花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

河原撫子 2

2009年06月29日 22時32分20秒 | 春夏の花
カワラナデシコの花。
横文字名の花のような美々しさはないが、まずまず綺麗な花。
しかし花の引き立つロケーションで遭遇したことがないので、ポテンシャルのもっと高そうなことはわかるが、大袈裟な物言いで語るほどの言葉は持てないでいる。

撮った花ももう新しいものではないか。まぁ、こういう花だ。

桔梗 5

2009年06月28日 22時00分18秒 | 春夏の花
苔の庭のキキョウ。

キキョウの花は、散っては咲いてして案外長く咲いているが、綺麗なところを写真にしようとするなら早い時期に見るに越したことはない。

写真的には、去年までよりカメラが大きくなったせいで期待値よりもボケすぎる計算違いがまだ絶えない。



丁度いいくらいのボケ味は感覚的につかめていない。理屈タイプではないので何かに学ぼうという気もない。
だがそろそろ慣れないと自分的に頼りない気がするので、もうちょっと気合を入れて行きたい。

並揚羽 11

2009年06月27日 23時22分17秒 | 蝶・蛾
花壇にやってきたナミアゲハ。羽が大きく、模様の黒部分が広い夏型のアゲハだ。
内股にまとめた脚と突き出た尻(あたりまえだが)と、きれいなV字の羽が、なんだか良いポーズのように見えて勝手な可笑しみを感じる。



上からの良い角度。ピントが少し奥に合っていて残念だが、どうにもそこまでは狙えない。
桜の時期の春型と比べると、羽が黒部分の多いだけ大きいのがわかる。

春のは奇跡的にシチュエーションが良くてむしろ荷厄介なほどでもあるが、これもこれでなかなか味のある図になっている。
撮った時にはこれでトリミングしたら良いだろうと思ったが、案外纏まっていて切りようがなかった。

金蛇 3

2009年06月25日 22時07分21秒 | 
花のネームプレートにぺったりと貼りついているカナヘビ。
細長い指や腿のまだら模様など、良いトカゲっぷりである。



接写で見る凹凸感も素晴らしいトカゲさである。

基本的にトカゲをじっくり見るということは人生においてままあることではないので、その点でちょっと面白い。

星三筋蝶 4

2009年06月24日 21時07分14秒 | 蝶・蛾
諸々のことに一段落付いて通常更新に戻れそうです。
そんなゆったりした心で、ゆったりと飛ぶ三筋蝶の飛んでいる姿。
背景に面白味のないのは残念だが、ゆっくりする割には撮り辛い動きをする種類の蝶なので、この一葉はなかなか嬉しい。



で、この三筋蝶はホシミスジであった。まだまだ止まってくれないと詳しい種類までわからない。
三筋蝶の中では模様の複雑なホシミスジは一番好きな種類なので、この辺では数の多いものではあるが、まぁ嬉しい。
愛想がなく警戒心も強いながら、時々は良いショットを呉れるのもまた嬉しいもの。


小鬼蜻蜒 5

2009年06月21日 23時45分36秒 | 
ネタ切れでは全くないがここ数日仕事が忙しく、これほど更新の間をあけたのは初めてのことだ。
久々の更新は花とコオニヤンマ。



つくづく、派手な生き物だと思う。
色や模様よりも存在感の強さが凄い。



この顔であり肩であり脚であり、のアップを大きめ画像で。



腰赤燕 2

2009年06月16日 22時05分31秒 | 
ツバメに混じって、同じようで模様だけ違うコシアカツバメ。
数は、居るところでも普通のツバメ10に1くらいの割合で混じるくらいで居ない所では居ない。
とすれば、レアものと思えないことはないが模様の洗練の度が低く、どう見ても普通のに綺麗さで負けている。

例えば、家の軒に燕が巣を作ったとして、この微妙にもっさりしたコシアカツバメだったらガッカリするかもしれない。子供などはコレジャナイと泣いてしまうかもしれない。
だから私はコシアカツバメをコレジャナイツバメと内心で名付けている。




模様なんて飾りですっていっても充分に重要なことだ。

泰山木 3

2009年06月15日 23時01分18秒 | 春夏の花
蓮サイズの花を咲かす木蓮の仲間、タイサンボク。
案外、記憶に残らないので、咲いているのを見かけると懐かしいものを見たような気がする。
そうして、あぁ一年たっていたものだと思うのは、たゆたうような心地よい気分になるものだが、考えてみればこれの他にもそういうものはあるもので、それらを数えると年がら年中あぁ一年たっていたものだ、と感慨にふけっている計算になる。
カメラ趣味をはじめて一年を長く感じるようになったわけだ。

以上、泰山の名にちなんで気の長いような話を。

大水青蛾 2

2009年06月14日 21時47分00秒 | 蝶・蛾
植込みの中に隠れるようにしてじっとしているオオミズアオ。
羽が端からささくれてきているのが絵的に減点箇所ではあるが、花のピンクと水青色の組み合わせが美しい。




植込みの中にメリメリとカメラを突っ込んで撮る。何をしても逃げない。
成虫には口がもともと付いてないくらいに思い切って肝の据わった生き様の虫である。
見る方が遠慮まじりにならざるを得ない。



と言いつつも接写。
蚕の親戚であることが伊達でない、きめ細かいフカフカ感。
紅色部分がとにかく綺麗だ。

燕 3

2009年06月13日 22時21分24秒 | 
餌を与えて飛び去るところのツバメ。
飛ぶツバメほど実用の美を体現した姿は無いが、なかなかじっくりと見れないのはモノがモノだけの宿命か。
こういうときが最大のチャンスだ。



くつろぐ子。
しばらくして飛び立った姿は既に結構な様になっていた。

花菖蒲 6

2009年06月12日 00時34分32秒 | 春夏の花
昨日の続き、同じ梅宮さんのハナショウブ。
左の白い花の奥の萎れたツツジが、今咲いているサツキであればとても良い風景であっただろう。
あるいは花の跡が全く無くなっていてても良かった。
萎れた花も案外ながく残るのが花写真の難しいところだ。



こちらはヒネりなく数の多いところを撮った写真。




とても普通に、とても綺麗だ。

花菖蒲 5

2009年06月11日 01時17分04秒 | 春夏の花
日曜の梅宮さんのハナショウブ。
丁度良いタイミングであった。
ここのは花のある面積もさることながら密度が高いので写真写りが良い。




普段は園芸種より野草の花を良しとする趣味からいえば、濃い紫の基本的なものの方を他の色んなハナショウブより良しとするべきであろうが、それはそれ、これはこれでこういう薄青のが実に心に適う。
まぁ、例外は無いより有る方が良い。
コダワリという言葉はそもそも悪い意味の言葉だ。




白い花は日なたのを撮ると、白が明るくなりすぎて周りが真っ暗になる。
日陰の白いのを、背景を日なたにして撮ると今度は背景が明るくなりすぎるが、色は綺麗に出るのでこちらが良い。
普通に日なたで撮ったものとはまるで雰囲気が変わるので、それも面白い。

紫陽花 7

2009年06月10日 00時44分42秒 | 春夏の花
日曜に咲きかけだったアジサイ。もう咲いている頃だろうか。
この手のヤマアジサイやガクアジサイは咲き揃うとゴジャゴジャして必ずしも宜しくない。
むしろこれくらいがスッキリしていて良い。

このアジサイの木の、この部分は皿状に平面的で、アジサイの柄としては目新しい感があって特に良かった。
青色も色づきかけている状態で、これもまたとても良いグラデーションだ。




こちらも咲きかけてゆく、白いアジサイ。
未熟なものの濃い黄緑からだんだんに白く大きくなっていく様が見えるようで面白い。
右上の方に、先日の小さいカマキリも見える。
縮小してあるので茶色いドットくらいにしか見えないが、原版では一応それらしく見えている。まぁ詮無いことだが。

蟷螂と紫陽花

2009年06月08日 00時07分06秒 | 
咲きかけのアジサイに、まだ極々小さいカマキリ。
熟していない中間色調が目に優しい。

カマキリは1cmほどの大きさであったが、生まれてどれくらいのものであっただろうか。
生まれた瞬間からの捕食者であり、10倍も20倍にも大きく育っていく過程というものを考えてみると、サイズの問題ではなくなかなかスケールの大きい話であると思う。