花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

褄黄蝶 2

2010年04月29日 21時16分16秒 | 蝶・蛾
あまり見ないものでも縁のあるときは続けさまに見たりするもので、今回はしっかり黄色のあるツマキチョウ。
マクロレンズ装着中も逃げずに待っていてくれた。

よく見ると草の葉の裏にアブラムシがたくさんいる。
ツマキチョウはモンシロチョウよりわずかに小さいくらいの蝶だが、こういう対比になると魔獣のように見える。

射干 8

2010年04月28日 21時48分35秒 | 春夏の花
シャガの花は大好きだが、毎年何回も撮っていると、さすがに花単体で写してばかりも芸がなく思え、さりとてひねろうとするとこれが難しい。
基本的に、生えているところがどこも似たような雰囲気であるのがその問題点だ。

で、これは去年撮って良い感じだったシャクナゲを背景にしたものと同じもの。
同じ濃い紅色の花は今のタイミングでは良い位置に咲いておらず、かわりにピンクの花がまずまずの位置に咲いていた。
もうちょっと石楠花の形を出したかったが、そうすると他のゴチャゴチャも目立つ。
まぁ、メルヘンだということでこれも良かろう。

黄鶲 6

2010年04月26日 21時40分20秒 | 
結局パソコンは新しくなりました。ウィンドウズ7。いろいろ慣れの必要なところがありそうだが、とりあえず各種ビープ音が妙に耳障りなのが困る。

それはそれとして、一昨日久々に心行くまで写真が撮れた日に、ありがたくも都合よく現れてくれたキビタキ。
キビタキといえば春の歌声がすばらしいものだが、季節が少し早く歌はまだ控えめで、へろへろしている。
来月あたりに再会を期待したい。



楓も花盛りであるが、それは全然どうでもよく、ただ新緑がきれいだ。

微妙にピンチ

2010年04月24日 21時49分03秒 | Weblog
壊れかけたレイディオは本当の幸せを教えてくれるのかもしれないが、壊れかけたパソコンは何を教えてくれようというのだろうか。
まぁ、遠くないうちに買い換えねばなるまいと常々思ってはいたのだが。
仕方ないので今は別口からの更新。写真の処理的なことはできないので、今回は無し。
明日にでも何とか考えてみよう。

褄黄蝶 2

2010年04月21日 21時14分35秒 | 蝶・蛾
やっと忙しいのが終わったところで、いつの間にか新緑の季節に。
朝のうちに菜の花を見に行ったところで、ツマキチョウを発見。
メスには肝心の褄の黄色が無いのだが、後翅のマダラ模様と前翅の先の尖り具合で他の蝶とは間違えない。

で、産卵中のツマキチョウである。
だいたい4月の間にしか成虫でいないこの蝶では、これから春本番の季節にライフサイクルのラストスパートだ。
もったいない生き様であるようにも思うが、それもまた悪くないようにも思える。

小燕

2010年04月14日 01時17分57秒 | 蝶・蛾
来週頭までくらい仕事が修羅場的なので更新が減っています。

写真は、意外に新顔のコツバメ。小灰蝶の一種で3~4月だけ成虫になる類の。
羽の天面にはムラサキシジミとかのような青い光沢の模様がある。
こうして羽を閉じていると、見た目には果てしなく地味だが、写真で明るく撮って大きく見ると案外に凝った図柄をしている。特に、羽の淵の白黒の縞模様が良い。
花に停まっていてくれればそれなりの絵になったことだろう。

嵯峨天皇陵から 2

2010年04月12日 01時12分40秒 | 春夏の風景
今年は花が咲き始めてからの花冷えと、きつい雨も降らなかったので、ずいぶん長く桜が残った。
おかげで、この風景にも間に合った。
手前右が大覚寺の大沢の池。宝塔の朱色が目立つ。
左奥のは広沢の池。こちらもぐるりと桜が囲んでいる。
の同じような写真に比べると遠景のぼやけ方が激しく、リアルサイズでも清水寺の方までは視認できない。
もうちょっと桜が点々と多くあることを期待していたが、だいたい見えるのはこれだけ。



大覚寺の本堂と池を邪魔な木なしにおさめられるポイントは発見できなかったので、かわりに宝塔部分の望遠図。
この角度なら梅の花の頃でも、そこの梅林が良いかもしれないが、さすがにその季節では寒々しそうだ。



こちらは、そのふもとから程近い後宇多天皇陵の前の田畑。
奥の山は桜がちりばめられた嵐山。
こういう、しっとり長閑なのも趣味が良い。

躑躅 6

2010年04月11日 01時40分30秒 | 春夏の花
去年の夏ごろに嵯峨天皇陵の山に登って、桜の頃ならここは良かろうと思ったことを思い出して、再び行ってきた。
で、下の桜もさることながら、ツツジがとてもとても良い具合に咲いていて、しかも、この時期のこの辺で観光客がほぼ居ないという素晴らしい穴場であることがわかった。



山といっても10分ちょいのルートであるが、道沿いにずっとこの紫の花が咲いていて南側は眺めが良く、こんな良いところに墓を作った嵯峨天皇は大したお人だ。
これが観光スポットにならないのは周辺に一切の駐車スペースが無いからだろうが。それもむしろありがたいことだ。
欠点は、下の学校の運動部からの野太いわめき声が遮るものなく響いてくることだ。
下の桜はまた明日以降に。

赤立羽 4

2010年04月07日 23時55分04秒 | 蝶・蛾
冬眠派の蝶には目覚めの難しい時期であろうが、暖かい日にはキタテハやテングチョウや、このアカタテハの姿を表に見るようになっている。
去年などはソメイヨシノの咲いている時期にアゲハまで見ることもあったが、今年は花と暖かさのタイミングが悪く、そういうシチュエーションはこの辺では無さそうだ。

この写真の背割堤あたりは、4月にしか飛ばないので珍しいツマキチョウを見ることがある場所であるが、それもまだちょっと早かったようで、アレもまだ一度撮って以来写真にできる縁がないので、またなんとか、ものにしたいものである。
5月にはまた5月にしか飛ばないアオバセセリをまた見たいものであるし。
暇か、機材をそろえる金か、どちらかは欲しいものだが両方無いとは如何に。

鶫と瘡の王

2010年04月06日 23時58分39秒 | 
毎年楽しみにしている背割堤のクサノオウはまだ早く、ようやくちらほら咲き始めの頃だ。
これでは絵にならないかと諦めかけていたところ、ツグミがいい感じに登場してくれて、その辺のシダ系の枯れ草と、これも咲き始めの紫華鬘の花とで、ちょっと珍しいような色組みの絵になってくれた。

桜 17

2010年04月05日 23時14分14秒 | 春夏の花
堤防の桜並木の薄いところを横から、空を透かして。
青空に恵まれた日曜の、実に良い具合の一葉。

 

京都で、桜を電線の心配なく写そうと思ったら、かなり遠いが、背割堤が量と距離の兼ね合い的に、良い。

背景をぼやかして撮ると桜の量を誤魔化したような絵になるのが安いが、折角のフルサイズなのでこういうのも収めておきたい。

桜 16

2010年04月04日 23時21分33秒 | 春夏の風景
毎年のことに飽きもせずに、と言ってもこれは飽きるような性質のものではないので問題ない桜。今日のは木屋町界隈の桜。

 

夜のお店の明かり背景、昼のレンガ壁背景、柳背景。
安定して、いかにも桜な美景。
広角では絵にならない事情が透けて見える望遠の構図。