花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

X100V

2020年03月02日 23時28分17秒 | Weblog
富士フィルムのデジカメには興味があった。それこそS5(nikonD200互換機)とかの頃から。

それはともかく、カメラ屋でX100Fをさわって、たまらなく欲しくなったのが半年ほど前のことだった。
その時点でそのカメラが2年ほど前のモデルだったので、次のモデルが出たら買おうと思っていたら案外早く出た。
これもそういうめぐり合わせかと、発売日に入手。

このカメラは昨今の流行には遠い、ズームなし単焦点レンズでボディ大きめの高級コンパクトカメラというやつだ。
しかも光学ファインダーに力を入れながら電子ファインダーと共存する独自路線。
で、触ってみると、いや、やはり、光学ファインダーは良い。
電子ファインダーも充分上等になったが、スリープモードから回復する一瞬の闇がまだストレスだ。
このファインダーはそのぶんの取り回しがスピーディーで爽快、画質も目で見たままに良い。
レンジファインダーカメラ式の素通しの窓なので見えている範囲と撮れる範囲が違うが、デジタル補助で撮れる範囲にガイドラインが出るのも格好いい。

お目当てのフィルムシミュレーションも楽しい。かつて好きだったベルビアフィルムモード(昨日の寒桜の写真)は、こんなんだったかなぁと
ちょっと不承であるが、クラシックネガフィルムモード(昨日の猫の写真)はデジカメらしくないという意味ですごく好みの具合。
フィルムの粒状感というオプションは適当にやってもただのノイズっぽいのでちょっと考え中。

色々いい感じであるので、色々ためしてみたい。


イタリアンのランチセット

2019年12月12日 00時43分47秒 | Weblog
奈良に行くときはいつも近鉄奈良駅から興福寺向きの東向商店街からならまち方面にまず足を向けていたが、今回は東大寺方向に用があったので、反対側の花芝商店街のちょっと上等げな店で昼飯にした。
おいしゅうございました。



飯写真は仕事っぽい気分になるので普段はしないが、せっかくだから雑ながら撮ってみた。
今回は場当たりなのでFE24-105で撮ったが、ガチでこの方向をやるなら寄れる35mmF1.4がいるな。

動物園

2019年11月19日 23時07分24秒 | Weblog
9月、α9にも「動物の瞳AF」が実装されたので動物園で試してみようとしたときの一葉。


基本的に動物園の動物は寝ているか、こちらを見ようともしないか、彫りが深くて目が影になって見えないとかで、試す場所を間違えた感じだった。

ゲームセンター

2019年05月05日 22時07分29秒 | Weblog
ずいぶんな遅ればせながら、噂を聞いて立ち出でた先は、大阪の通天閣の麓、ゲーセンザリガニ。
写真は、普通に動いているアウトランの大型筐体。すごい。
画面にも1986(C)SEGAと表示されている。33年前の機械だ。



アフターバーナー2はブラウン管の色だけちょっと不調だったが、記憶にあったよりガコガコ動く。
ナイトストライカーはそもそも動かないが、あるだけですごい。光るのはちゃんと光る。
この手のゲームは大型筐体の雰囲気込みのものなので、この値打ちはすごい。

ただ、30年前の大事なお小遣いでプレイした感覚が強いので、連コインしなくても満足してしまった。
もともと上手ではなかったのであっさり死んだものだが、そういうものだったのだ。
注意書きに、ゲーム代100円、管理維持費とお布施が100円の1回200円でお願いしますとあるとおり、
積極的にお布施はするべきかとも思うのでそのうちまた行く。

α900の10週年のこと

2018年11月30日 00時19分54秒 | Weblog
2008年にα900が出て、今年で10年目になる。
ちょっと勘違いしていて、それが11月末だと思っていたが、先月10月末で10周年だった。
このところ忙しく、ブログ更新に手が回らなかったので、わかっていてもムリなものはムリだったが。

去年、α700の10周年に際して、2008年に謳われた「フルサイズ元年」のキャッチコピーから、この2018年がフルサイズ暦10年みたいに言っていたが
「元年」は1年なので去年2017年がフルサイズ暦10年で今年は11年であったり、いろいろ適当にボケている。
しかしフルサイズ暦10年にデジカメ進化のマイルストーン的存在であるα9が出て、新しい10年のはじめである11年に
αの評判が飛躍した7IIIから、NIKON-ZとEOS-Rが出て「フルサイズミラーレス元年」とか謳われているのはなかなか良く出来ている。


で、α900である。
去年にα9を導入するまで、途中α55とかα7Rにも手を出したが、実に長い間遊びにも仕事にも、メインで使っていた。
今はさすがに、9が万事において優れているが、900も使うと手に馴染んで心地よい。
特に爆発的なシャッターフィーリングが、今風ではないが、クラシカルな佇まいによく似合う。

もともとカタログスペックに優れたカメラではなかった。
かつての長所は2400万画素とファインダーの良さ、内蔵手ぶれ補正で、短所は高感度画質の悪さ、AF性能の頼りなさ、ライブビュー・動画などオマケ機能のなさ。
10年も経って見ると、時代なりにいろいろ足りないものの、シビアな状況を要求しない範囲に限っては、わりと実用十分な性能があることが逆に明らかだ。
ファインダーの良さだけは未だに比肩するものがない点で、今になってむしろ独自の立ち位置をガッチリ確保している。
「α9はいいぞ。α9は最高だ」というポジションは現在揺るがない私であるが、
もし今、私が死んだら一緒に棺に入れて焼いてほしいカメラはα900に135STFレンズだというくらいに思い入れも強い。



電池ひとつと充電器の寿命が尽きたのと、2度修理に出した電子ダイヤルの挙動が良くない点などに不安が残るが、
動く限りはまだまだ何年でも使っていきたい。


SONY Planar T* 50mm F1.4 ZA 附 α700十周年のこと

2017年11月12日 22時23分09秒 | Weblog
α9に付けるべき50mm単焦点レンズが欲しかったが、Eマウント用の50mmF1.4ZAよりも
せっかくだからα900にも付くAマウント用の50mmF1.4ZAにした。
少し古いモデルだが、発売当初には高価すぎることで話題を呼んだレンズだった。
その後、他社も同じくらいの値段の50mmF1.4レンズを揃えてきたところで、
さらに高価なEマウント用が登場したという流れ。

このレンズの感想としては、
・手触りに高級感あふれる
・AFモーター音は案外大きい
・色のノリ、解像感は大変好ましい
・絞り開放だと光がにじむ、偽色はそれなりにある
そんな感じ。
紅葉を撮ってきた。

  

左から錦木、楓(フウノキ)、楓。カメラ本体はひさしぶりのα700。

そのα700、2007年の10月末に発売から2017年でなんと10周年である。
1年後にα900が出る、それまでの間しかメインで使うことがなかったので使用期間こそ短かったものの、
ちょうど無職になったタイミングで入手したため、みっちりがっつり使った濃さでいえば、かなりのものだ。
下取りに出さなかったのはもしもの時の予備、電池を共用していたからでもあったが、
良い写真も少なからず撮ったので思い入れがあったからでもある。
ひさしぶりに使うと、独特な高音のシャッター音にテンションがあがる。
しかしフルサイズ機に比べてファインダーがとても小さいことに改めてショック。
基本的には今でも馴染んでいて特段古さは感じないが、やはり、あえて今使うなら900の方であってこれではない。
「何も悪くはないが、他が良いだけ」とは、700の発売当時にニコン、キヤノンと比べられたときと同じ物言い。
そういうのはやはり最後までついて回るものだ。

SONYのαは今たいへん好調であるようだが、SONYα自体の10周年も、今回の記念碑的プロダクツの10周年も
公式でも私的にも特に何もなかった。クールなのか、この辺は無かったことにしたいのか。
来年は今でもわが愛機であるα900の10週年だ。
その頃の物言いでいえば「フルサイズ元年」(の2度め。EOS5D初代のときが1度目)だったので、
2018年はデジカメフルサイズ暦10年ということになる。
なにか特別なことがあれば良いが、なくても私はお祝いをしよう。

FE 100-400 F4.5-5.6 GM OSS

2017年08月09日 01時02分40秒 | Weblog
5月末に出たα9のためのレンズ、7月末にやっと出たものがコレ。

いろいろと各所でレビューされているが、人間のような大きいものは従来のAFで問題ないので、
それもやってはみていたが、それはそれとして野に出てみた。

 

で、まさかまさかで、飛んでいるギンヤンマを、工夫しないワイドモードAFの全自動で撮れました。

それもまぁ微妙なところで、流石にトンボのサイズとスピードでは、
ピントが食いつくかは100発10中といったところで、それでも前後の動きが大きいと追いつかず、まっすぐ横な動きでも体にピントが合うか、羽に合うかも5分5分レベル。
ただ、全手動でそれをやろうとしたらそんな立派な確率にはならない。
かなりショック。

単体のものは、等倍6000*4000ピクセルからの切り抜き。
今まで、基本的に観賞用途では低感度でも50%以上の縮小でデジカメ写真は見るべきものであったと思っていたが、
ISO1250だというのにこの画質だというのは世界が違って困る。



ほの暗い森のなかでフラフラ飛んでいたナガサキアゲハ。こちらは急なことで、
あまり良いようには撮れなかったが、それでもいちおう何かそれっぽく写った感じには撮れた。
蝶の動き自体はゆっくりだが、黒い蝶であることでもあって手動では全くお手上げの相手だ。
感度もISO6400まで上がっていて、ある程度、ノイズ調整は手でした方がキレイになるが、やはりこの自動力はただならない。

撮っていた瞬間には、
フ、フーン、コレもできるんだ、あー、そう。やるねー。
と、無駄に機械に敵意を抱くことすらあったが、後からデータを整理して落ち着いてみると、
まだ5~8年は全自動夢いっぱいには遠く、まだ人力アドバンテージはあるなという感じ。
逆に言えば、それよりもっと先の人には、今の人は手動で頑張っていたんだゼと、
せめて知識として知っておってもらいたいと、そういう気持ちになる最新デジタルガジェットである。

α9

2017年05月29日 01時13分33秒 | Weblog
ブログの更新は久々だが、写真は辞めていたわけではなく、
ただ、今も文章を書きながら面倒さが勝ってきて、怠惰に流されていく気分。
ただ、今回のこれは記録しておくべき買い物。噂の新製品α9。

半年ほど前に出たα99mk2も購入をだいぶ検討した。
しかし見た目が気に入らなかったので、いずれのFEマウントの新作と秤にかけた結果、これだ。

連射力とAF力がクローズアップされるα9だが、私が特に気に入ったのはファインダーだ。
ずっとα900のファインダーにこだわっていたものだが、ついに、これなら納得できるEVFがでてきた。
α55の頃からぶつぶつと書き記していたことを考えると実に感無量だ。

次に良いのがシャッターフィーリング。
いまだFEマウントのレンズは小さい35ミリのひとつしかないので、AF力や連射力はまだしばらく真価が見えないが、
噂の電子シャッターだけでなく、メカシャッター使用時も実に軽快なレスポンス。

で、早速の撮影。
まずは木曜日に購入したその夜の本願寺夜間拝観の飛雲閣。



手ぶれ補正も高感度画質も露骨にパワーアップしている。比較対象はやや古いが。
ちょっと残念なのはマルチショットノイズリダクションとかスイングパノラマとかの連射力が活きそうな機能が不採用なこと。
いうほど使わないが、無いと不満。にんげんだもの。



あと、唐門。日中だとくすんでいるが、夜に照らすと肩書通りに派手だ。
もっと派手にしようと画像補正したので、柱にはかなりノイズが浮かんでしまったことに今気づいた。
そこは私のヘマで、細部の描写などは上の写真ともども、iso1600の感度であれば十分以上であろう。



今後もっと良いのが撮れればまた更新もしようし、興が乗れば休止中の写真なども使って再開することもなくもないか。

Minolta AF 70-210 F4

2016年04月24日 23時12分27秒 | Weblog
α7Rをいまいち使い切れていない気がしたので、
あれほど大仰でない感じのズームレンズを何か、ひさしぶりに買おうと思って、
SONYの70-200F4はどうだろうと思ったが、これになった。

いま、カメラ関連で一番気になっているのはPENTAXのK-1なのであるが、
いまさらPENTAXのKマウントのレンズを揃えなおそうというのも気が遠くなるし、
さりとて今のSONYに大きな額の投資をするのも現状は一旦保留ということで、
お目当ての物のはるか旧式のものにした。

このレンズはわりと気にいっているMinolta AF 28-135 F4-4.5と同時期の、1985年製、初代αレンズ。
でっかいMinokta AF 80-200mm F2.8の小さい版だ。
F4通し70-200級レンズはこれ以降久しく絶えて、2014年のSONYのEマウントでやっと復活する。
見た目の威圧感はその新型よりも少なく、雰囲気は軽やか。
ただし、古い同世代と同じように金属質で重量感があり、長さは80-200とだいたい同じほどはある。

写りのほどは、このように。
先日のアメリカ長元坊、等倍の切り抜き
大阪駅でアクリル板越しの電車、50%縮小の切り抜き

多少の多くらいには、光やボケの周りに紫や緑の偽色が出ているが、これは7Rのローパスレスセンサーの影響もあるやも。
しかしこれほど写ってくれれば新型でなくても良いや、くらいにうれしい気分がある。

栗鼠

2015年03月15日 17時40分09秒 | Weblog
東大寺のお隣、春日大社の、この季節には花があまりない万葉植物園。
人がいないためか、珍しいものが顔を出した。



おそらく野生であろう、リス。
簡単に検索してもこういう記事は出なかったので、いつもいるわけではなさそうだ。
警戒心はさほど露わにしないが、虫や鳥よりは賢いので無駄に逃げることをしないのだと思う。

 

目で見るかぎり、薄暗いところで黒っぽいものがカサカサッと動いて、可愛いという感じではない。
写真にして、明るく大きくよく見ると、たしかに本やテレビで見慣れた愛嬌がある。


写真のサイズの問題だが、こちらの画面の都合でもっと大きくできるので、そうしたいものだが
gooブログの限界の都合でこれが限界なのであった。
ひょっとしたら有料版では大きくできるかもしれないが、見えるところにはアピールされていない。
素人がムダに大きいファイルを上げてサーバーを圧迫する対策かもしれないが、ファイル容量の上限設定で充分だろう。
macとかも素でもっと画面の解像度が高いのだし、そろそろ、今どきの写真ブログならばレベルアップできるようにしてはどうか。


黒門市場のまぐろねぎとろ丼

2013年11月24日 23時40分41秒 | Weblog
とりあえずα7Rにはα55用に使っていた適当なSDメモリを使っていたが、
やはりそれなりのカードでないと動作が遅くてかなわないので、
気合の入ったメモリを日本橋に買いに行った。

結局選んだのは、トランセンドの32GB、class10で90MB/s、3300円。東芝なら同スペックで5300円だったが、さてどうか。
正直、メモリーカードの相性が悪くて撮った写真が残らないことは洒落にならない。
α900の時は最初にそれで悩まされたが、日本メーカーハギワラのメモリが相性悪くてa-dataの安メモリが問題なかったので、実際試してみないと何ともいえない。
ちなみに、いままでのα55用メモリはTDKの8GB、CLASS4。現在の価格.com値段は634円。class4だから4MB/sくらい。
スピード20倍以上は、確かに実感できる。
α900用にしているコンパクトフラッシュは16GBで、書き込みは47MB/s。まぁSDメモリも早くなったものだ。

で、写真はその辺から10分ほど歩いた黒門市場のマグロ屋で食べさせるねぎとろ丼。
街なかだがちゃんとした、市場で食える旨いマグロだ。
丼ではないのではないかという疑いはあるが、些事だ。
こういうところでα900を持ち出すのはいかにもアレだが、
最小状態のα7Rだと場違い感もなく、サッと済ませられて良い。

もっと原寸近くのアップでお見せしようかとも思ったが、ちょっと手ブレしてしまっていたので、やめた。
手ぶれ補正がついていれば問題外の安全圏なシャッタースピードでも、ちょっと気が急くとコレだ。
まぁ、マグロは旨いのでみんな食べに行くといい。

7R試運転

2013年11月17日 01時31分49秒 | Weblog
早速のα7Rの試運転。
良いところも悪いところもあったが、軽々に結論は出すまいという感じ。

ただ、画質的にはα900から画素数は1.5倍に増えているが、等倍表示でもより良くなっている。
手ぶれ補正がないため、シビアではある。
手ぶれ補正なしのカメラはpowershot pro1以来で、感覚をつかみ直すというより新しくつかむ必要がある。



一番期待していたMFピーキングの使い勝手は実際良かった。
イマイチなのはシャッターレスポンスの一呼吸置く感覚。
その辺と他に関してはもう少し慣れてから述べたい。