去年、一昨年は遅いめだった藤の花だったが今年は普通でタイミングが良かった。

藤は写真にするのにブツブツ画像の類になりかねないので注意が必要だが、これは多分にその気がある写真。
ただ、背景で紫色が丸くボケているのが私としては面白く思える。

9xi+STFで。
フルサイズの広さをもてあまし気味でもあるが、多めの前ボケを入れてみたかった。
ちょっと妙な構図になってしまったほうが印象に残る事もある。

陽だまりの猫

2007年04月29日 21時32分35秒 | ねこの風景
老いぼれて家のベランダさえ野良猫の縄張りに取られてしまった飼い猫、
窓からさす夕日に何を思うか。


結局、例のα-9xiを買いなおした。
ついでに、新しいスキャナも買ってみた。技術の進歩を感じた。

100円のフィルムだと、超バッチリ写せた場合には600万画素くらいにスキャンしても耐えられる感じだが、大体は2~300万画素のものだと考えるべきものか。
フィルムカメラの場合、画質はレンズとフィルムが全て決定してしまって、本体は使い勝手だけのものだというが。
レンズはそれなりのものを揃えているので、そのうち、良いフィルムを買ってやってみよう。
アナログは金のかかる事だ。

同じシチュエーションで同じレンズ、デジタルで。
オートホワイトバランスが嘘だが、矢張りデジタルはすごいなぁ。

花水木

2007年04月26日 22時37分27秒 | 春夏の花
実に奇妙な造形の、開きかけのハナミズキの花。
この植物は、日本からアメリカのワシントンに桜を贈った時に返礼として贈られたものだそう。
その時の和名はアメリカ山法師と付けられたということだが、後からつけられた花ミズキは良い名だ。

このくるっとした花びらっぽいものがビロっと開いてくると、ヤマボウシの花に似た感じの花になる。

西洋辛子菜 4

2007年04月25日 22時35分27秒 | 春夏の花
前回のリベンジで撮ったままであったが、いい加減使わないとこれも時期ハズレになってしまうので、今日はこれを。
今ではもう背景の木も新緑になっているが、鉄錆色の橋と曇り空の殺風景な中での黄色い花がいい感じの写真なので、木もこの方が雰囲気が良い。


菜の花のカタマリの写真。
大量の黄色は思考力を麻痺させる力がある。

多線ボケっぽくなっている辺りが、ポワポワした感じに写って、より菜の花らしい感じ。

川鵜 5

2007年04月24日 22時56分33秒 | 
今日の更新はあっさりと。
最近のセキレイやスズメやカワラヒワと同じ時に撮った、カワウの若鳥。
胸と顔の白いのが大人のウと違う。

何かポーズを決めないかとしばらく待ってみたが、何もしないときは本腰を入れて何もしないのが大きい水鳥というものである。
セキレイやスズメやヒワに気をとられている間にも、このまま遂に動くことはなかった。

桜 6

2007年04月23日 22時45分37秒 | 春夏の風景
今週末からゴールデンウィークが始まるというタイミングになってしまったが、今年の桜のまとめ。
最初の写真は3/21に一本だけずいぶん咲いた枝垂桜。
大自然の産物ではないシダレザクラなどは、垣など多少人為が見えるほうがサマになる。

4/1
動物園でペンギンにまぎれるのはゴイサギだが、コサギもベタっと立つとちょっとペンギンっぽい。
桜の開花具合はまだポツポツ。

4/7
勧修寺の満開の桜。
建築物にはやはり山桜より染井吉野が良く似合う。
建物が真っ黒になった分、桜の立体感が妙に目立って不思議な感じ。

上に同じ
カエデの花と若葉と桜の競演。
ここのお庭はまとまりすぎていて撮らされている感があり、あまり嬉しくない。
しかし良いものは良い。

4/8
中望遠で限界くらいまで絞れば桜吹雪が撮れるのではないかと急に思いついてやってみた一葉。
絞りすぎ+高感度でモヤっとしたのをシャープネスでごまかした絵画的な写真になったが、部分的には上手く花びらが入った。

4/21
一重の桜は終わって、八重桜の頃。
これも綺麗だが、やはり少し違うものと見てしまう。
これが終わると、そろそろ初夏の気配までしてくる花である。

山吹 2

2007年04月22日 22時27分39秒 | 春夏の花
水面に写りこんだ、というのはベタなものだが美しい八重咲きのヤマブキの花。

デジタルだと一工夫しないと上手く撮れない。これは一工夫したので上手く撮れた。
アナログの場合はやはりずいぶんダイナミックレンジが広いのだろうか、この画像はスキャン&色調整で一部黄色が潰れているが原本は全面的に諧調が残っている。

デジタルで比較用に
と思ったが日が陰ったのであまり比較にならない写真。

それにつけても、α9xiのあのファインダーは良かった。STFは元来アレで使うべきものであることがよく分かった。

無題

2007年04月22日 19時14分24秒 | Weblog
さて、本日は昨日購入・試運転したカメラの次元の違う素晴らしいファインダーなどについて激賞する予定であったが、そのα9xi、一晩寝て、起きたら、壊れていた。
古いとはいえ92年式なのだから、そんな骨董的なものでもないはずなのだが。
スムーズに返金して頂けたのはせめての救いだが、出鼻を挫かれるとはこの事だ。
あのファインダーを一瞬使わせて取り上げるなんて蛇の生殺しだ。
ひょっとしてデジタル専用レンズを装着してみたのが原因かとも思ったが、類例がネットに報告されてないのでわからない。
症状は、電源をつけるとシャッターが切られて、その後シャッターボタンを押しても反応しないetc.

以下は、その形見となったネガフィルムを99年式のスキャナでフィルムスキャンしてみたもの。
フィルムは実験用だったので1個100円だったコニカミノルタのiso400。
STF
デジタルのフルオートでは、まず露出が上手く行かない山吹の花だが良いように写っている。
スキャナがダメだが、お店プリントしてもらった分は赤すぎる以外非常に美しく仕上がってくれた。
自分としては、お店現像やスキャナの理屈は分かっていないので、実際のところがもうひとつ分かっていない。
28mm、たしかF11くらい
椿の花と、咲きかけの躑躅のトンネル。
お店プリントのはコントラストクッキリシャープな仕上がりだが、これくらいだったかなとこちらでネガから調整。なんて言うととてもカッコいい。
スキャナはダメだが、ハイライトもシャドウも、諧調が良く出ている。

両方とも端が赤茶けているのは、プリントの時にはカットされてる部分。
計算して撮ってるのに結構勝手に切ってるのな。


等とやっていると、微妙に飽きの気配が漂ってきた頃に目新しくなかなか楽しく、やはり探して買いなおして更に踏み込むべきか、それより他に何かやるべきことがあるんじゃないのか、と悩みの種を無駄に増やしてしまったこの週末であった。




MINOLTA α-9xI

2007年04月22日 01時42分51秒 | Weblog
血迷ってみた。
銀塩一眼レフ。α 往年のフラッグシップ。

動機は、立派なものをいくつか後付けで考えたが、要は、E410とGX100にかきたてられた物欲が今ひとつ不完全燃焼でモヤリとした気分に、このありえないスタイルがガシッと来たことによる。
xiでない方のα-9のようなカメラなら今後もデジタルで現れるだろうが、このスタイルの復活は昨今の事情から、まず考えられない。
内蔵ストロボの無い形ならEOS5Dでも時期αフラッグシップでもだが、モードダイヤルすら廃したスベッと感は特筆に価する。


以前にも書いたと思うが、今以前に使ったフイルムカメラは写ルンですを1,2度触った程度で、基本的には、このまだるっこしさがダメ。
撮ってから現像に出して出来上がってくるまでのお楽しみ、などといっている間に、まだっるこしいというかまだっるっこっしいと言っている間にゲシュタルト崩壊する感じがダメで、デジカメに魅力を感じたのはその掟破りに爽快感を感じた事によるところが大きい。

そんなこんなで、数ヵ月後にはインテリアと化していてもそれは問題ない。



MINOLTA α-9xi

2007年04月22日 01時41分07秒 | Weblog
ということで優美なデザインを持つこの物体を手に入れたのであるが、実用品として扱うにはレンズ込みで見る必要がある。のに気付いたのはショーケースからこれが取り出された瞬間のことであった。

SONY135mmF2.8[T4.5]STF
ソニー製のSTFは、この写真だと結構なように見えるが、フードをつけると変に間延びしたように見えて、使用感とは別に見た目感は良くない。

KONIKAMINOLTA DT11-18mm F4.5-5.6D
デジタル専用レンズではあるが、ワイド端のときに四隅が切れるのと、フードの先まで写ってしまうだけで、13-18mm超ワイドレンズとして問題なく使える。
シルエットは問題ないが、コニミノDTレンズの銀リングが何故かチャチっぽく見えてしまう。

SIGMA aspherical 28mm f1.8
鏡胴を覆うゴム皮が擦り切れて使用感満点になってしまったレンズだが、バランスが最も良く、非純正ながら実はこれが一番似合ってしまった。

MINOLTA AF MACRO 50mm F3.5
手持ちの中では一番小さいレンズで、このボディにはたぶん小さいレンズが似合うと思うのだが、太さの割に結構長さがあるのでちょっとアンバランス。
水色の字がチープ。

Tokina AT-X AF 100 MACRO internal focus
STFを買って正直要らなくなったレンズだが、クラシックな外装がこの本体に良く似合う。ただ、残念ながら需要が無い。

MINOLTA AF REFLEX 500
これも100-400APOを買ってから、重い割に不便なので使いどころの難しいレンズだが、ツルリヌルリとしたカタチがとてもよく似合う。
似合うが、超望遠域はデジタルの独壇場であると思う。

MINOLTA AF APO TELE ZOOM 100-400/4.5-6.7
悲惨なほど似合わない。


一初 2

2007年04月21日 21時54分29秒 | 春夏の花
桜も終わって、撮った写真を幾つかにまとめてアップしようかーと思っているともう、藤や気の早い杜若なども咲き始め、アジサイなどもスタンバイ入っているこの頃。
写真は、ツバキの赤をバックにしたイチハツの花。

これからの時期は桜の頃にも増して展開が早いので気を抜けない。

小千鳥

2007年04月20日 21時01分41秒 | 
菜の花の川原でコチドリ。
花まで画面に入れば良かったが、鷺くらいの生き物であればそれも出来ただろうが、
極々小さい花がチラッと写るくらいにしか出来なかったのは名前の通りに小さい鳥だったからだ。

目が大きく用心深く、走り回るので近くで落ち着いて撮らせてはくれないが、
たまたまどこかから逃げてきたのが近くに停まったので、そこそこに写せた。