花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

猫玉

2007年12月31日 12時00分55秒 | ねこの風景
丸まって眠る猫。
見るたびにちゃんと生きてるのか心配になるこれと同じ猫。
意外に起伏のある形になっているので、目にピントを合わすと足はずいぶんぼやけてしまった。

もういくつ寝ると寝正月、な生活はさすがに宜しくないものであろうが。
酔生虫も人生さ、ということで。

頬白 4

2007年12月30日 23時09分07秒 | 
昨日のと同じ日、同じ場所で。
宇治川を背景に、枯れススキを前景にした、たぶんホオジロ。そのメス。

この川原は、一昨年にベニマシコを見つけた場所であるが、去年、その辺のちょっとした台風で流れていきそうな木を全部切ってしまったので面白味の少なくなったスポット。

こういう模様の鳥はランダムっぽい模様に見えても同種間では細かい模様まで合致しているので、種類を調べるのは簡単そうだが見え方とか写りとかがちょっと曖昧だと未熟者には見当も付かなくなる。
ホオジロとカシラダカ、雄なら模様が濃いのでまぁ分かるが雌になるとまるで見分ける自信がないので、たぶんの保留がついた。


草の実

2007年12月29日 21時57分24秒 | 秋冬の風景
草の名前を調べようかとも思ったが、どう調べたものか茫然とする心持ちになったので、わからないまま本日の更新分としてアップ。
80-200F2.8の柔らかな描写とα700の得意な黄色→オレンジ→茶色の色調の気持ちいい一葉。

乾燥しているシチュエーションだがしっとりとして見える。
ちょっとピント位置が曖昧なのも全体の雰囲気から見て特に気にならないかと思う。

とりとめなく猫

2007年12月28日 23時33分51秒 | ねこの風景
京都も、明後日の天気予報についに雪マークが付いた。
京都府のどこに降る雪か分からないではまるで意味がないが、さて京都市の市街にも降る雪か。


写真は、12月になっても依然温かそうな公園の野良猫。
光が強く、黒目が縦筋になっているので余計に人相が悪いが、もともとが愛想の良い顔つきでない。
被写体との信頼関係を築けていない、とか言うとちょっと格好つけた感じになる。ただし不毛だ。

猫の毛並みがとてもよく描写できていて嬉しい写真。
ついでのHDサイズ。


QV2000UX

2007年12月27日 22時23分07秒 | Weblog
大掃除めいたことをした際に引っ張り出してきた、私の初めて買ったカメラ。
現存するニュースリリースページにはUSBケーブルでパソコンとつなぐだけで画像を自動転送”という驚きの惹句が飾られている。
また超小型ハードディスク"IBMマイクロドライブ(340MB)"を使用すれば、1600×1200ピクセルの最高画質画像を約400枚まで記録できます”に8年半の時代を感じる。
しかし、開放F2.0のレンズでAモード、Sモード付き、主に使っていた時は気付かなかったがスポット測光もできる、結構充実したカメラであった。
当時はSモードしか使っていなかった。絞りという概念は把握していなかった。

カタチは当時既に大振りで無骨なスタイルであった。レンズを外したα-sweetDとほぼ同じ縦・横の大きさである。
素通しだがファインダーも付いている。素通しなのでマクロ域では見ているものと撮れているものが全然違ったりする。

これを買った時にはまだ131万画素のデジカメも現役バリバリだったので、それなりの値段で光学ズームも付いた200万画素のデジカメの選択肢がこれしかなかった。
樫尾計算機(株)、そして世界のデジカメの幕開けになるQV10は1995年のことで、そういうのは後にプロジェクトXで知った。
近年はEXILIMの安デジカメとかケータイデジカメばかりだったところ、画期的な秒間60コマ撮影・秒間300コマムービーのデモ機の発表でまた期待を持たせてくれたのも記憶に新しい。


先の80-200試しの時に折角だからコレを広角レンズ代わりに持っていったところ、なかなか綺麗な虹が出た。
で、当然、写真を撮った。
そして、往時このカメラの出す画質を見て加工材料の類にしかならんと割り切った気分も思い出した。

その経験でフォトショ**が独学ながら仕事に使えるレベルになって氷河期→プーからこっち方面の正社員の仕事にありつけたのは感謝だ。


百合鴎 5

2007年12月26日 22時01分04秒 | 
パン撒きの人に群がるカモメの中に4枚羽のカモメがいた。

と言うには付け根の角度が甘いが、一瞬目が停まる程度の面白味はある一葉。

高速飛行中は尾羽を閉じるカモメも、パンの空中キャッチを狙うための減速に一斉に尾羽を開いて、逆光を透かしてキレイになっている。

滑空飛行型の体としては小ぶりな分、飾り気と無駄のないフォルムの洗練度合いが魅力。
悪く言えば小さくまとまっていて面白味に欠ける。
私は後者を採る基本スタンスだが前者を認めるのにもやぶさかでない。

葉牡丹

2007年12月25日 23時59分48秒 | 秋冬の風景
もういくつでお正月、というタイミングのハボタン。
軽い雨上がりで、葉の間に水がたまっている。
ハボタン相手に霧吹きを使うカメラ爺もいないだろうから言い訳不要だろう。


特筆して何が良いと思ったこともない植物だが、凝っと見ると、なかなか味わい深いグラデーションをしている。

花鶏 2

2007年12月24日 20時45分44秒 | 
例の80-200を持って出たところ、とても久しぶりにアトリが出てきてくれた。
それほど華のある鳥でもないが、複雑な模様をしているので今のシチュエーションには願ったり適ったり。
上げた露出補正の戻し忘れでちょっと明る過ぎになったのが憤死ポイント。

その場で撮って高精細な背面液晶で画像チェックしていた段階では、古いレンズだからデジタルに不向きなのは仕方ないが、ちょっと甘い絵になる。との感想。
しかしPCでRAWデータから見てみたら驚くほどきちんとシャープに写っていた。もう何回も書いたことだが、これだけは何とかならないものか。


背中を等倍トリミング。片足の上がった瞬間。
マクロレンズのシャープさとはいかないが、安レンズの甘い描写とは一味違うキレイなボケ方をしている。


1枚目のフルHDサイズ写真。
とても、良い写りだ。
手に持つたびにギョッとするほど重たいレンズだが、耐える値打ちはある。

鷭 3

2007年12月23日 22時52分07秒 | 
山田池公園の水を抜きかけた葦原をペタペタ歩いていたバン。
奥側の足の前にある枯れ葦が邪魔だが、葦の中指がとても長いことは見て取れる図。

ちょっと無理して撮った写真をレタッチしたのでノイズが立ったが、そういう効果もバンらしいかもしれない。


身を隠す葦の塊を渡り歩くのに、陽の下に晒されるところは急いでペペっと走って渡る。
飛べばいいのに、と思って見ていると、加速用に羽ばたきながら葦の中に消えていった。

いいかげん鳥=飛ぶとも思っていないが、琵琶湖の大鷭は気楽に飛んでいるのにコイツは飛びたがらないもので、そういうところは良く分からない。

MINOLTA AF 80-200mm F2.8

2007年12月22日 22時38分08秒 | Weblog
α700を買って縦グリップも買って、何か新しいレンズが欲しくなってきた。
以前ムツミ堂の中古にミノルタ200mmマクロ(激レア)が¥98,000で置いてあった隣にシグマ180mmマクロが¥9,800で置いてあったのを思い出し、それが良かろうと思って行ってみたが、さすがに¥9,800は売れていた。
ついでにサクラヤに行ってみると珍しくミノルタレンズの中古が増えており、特にこの80-200は、¥29,800(バルサム)と珍しい値段が付いていたので、(バルサム)の説明を聞いて、試させてもらってから購入した。

聞いた説明では、レンズを糊で貼りあわせた修理をしてあるので写りには影響ないものの安くなっているとのことであった。
ボンドとか言わずに糊、のり、と言っておられたのが妙に嬉しかった。正しい言葉だ。

このレンズは全カメラメーカーが鎬を削る70-200F2.8クラスのミノルタ・α版初代である。
大きいが、ズームしても伸びない。ピントリングを繰ると前玉が回るのは古さを感じるが、フードが前玉の後ろ、レンズのボディの方に付くので実際には隠れて見えない。
ミノルタが「ウチの高級レンズはGレンズと呼ぼう」と始めたのがこの後からなので、これは高級GレンズではないがGレンズ共通の金リングは付いている。
後継の"80-200GハイスピードAF"は白レンズになり、中古の相場は現在15万円前後。
その後継の"70-200G SSM"は、遂に超音波モーター搭載で中古24万円とか。それをSONYの新品では34万円。
それはさておき、全体にはそこここに擦り傷があるが、レンズフードも金属性・内側起毛処理で、三脚座も着いており、がっしり重たく高級感あり。
AF中に中でガッチャンと音がするが、スピードは速く正確。

もともとこのクラスのレンズは広いところで人とかを撮るレンズなのだろうが、デジタルの1.5倍で120-300mmであれば、今の季節なら鴨や鴎くらいは撮れるだろう。
エナガやシジュウカラ、ジョウビタキもアップでなければ問題なかろうし。
これまで開放F4.5とか6.3とか8とかの暗闇系レンズを主に使っていたので、F2.8の明るさは嬉しいかもしれない。
具体的評価は実地に使ってみてから。

光のルネサンス2007 2

2007年12月21日 21時16分37秒 | 秋冬の風景
昨日の続き。
ただし、こちらの方が入り口近くで撮った時間も早い。
昨日更新分のエリアに比べると普通なので後回しにした。

レンズは28mmF1.8。使いこなしたい渋いレンズであるが、点光源のボケが半端な距離だと奇妙に穴の寄ったリングボケになるのか?


エネループ電池を板のように並べた電源で光るツリー。らしい。
電池にして何が良いのか知らないが、物自体はキレイ。
空の感じから、もう15分早く到着したかった。

光のルネサンス2007

2007年12月20日 22時41分13秒 | 秋冬の風景
ネーミングセンスこそ最悪を飛び越えた手の届かない彼方にある何かであるが、要するに大阪市役所前で毎年やっているクリスマス前のイルミネーションである。
市役所前のは並木と仮設ゲートにLEDをくくりつけて、時々音楽と一緒に明滅させるもの。
ちょっと奥まったところまで人波に誘導されていくと、冬バラと電球のボックスと、強気な値段設定の屋台が並ぶ区域まで行き着く。

写真は、せっかくだからDRO全開で撮ってみた図。
“ダイナミック・レンジ・オプティマイザー”などというとエターナル・フォース・ブリザード”とかアクティブ・D・ライトニング”とかみたいな少年の必殺技っぽい厳めしさがある。
そもそも外人の作ったネタであるので英語は仕方ないが、何かもうちょっとマシな言葉の発明が急務であろう。

で、そのDROが効いて真っ暗だったのが浮かび上がったバラの花は、碌な光を浴びていません的なベタっとした色になって、とてもISO200の写真には見えない。しかしDROを切った版では真っ暗になって見えなくなるので、見えたことに値打ちがある。


こちらは場所を20歩移動してDROは軽くしたもの。
お客が麗しくないのが残念だが、やはり赤い方がバラらしく画面が締まる。


望遠レンズでシルエットを。
今回は本題は他所だったのでこのレンズも持ちあわせていた。
どうも昔のパチンコ屋くさくもあるが、丸が揃っているのが素朴に楽しい。

三室戸寺

2007年12月19日 23時38分11秒 | 秋冬の風景
アジサイの花で有名な三室戸寺。
今は特に何も見るところの無い場所だが、今まで行ったことがなかったのと、引っ越してそれなりに気軽に行ける距離になったので行ってみた。
実際特に見るものはなかったが、それなりにツツジなり何かなり、あまりキレイではないが花を咲かせていたのは管理が偉い。
石庭は落ち葉が積もり放題であったが。

写真は、名残の紅葉と塔。
塔には正面扉近くににバッチリ消火器を配置し、見るからに頼もしい気持ちを起こさせ、唸らせてくれる。
お寺自体は印象から瀟洒なものを想像していたが、ずいぶん重厚な感じで良い建物であった。11-18mmを持っていってなかったので撮らなかったが、もっと天気のいいときに再挑戦したい。

鴛鴦 12

2007年12月19日 12時56分27秒 | 
昨日はニコニコでメガCDの夢見館からノスタルジア1907プレイ動画を全部見ていたら日付が変わってしまっていた。まぁ、違法になる前にせっせと見ておかねば。

写真は、しばらくぶりにかなり近づいてもらえたオシドリ。
急に立ち上がったのでピント位置は腹に来ているが、ノートリミングから縮小しているので顔のピンボケもさほど気にならない。

α700は、特にISO400付近で撮る時にRAW形式とJPG形式では画質に大きな差が出来てしまうのが困る。
JPGではノイズリダクションをかけた上にシャープネスをしているような感じで、細部を潰しながら色の境界をモザイク状に際立たせる。
RAWでエッジノイズリダクションを0、カラーノイズリダクションを80くらいにしてやると普通にニコンD300のサンプルで見たような画質を得られる。ん?


カイツブリとオシドリ。
鴨では半端に派手かつ地味で、のでかいためにオシドリの引き立て役にはならない。
冬毛のカイツブリは地味で小さくかわいらしいので合格。

左のオシドリは片足立ちで羽を伸ばしている姿だが、パズルがバラけたような奇妙な形になっていて面白い。

ハイビジョンサイズでもどうぞ。

猫の道

2007年12月17日 21時12分31秒 | ねこの風景
恰幅も毛並みも良いが愛想は悪い野良?猫。
100-400の最大望遠でもここまでしか寄らせてもらえなかった。
ちょっと様子を見る風だったので一歩近づくと、画面で猫の右の笹の隙間が空いたように暗くなっている部分に入って行ってしまった。
どこか猫の都合の良いような所に通じている道にでもなっているのだろうか。


寄れなかった分、トリミングしてみた一葉。
落ち葉の硬質感と冬毛の猫のふっさり感を逆光気味の光が上手くまとめてくれた。
写りはちょい眠いが悪くは無いんではなかろうか。