花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

玄宮園

2016年04月29日 00時54分37秒 | 春夏の風景
彦根城の庭、玄宮園。
大きくはないが、どこからでもお城が見えるように、ひらけて作られているので印象は広々としている。
緑が新しい季節で色彩鮮やかではあるが、ちょうど花がなくて、その点ではオフシーズンであった。



いちおう咲いている花として、松の花。
単純に綺麗なものではないが、これはこれで面白みのあるものだ。

彦根城

2016年04月27日 02時24分41秒 | 春夏の風景
先日、姫路城を見て、城も良いものだと思ったので、京都から反対方向の彦根城。
ここも昔から残っている遺構で、国宝になっている城。
流石に姫路城に比べるとスケールが小さいが、庭はこちらが良いかもしれない。



この辺は歴史的に城跡の多いところで、小城と砦は無数にあっただろうが、
有名どころでは浅井長政の小谷城、のちの豊臣・羽柴秀吉の長浜城、織田信長の安土城、
その残りを利用した豊臣秀次の八幡山城、武将といえば三成の佐和山城、
そしてこの井伊家の彦根城が琵琶湖の東側50kmほどの間に並んでいる。

もうちょっとパッとしていても良いと思うのだが、明治以後の徳川の重鎮のイメージか、
ごく近年のよいにゃんこ以前の影の薄さのために昭和観光の弊害をあまり受けずにいられている。
天守はショボいが構えはなかなかで、ほどほどに立派なお城だ。

Minolta AF 70-210 F4

2016年04月24日 23時12分27秒 | Weblog
α7Rをいまいち使い切れていない気がしたので、
あれほど大仰でない感じのズームレンズを何か、ひさしぶりに買おうと思って、
SONYの70-200F4はどうだろうと思ったが、これになった。

いま、カメラ関連で一番気になっているのはPENTAXのK-1なのであるが、
いまさらPENTAXのKマウントのレンズを揃えなおそうというのも気が遠くなるし、
さりとて今のSONYに大きな額の投資をするのも現状は一旦保留ということで、
お目当ての物のはるか旧式のものにした。

このレンズはわりと気にいっているMinolta AF 28-135 F4-4.5と同時期の、1985年製、初代αレンズ。
でっかいMinokta AF 80-200mm F2.8の小さい版だ。
F4通し70-200級レンズはこれ以降久しく絶えて、2014年のSONYのEマウントでやっと復活する。
見た目の威圧感はその新型よりも少なく、雰囲気は軽やか。
ただし、古い同世代と同じように金属質で重量感があり、長さは80-200とだいたい同じほどはある。

写りのほどは、このように。
先日のアメリカ長元坊、等倍の切り抜き
大阪駅でアクリル板越しの電車、50%縮小の切り抜き

多少の多くらいには、光やボケの周りに紫や緑の偽色が出ているが、これは7Rのローパスレスセンサーの影響もあるやも。
しかしこれほど写ってくれれば新型でなくても良いや、くらいにうれしい気分がある。

アメリカ長元坊

2016年04月20日 00時49分27秒 | 
公園でたまに見る鷹匠さんの、アメリカチョウゲンボウ。
飼われているものとはいえ、こういうのをこう近くで見られるのはありがたい。

写真は先月のものだが、この時は新しく買った古いレンズの具合を見るのも目的だったので、その点でもちょうど良かった。
そのレンズに関してはまた後に。

射干 9

2016年04月18日 00時00分11秒 | 春夏の花
シャガの花とスジグロシロチョウ。
花の裏側の、根本にむかっての色と光沢の瑞々しい感じが好ましい。



それだけでもナニなので、花のアップもひとつ。
この絵の良いのは、花びらのギザギザ部分の透明感と、右の花びらの光沢の粒と、黄色部分の光と影の色具合。
シャガはまだしばらく咲いているが、写真は3月のもの。
時間が経つと咲き終わった花の残骸もついてくるので、早いうちがきれい。

野路菫

2016年04月16日 00時38分15秒 | 春夏の花
春らしい花、草むらの中のスミレ。
これは普通のスミレと見分けがつきにくいが、少し花期が早いというノジスミレ。だと思う。多分。

何気ないもので何気なく更新をつなげる。
「面倒くさい」7割に「せっかくだから」3割くらいの気持ちで再開しているが、
1日の締めにちょうどいいくらいのささやかな達成感になっている。
日々のことはこの程度の何気なさでつなげていくものなのだろう。

伏見の夜桜

2016年04月14日 01時13分19秒 | 春夏の風景
もう桜は散ってしまったが、咲いていたあいだの写真。
伏見の酒蔵と十石舟、と夜桜。
別にライトアップスポットとかではなく、頼りない街灯だけが光源で足元もおぼつかない状況であったが、明るく撮れば予想外に良い雰囲気になった。
実際には、この時期の夜9時なので空は真っ黒であり、こんなに青いはずがない。

 

風がない夜には、この水路の水が鏡のように静かになるというのは知らなかった。
今回はかなり気まぐれ度合いが強い撮影だったので三脚もなしに高感度で無理矢理で、このサイズまで縮小して見るのが限界の画質。
次があればちゃんときれいに撮りたい。

好古園

2016年04月13日 01時13分02秒 | 春夏の風景
姫路城のお庭。
城の天守閣はあまり見えなくて、期待したような借景の絵は見つからなかった。
が、お庭自体はとても良い感じ。

 

途中から雨が強くなってきて、花も水玉模様の石楠花。そして椿と、背景にツツジ。
みずみずしい花の色で若い緑色が引き立っている。

姫路城

2016年04月11日 01時02分01秒 | 春夏の風景
桜の季節の平日に1日お休みがとれたので、雨にはなったがむしろ人も少なくて良いだろうと姫路城を見てきた。
塗り直したのも、もう結構前のニュースになってしまったが、一度行こうとは思っていたのだ。



ちょっと品に欠けるほど白いという話も聞いてはいたが、曇天下で雨や湿気に霞んでいると、遠近感もぼやけて実際より遠くに大きいものがあるように見え、不思議で趣深い雰囲気。



城の中は特になにもないが、上から見る曲輪の構造は格好いい。桜もきれい。しかしやはり人は多い。



大阪城などとは比べようもない、ちゃんとした遺構であることに間違いはないのだが、瑕瑾があるとすれば、敷地内に動物園が併設されていて、城エリア内でも外れの方では牛やインコなど動物の鳴き声が響いてにおいもすることだ。
大阪城の鉄コンぶりはまさに昭和センスだが、姫路城でも昭和センスを楽しめるとは知らなかった。これはこれで苦笑い系の愉しみがある。ほかの城はどんな昭和センスがあるだろうか。