花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

紅猿子

2006年03月31日 23時25分34秒 | 
ベニマシコの後姿。
非常に思い切った名前の鳥だが、顔を見ればその気持ちは分からないでもない。
ただ、オートフォーカス殺しの背景とマニュアルフォーカスの極めて分かりづらいレンズのため、この一枚以外は極めて残念な惨状を呈した。

顔が赤く尾が長く、基本的に木の枝の上にいる鳥。
赤マシコという親戚もいる。
どちらも妙に語呂の良く覚えやすい名前。

遠景の半端な青は、青空ではなく川面である。

頬白 2

2006年03月30日 22時21分57秒 | 
随分とまた、ぺったりとしたホオジロ。
寒い日はモコッとして、頭にはトサカを立てたりする鳥なのだが、暖かい日、こんな形でセキレイなんかと一緒に走っていると違う生き物に見える。

凛々しい風でもあるが、目にかかるラインが吊り目になっている鳥はエナガなんかでも締まって見えるのに、たれ目上のラインのコレとかヤマガラ等はどこか抜けて見える。

枝垂桜

2006年03月29日 22時01分01秒 | 春夏の花
今年は梅が異様に遅かったから桜も遅いかと思いきや、普通に早い時期に咲き始めた。
というタイミングで、大雨やらまた寒くなったりやらで不確かな雰囲気もあるが、まぁここまで来れば普通に良い時期に満開と見て違いない。

という昨今、先の日曜には咲きはじめている枝垂桜。山桜や吉野桜が咲くより早く咲いて早く散る。そのあとには八重桜も待っている。京都には御室桜も下旬まで楽しめる。
何だかんだでこれからまた晩秋まで花のシーズンである日本の目出度さよ。

沈丁花

2006年03月28日 22時07分46秒 | 春夏の花
言わずと知れるじんちょうげ。
秋の金木犀と並んで匂いの強すぎる花。私は沈丁花の方が好きだ。
肉厚の小さい白い花は、木 自体もあまり大きくならないか、大きくなる前に切られているせいで見やすい高さにあり、どこにあっても目立つ。

こういう花は卓球漫画のドラゴンや夢枕獏の小説の登場人物みたいな男たちによく似合う。


NGワード:トイレの芳香剤

目白 2

2006年03月27日 21時43分32秒 | 
梅の花に停まる、模範的なメジロ。
花写真でアップしたこの木に咲く花との写真。
澄み切って晴れた青空なら良いコントラストになることもあるのだが、曇り空は柔らかい光線はそれとして、激しく背景が白飛びするので綺麗な光量になりにくい。

もう一枚。
こういうのはこういうので幻想的と言えなくもない。

それから、前にも書いたがメジロの目は綺麗に写ると根性が悪そうに見えるので、これくらい曖昧な写りの方が何かと都合がいい。

油菜と蜜蜂

2006年03月25日 21時37分47秒 | 
汗ばむほどに暖かだった本日。
白蝶も黄蝶もあちこちでヒラヒラしていましたが、まだこの時期は警戒心が強く夏ほど接近できません。

蜜蜂だか花虻だか、も一つ分からないこいつらですがこういうのなら好きなだけ寄れます。ただ寄っても仕方ないのでこういう感じで一枚。

桃の蕾

2006年03月24日 21時43分53秒 | 春夏の花
2週間ほど前の桃の蕾。
先週の桃の蕾。
もう、咲いてるかな。考えてみればもう3月も終わりだ。
桃の花も梅と同じく白、赤、桃色があり、私の好きなのはやはり毒々しい赤だ。

桃は梅ほど匂いがきつくないが、花はひと回り大きく、色も原色系で、葉も同時に出る、ちょっと油断したような雰囲気がある。
梅を見飽きた頃、桜待ちの頃に咲くタイミングの悪さも、らしい雰囲気といえる。

四十雀 3

2006年03月23日 22時45分07秒 | 
モーニング連載の4コマ「とりぱん」の単行本が出てました。
ので、アオゲラでも出せれば良かったが前回の年始以来見てないのでシジュウカラを。
田舎は良いですね。この辺では他にオナガとかも見かけない。


こいつは意外に鳴き声が芸達者で、耳慣れない声がすると追いかけてゆくと只のシジュウカラでがっかりさせられたことが数度。
被写体的にも、派手にせよ地味にせよ、もう一声欲しい感じ。要するに普通。

椿

2006年03月21日 20時38分35秒 | 春夏の花
水玉に私までも写りこんでいるツバキ。

これくらい大振りの花でないと、いいくらいの水玉になってくれない。
または、スプリンクラーからの大粒の水であるか、カメラお爺の糊入り霧吹き等人工の水玉のようなものが必要になる。

この水玉は天然のものですよ。
ミゾレ状の雨だったから形のいい水玉になりやすかったか。

山茱萸

2006年03月20日 21時41分33秒 | 春夏の花
以前、蕾の風情に惹かれたサンシュユの花。
咲きました。これは花のカタチの分かりやすいもの、
こちらはひと花全体の雰囲気。
powershot_pro1のスーパーマクロコンレンズの写真。

一眼レフのマクロレンズに比べると、距離の制限が厳しい上に四隅がとても蹴られる(一枚目はトリミング済み)のだが、更に大きく撮れる上に液晶で自由な体勢から撮れるのがアドバンテージなキワモノ。


花自体は派手なようでもあり、これくらい寄らないことには小さくも疎らでもあり従って地味でもあり、好み次第で好きに判断すべきか。
私は派手好きなので派手めな撮り方をした。

山雀 3

2006年03月19日 21時07分19秒 | 
急な飛び出しで、顔がピントから外れたヤマガラ。
足の爪が意外に凶悪なのと、飽くまでもつぶらな目、そして坊ちゃん刈りが良いアンバランスを成している。

こういう一瞬が撮れたときが写真趣味の醍醐味であるが、狙ってできるようなものではない。

鶫 2

2006年03月18日 21時14分43秒 | 
芝生を剥がしている所でミミズが何かを期待しているのであろうか、ツグミやセキレイやスズメが徘徊していた。

先週のアオバトを大きく撮れないものかと、天気も悪いのに500レフを持って行ったが、やはり雨が降った。そしてお目当てはお目にかかれず。
仕方ないので、いつものヤツと梅などを撮ってました。
傘というものは良い発明品だ。

2006年03月17日 21時09分54秒 | 春夏の風景
撮ったは良いが、はてコレは何であろうか。
花や鳥だと調べれは大抵は出てくるが、こういう写真の場合は処置なし。

だが、このゴツゴツを割る繊毛と緑と薄紅の過程の美は、結果の花の美とは別個の括目すべき美である。


あと、撮った本人にはMFでこのピンが合った嬉しさも加味されている。