花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

山雀 6

2006年08月31日 22時37分29秒 | 
にじんだ緑が美しい、林の中でシルエットのヤマガラ。
何をやっているのかと、写真にして補正してみると、浮かんできた。
結構な獲物ですこと。

というわけで、8月も終わりだ。
まだ秋にはしばらく間があるが、今朝、空を見ると見事な羊雲が広がっていた。
暑くて嫌になるのとは別に、若干の爽快感もあった。

飛七節

2006年08月30日 22時31分21秒 | 
虫。という言葉のニュアンスに非常に忠実な、ただただ、虫としか言いようのないフォルムを持つ、トビナナフシ。

普通のナナフシは枯れ枝に偽装して、傍目には基本的に何もしていないつまらない虫であるが、その親戚のトビナナフシは、このようなやる気のないカマキリじみた、やはり特に何もしていない生き様の虫である。

自然の懐は結構深い。

三筋蝶

2006年08月29日 21時50分10秒 | 蝶・蛾
ミスジチョウ。星三筋、小三筋など似たようなものとは微妙に異なる。
微妙にしか異ならないので、目的がなければ区別する理由も無い。

体の青い光沢が美しい。
裏面はこんなの。基本的には羽をべたっと平げて停まる。
星三筋と比べると、明らかに模様が少ない。
勝ち負けで言うと負けている気がする。
表面を比べると、並べたら微妙に違う気もする、程度。だが縁の白斑がある星三筋が、こちら面でもやはり勝っているように思う。

そんな三筋蝶に、残念賞を謹んで差し上げたい。

星五位 2

2006年08月28日 20時53分37秒 | 
オシドリやカルガモと一緒の木陰で、また妙なものが居ると思ったものは、五位鷺の子。
こちらは子といっても充分に大きく、迫力もある。

松の木の皮をクチバシでめくっては落としていたが、何をしていたのだろうか。
おかげで、足元左の枝が妙につるつるになっていて、木がかわいそうだ。

すぐ下は池の水面。完全に白飛びして、切り抜いたように背景が消失している。
上から見た構図にしては奇妙感のある一葉。

2006年08月27日 20時56分04秒 | 夜景
昨日の、夕立からダラダラと夜まで南東の方で雷が鳴っていたのを、あまりにしつこいので写真に撮ってみようとしたが、ロケーションを確保するほどやる気が無かったので適当にやってみたものの、いざやってみたらきちんと写って、もしかしたらちゃんとしたらもっと良いのが撮れたかと軽い後悔もありながら、それは今後にチャンスがあったときの課題にしようという心の動きのあった一葉。

小紫蝶と雀蜂と泥蜂

2006年08月26日 23時06分57秒 | 蝶・蛾
オオムラサキ蝶は有名だが、コムラサキ蝶というのもいる。
良さげな樹液ポイントに陣取るスズメバチを囲むコムラサキと小さい蜂だが手出し不可能の場面。

コムラサキもオスは鮮やかな紫の光沢があるらしいが、今回のはメスだったらしく、ストロボを浴びせても光らなかった。
もう一匹同じのが近くにいたのだが、コムラサキだと知っていれば粘ってみたところだがこの時は知らなかったので分かりやすい写真に収めたことで満足して引き上げた。

既に夕立っぽかったので、どのみち仕方ないところでもあった。

黄斑せせり蝶

2006年08月24日 21時42分02秒 | 蝶・蛾
漢字が文字化けする規格外の蝶、セセリのなかでもまあまあ綺麗な、キマダラセセリ。
かなり遠いところから望遠+トリミングでの写真。
ボケの向こうでは白い花が咲いている。


暗いところでの、甘めの写りでノイズっぽいのが最近良く思えてきて、世間一般的には決して好ましくない傾向だが。
この良さを語るようになったらかなり終末期であろうとの自戒の念を込めつつ。

トラックバック許可制にしました

2006年08月23日 22時37分11秒 | Weblog
今日のエントリーをアップして、記事を確認する30秒の間にエロブログのスパムトラックバックが入っていて、それを消す際にトラックバックの許可制ができるようになっていたのに気がついたので、そうしました。
別に何がどうというわけでもないですので、普通に送って貰える分を不許可することは特にしない方針ですので、構わずにどうぞ。

法師蝉

2006年08月23日 22時17分40秒 | 
つくつく法師。つくつくに漢字は無く、法師蝉と書くそうだ。
アブラゼミやクマゼミよりずいぶん小さいが、鳴き声の特徴で存在感に劣らない暑苦しい蝉。
夏の直射日光で白飛び黒つぶれドンマイな一葉。
ストロボをつけると妙にキラキラした。背中の模様が何かに見えそうでもある。

ところで、ツクツクホウシの鳴き声をツクツクホーシとするかオーシーツクツクとするか、辞典レベルでも表現が分かれるらしい。
そう思って聞いてみると、蝉の方に特に一貫性が無いように思えた。

胡麻斑蝶

2006年08月22日 21時22分15秒 | 蝶・蛾
ゴママダラと書いてゴマダラチョウ。
さっきNHKでやっていたアサギマダラに似ているが、よく見ると全然違うので間違えるには至らない。
この写真では分かりにくいが目と口のストローの黄色が鮮やか。

ボロっていて弱まっている個体だったのであまり綺麗ではない一葉。そろそろ季節は下り坂へ向かう。

柄長 5

2006年08月21日 21時41分32秒 | 
並んで思い思いのポーズをとるエナガ。
晩秋から初春の間はポワポワだったのに、写りは今ひとつながらも質感がバサバサ。

そのことは残念だが、特に真ん中左のポーズが決まっていて、若干ナメネコの類を感じさせるのが味な一葉。

鴛鴦の子

2006年08月20日 21時31分02秒 | 
木陰で休憩中の鴨に混じって、ひときわ小さいのはコガモかと思ったらオシドリ。
しかし、オシドリにしても体のバランス的に子供っぽく、若鳥と言ったほうがニュアンス的には正確だろうが、まぁそんな感じ。
背景のカルガモも付き合って木の枝で休憩。
日差しが強く、木陰の外は真っ白に飛んだ。

望遠で見ると、大きい目がきらきらしてるのが可笑しい。頭の毛がぽわっと立っているのもポイントが高い。

泳いでるところも。
実に気持ち良さそう。
なぜカルガモの群れに一匹で混じっているのかは謎。


とりあえず、前回のメスの失敗例を挽回できたので良しとする。

姫茜と女郎蜘蛛

2006年08月19日 21時46分56秒 | 
姫と女郎が並んだ一葉、だがたぶん両方オス。
ヒメアカネとジョロウグモ。
一見、トンボが口から糸を吹いているようにも見える。
何もこんなところに停まることもないようなものだが、蜘蛛のこのサイズでは舐められたものなのだろうか。


トンボは、舞妓茜か姫茜か、今ひとつ判断が付きかねるが、舞妓と女郎ではキツいので姫茜だということにした。
この写真だけではよほど詳しい人でも分かるまい。


眉立茜

2006年08月18日 22時47分22秒 | 
ごく小さい赤とんぼ、マユタテアカネ。
光線の具合で肝心の目の眉っぽいツートンは見えにくくなっているが、つまりそういう命名の由来である。
赤とんぼの種類の多さなど、普通に生活している中で全く縁のない話であるのに多いものは多いというこの面白さ。

背景の深い緑の中に赤が締まって良い色彩の一葉。