花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

青鵐 6

2009年01月30日 21時31分28秒 | 
アオジ。腹の黄色と背景の色が良い具合に溶け込んで、柔らかい色彩の画面になっている。


ところで、これらの写真を撮っているminolta100-400APOレンズの後継になるSONY70-400Gレンズが、20万円強で発売になっている。
今のところ、ネットに上がっている作例では良いと思うほどのものを見られていない。
あるいは期待はずれなのか、実はこの100-400が「当たり玉」だとも知らずガッツンバッキン使い潰しているのか、などとも思いつつ、近いうち梅田のソニープラザでじっくり撮り比べさせてもらおう、などとも思いつつ。

鴛鴦 15

2009年01月29日 22時56分12秒 | 
オシドリ、寝起きの水の一杯。
水の中に入る気はないようだ。
なかなか苦しげな体勢だが、水の中に入ってしまうよりこちらがまだしも楽なものなのだろうか。




また別のところで、毛づくろい中。
無防備かつ手抜きな背中は、そういえば初めて見た。
顔や側面に比べてあまりにもぞんざいだ。
まぁ、それも言ってしまえば、鴨らしいとも。

鶯 6

2009年01月28日 23時07分41秒 | 
ウグイスを比較的近い距離で眺めることができるのは今の季節ならではのことだ。
じっくり眺めて嬉しいような派手な鳥ではないが、春のあの声の鳥だという付加価値でもって、この姿にも値打ちがある。

去年も書いたとおり、冬場にはヂとヂュとゲを混ぜたような微妙な声しか出さない。
それはそれで、この姿に「知る人ぞ知る」的な有難味を付加しているのかもしれない。

2009年01月26日 21時01分00秒 | 秋冬の風景
この数日、急に寒さが戻ったところで、今朝には雪が降った。
瞬間的には盛大に降ったが、さほどの量でもなく朝のうちに晴れて全部溶けた。
その、瞬間がちょうど通勤時間であったことだけが呪わしい。

で、せっかくなのでカメラを持ち出していた一葉。
フヨウの、はぜた実に残る綿毛にちょんと積もった雪。
背景の明かりも良い感じ。

頭高 4

2009年01月25日 20時47分35秒 | 
この土日は明るい日差しに恵まれ、鳥撮り日和かと思いきや、あまりの寒さにくじけてしまい、なかなか残念なことであった。
近場・短時間で一応行くだけは行ってみて、カシラダカがいたのに満足して這々の体で引き上げ。

写真は、手前カシラダカ、後ろホオジロ。
見分けにくい両者であるが、胸の赤茶色いのが見えたら、そっちはカシラダカではない。

一昨日まで暖かかったので、桜の新芽の、それらしいのが出てきている。




それにしても見えにくい標的であることだ。
じっと潜まれていたらお手上げだが、チョコチョコ動く時にだけ見える。

鷭 7

2009年01月24日 23時12分51秒 | 
バン。クチバシの額まで発達していない、若鳥のバン。
大きい水草を引き上げたところ、後ろにいた成長のバンが所用ありげに接近してきたので、警戒しつつ去ろうとしているところ。

警戒心の強いバンなので、岸の方のカメラを構えた私のほうには近づいてくれないだろうと思っていたら、こう露骨に沖のほうが難しいシチュエーションになると、結果的に仕方なく近づいてくれる。

この水草を食するのにはずいぶん難儀していたようだが、結局は何とか食せたか、ある程度口にして諦めて捨てたか、少なくとも奪われることはなく、いつのまにか口から無くなっていた。




追われるまま陸までやってきた。
この図ではハトに見える。
無論、バンである。

鵤と蝋嘴

2009年01月22日 22時03分38秒 | 
姿のよく似ている親戚同士であるが、群れるイカルと群れないシメは、頭の中ではけっこう違うものだと認識している。
しかし混ざってみれば、あらためてやはりよく似ている。

体とクチバシの大きさは、どちらもシメが少し小さい。
模様的にはシメの方が凝っているが、えぐい黄色のクチバシの色でイカルの方が目立つ。
声は、断然イカルが綺麗だ。が、地べたに居るうちはイカルも無口なので同等と言えよう。

それにしても、イカルの地べたにたくさん居る風景は何度見ても異様だ。

白腹 7

2009年01月21日 22時03分43秒 | 
シロハラらしく、地べたのシロハラ。
暗がりの茂みから茂みへ渡り歩く途中の陽だまりに寄ってくれないかな、と見ていると、最良の位置とは言えないが、わりと良い所で一瞬止まってくれた。

ベストよりベターの方がこの鳥には似つかわしく思う。
理由は、文にすると長くなるので割愛する。




先月の、木と実と青空とシロハラ。
木の実のほうが主役になっている図だが、こういうのもたまには良い。

蝋梅 5

2009年01月20日 20時48分45秒 | 秋冬の花
まだどうにもテンションが上がらないが、それはそうあるべきだろうから黙ってそうしていよう。


写真は、ロウバイ。
毎年咲いていたが、今年は見当たらなくて、無くなっちゃったのかと思ったらずいぶん思いきり良くカットされていて目立たなかっただけであった。
それでも、いくばくかは花をつけていて、たいしたものだ。





反対側から見ると背景も入るが、余計貧相に見える。
再来年、もっと先には、また大きくカットされなければ、元のそれなりの木以上になるだろう。

鵺 3

2009年01月18日 22時53分01秒 | 
トラツグミ。
派手ではないのに何にも似ていない模様と、適度な大きさのスタイルが何ともいえない風韻をかもしていて、良い。




写真的には、面白い背景のところに居てくれないので難しい相手ではある。

それはそれとして、前回の一部と今回、画像縮小の補間形式を一番原始的に、ぼやかしを入れない方式でやってみた。
特に顔まわりの精細感がパキパキになる。これが良いかどうかは自分ではわかりにくいもので、来月か、再来週くらいの自分がたぶん主観的に最も良い判断を下せるだろうので、しばらくこんな感じでやってみる。

葦鴨と大鷭

2009年01月16日 23時42分11秒 | 
いろんな鴨が群れている中に、ヨシガモとオオバンがいた。バンは鴨ではなく鶴の仲間であることは昔にも書いたが、まぁそれはそれとして。

で、写真は何をしているところかというと、オオバンが潜って獲ってきた湖底の水草を、ヨシガモが奪おうとしているところ。
鴨の仲間でもミコアイサは上手に潜れるし、キンクロハジロも少しは潜れるが、普通の鴨はぜんぜん潜れず、水際の草やプランクトンを食べている。
しかしこの風景を見る限り、水草の方が美味しいらしい。
わざわざ、バンが潜って獲ってきたものを争って奪い合って、勝てれば元が取れるほどには。




そうしているうちにヒドリガモも参加してきて、見るだに邪魔くさいことになっている。




ところで、ヨシガモといえば尾羽のクルっと曲がっているのがチャームポイントであるが、ここに居たのはそうなっていない。
時期が微妙に早くて未だそうなっていないのか、そうならない何かの混血が入っているのか。
ちょっと残念であるが仕方ない。





そうしているうちに諦めたオオバンなどもいる。
いろいろ大変そうだが、上手くやってられれば良いと思う。

冬の紫陽花

2009年01月15日 22時20分12秒 | 秋冬の風景
半年前に花が咲いていたアジサイ、半年後に花を咲かすための新芽が出来てきた。
カラカラになった花の残骸も、芽の生長とともに落ちるのだろう。
新芽の寒風除けのために残してあるものであったりするのだろうか。




遅れて、夏の終わりに咲いていたタマアジサイも最早こんな状態である。
花と比べなければこれも綺麗、と言いたいところだがタマアジサイの花は言うほど綺麗というものでもない。
まぁ、雰囲気はこれもそれも良い。

こちらは、芽の方は未だしで、普通にこんなものであろう。