花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

燕 7

2012年04月30日 23時05分30秒 | 
ツバメがいまさら人の姿に警戒するのも理屈に合わない話ではあるが、目線の高さくらいでじっとしているところはあまりお目にかかれない。
スタイルの良さが売りのツバメの写真は尻尾の先まで入らないとつまらないものだが、そういうもの珍しさから。



もう一枚、こちらは遠くの田んぼで巣材をくわえて飛び上がったところ。
下の地面にももう一羽、日差しを受けてテラっている。
ちょっと遠すぎるが、田植えも間近な春らしい雰囲気はよく出ている。

青紅葉

2012年04月29日 23時43分38秒 | 春夏の風景
観光まわりで、いつごろから青紅葉なんていう言いかたを大々的にするようになったものか知らないが、そういう嫌らしさを置けば、綺麗なものだ。

このまま、この葉が赤くなっても綺麗な風景であろうが、こういうのとはずいぶん方向性の違うものだろうと思うと不思議なようでもある。

金鳳花 3

2012年04月26日 00時34分15秒 | 春夏の花
雑草がごちゃごちゃと茂っている一角であるが、花が密に咲くとなかなかに見せる。
黄色いキンポウゲの花と、ぺんぺん草ことナズナの花。



地面には、丈の低いというか、地を這うタイプのキンポウゲと、ムラサキサギゴケの花。

野趣、などという気取ったものではない気ままな姿が良い。

入内雀 4

2012年04月23日 00時52分21秒 | 
散った桜とニュウナイスズメ。
ここでのこの鳥は低いところに降りてきてくれないので絵になりにくい。
しかし散った桜も、これはこれで絵的に面白いかもしれない。



それも、ただの雀ではどうにもならない風景だが、入内なのでそれなりな感じ。
客観的にはほとんど変わらないだろうが、そこはそれの気分というものだ。

花菜 4

2012年04月22日 00時36分49秒 | 春夏の花
半分ほど散った桜並木を背景に、ちょうど満開の菜の花。

正直なところ、アブラナの類は花菜も西洋芥子菜もいまいち区別がついていないのだが、
他所の明らかな西洋芥子菜がまだあまり咲いていないので、それより早めのハナナかと思う。
まあ、そこは重要なことではあるまい。

躑躅 9

2012年04月20日 01時03分58秒 | 春夏の花
春らしく、眠たいハイキーに撮ったツツジ。
単純に明るく補正していたのを戻し忘れた失敗写真だが、
RAWからの修正で白飛びを抑えたらいい具合になったので、Ok。

桜が咲いたとか散ったとか言っていたらもう次の花が咲き始める、いつもの春の様子。

桜 24

2012年04月19日 02時26分38秒 | 春夏の花
東山の大日堂から加茂川の半木の道あたりの桜を見下ろす。
写真は日曜のもので、この時でも遅めの桜が残っている状態だったが、その後も暑いくらいに暖かく、強い雨も降って、今日にはもうほとんどは散ってしまっている。



品種によってはこれから咲く桜もあるが、染井吉野は見納め。



今年は咲くのが遅く、散るのももう下旬に差し掛かった頃になったが、これからの春の花の展開は、この暖かさが続けば暦どおりに辻褄が合っていくのではないか。

花韮

2012年04月17日 01時03分03秒 | 春夏の花
名前はなにやら残念な感じだが、花は非常に綺麗な、ハナニラ。
一輪だけの画面でも、整った形の良さが際立って良いものだが、花は量で攻めるのが王道だ。

弱い光の下でのマットな質感の微妙な青系のグラデーションが渋く、美しい。

辛夷 2

2012年04月15日 00時19分54秒 | 春夏の花
この季節は特に足が早くて、また後で使おうと思って在庫にしていた写真があっという間にリアルタイム性の無いものになる。
そんな写真は、なかなか綺麗に咲いていたコブシ。
よく似て一回り大きい木蓮の花を毎年楽しみにしていて、そちらを優先しようとしていたが今年はタイミングが悪く、
なんだか盛り上がりに欠けているうちにこの写真も古くなった。



といっても、つい先週のもの。
私の気が早いだけでもあろうか、しかし実際の花が散ってしまうと、気持はもう先に行ってしまうものだ。

桜 23

2012年04月13日 01時00分27秒 | 春夏の花
サクラは御所の山桜。
ハナより前にハが出るから出っ歯の人を山桜と仇名する、というのは酷いセンスの話で。
染井吉野のスケール感は無いが、中間色の渋みを保ちつつの艶やかさはこの品種ならでは。

 

寄ると、葉の赤さがより目立ち、花が案外に目立たない。
しかし葉の造形もまた良い。

椿 20

2012年04月12日 01時26分56秒 | 春夏の花
ツバキで有名な法然院の参道の、溝に落ちて洗われる落ち椿一輪。
木漏れ日が当たって、補正しなくても色鮮やかな蛍光色。
上にもたくさん咲いていたが、こちらに目が引かれた。



もう一つ、これも哲学の道界隈の大豊神社の狛鼠。
五色の散り椿の名木がある神社だが、狛の鼠や猿や鳩とか、妙なものもある。
ネズミには、誰かがリボンのように頭に乗せた散り椿がよく似合っていた。


椿 19

2012年04月11日 00時50分54秒 | 春夏の花
ピンクの花の、遅い梅とツバキ。
ありそうで珍しい組み合わせ。
哲学の道の奥の、霊鑑寺の椿の時期の特別拝観にて。
道の表の桜も良いが、少し入り込んで喧騒が遠くなる辺りが落ち着いた雰囲気になって、花を見るのに具合が良い。



お寺の名物の銘木は別にあるが、花はタイミングによるのでその時に良かったものを見れば良い。

桜 21

2012年04月08日 01時06分03秒 | 春夏の花
いつの間にか桜が満開近い。
場所によってばらつきはあり、特にここはよく咲いている。私の好きな背割堤などはまだまだだ。

 

桜の花が風景の中にあると、なんでもない風景も立派な絵になる。



毎年のものではあるが、見飽きない良いものだ。