花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

黒筋銀蜻蜒と花菖蒲と睡蓮

2018年06月06日 00時02分01秒 | 
割と動くものに自動でピントを合わせてくれるα9だが、さすがに、
こう背景がもりだくさんでメイン被写体が小さいと、ちゃんと合わせろというのも無茶ぶりであるか。

ハナショウブの池にスイレンも咲いて、その天地のあいだにトンボ。
トンボは、このブログでは地味に初めてのクロスジギンヤンマ。
胴体に黒い筋が斜めに入っているギンヤンマだ。

それはいいが、ちょっと遠すぎてよくわからない。

瑠璃星蜻蜒 3

2017年10月01日 23時36分31秒 | 
飛びもの写真のお手軽自動化にも程々に慣れてきて、これはこれで楽しくなって来てもいる。
そんなときに出てきてくれた、お寺の庭のルリボシヤンマ。

日差しが強く、青色が浅く見えるのが少々惜しいが、明るさが十分で画質が上々で撮れたのは嬉しい。




腹を見せて向こう側へカーブしていくところ、斜めにこちら側へ飛んできているところ、そしてほぼ正面に近い見え方のところ。
まあキレイに撮れるものだと感心する。
遠かったので、掲載したものは随分トリミングしている。写真作品的にはもっと周りの風景を入れたいが、トンボがあまり小さくなるのもここでは不本意なので、こうなった。
見せ方というものはままならないものだ。

団扇蜻蜒 7

2017年06月19日 01時20分33秒 | 
ひさしぶりに、ウチワヤンマ。
ひさしぶりというのは更新的な意味ではなく、自分の中でも2011年の更新分以来、たぶん6年ぶりに見たという意味。
いる場所には普通にいるのに、そこ以外では全然見かけないのはどういうことだろう。



とは一瞬思ったが、そもそもふつうの生活のなかでトンボを探して眺めるという事自体が、ない。
ヒマと余裕があればこそ遊びというものが存在しうる。
いつまでも遊んでばかりもいられないが、いつまでも働いてばかりもいられまい。


蟷螂 7

2013年10月16日 23時49分47秒 | 
のっそりと、オオカマキリ。
地面を這っていても眼光だけは鋭い。

それとは関係ないが、発表されたα7Rが久々にグッとくるプロダクトだ。
画質オバケで、動くものにはおそらく全然向いてないカメラであろう感じ。
来年にはAマウントのプロ用も出すそうだがそれはそれ、これはこれ。
梅田で見られるのは来週か、再来週か。要チェックだ。

夏茜 5

2013年09月23日 22時59分11秒 | 
収穫を待つ田んぼの上の赤とんぼ。たぶんナツアカネ。

先日の大雨のせいか、稲の穂が綺麗に実った山なりのカーブではなく、元気無さげなうなだれかたになっていて、
この絵的な雰囲気ならばもっと心が豊かになる感じになるべきところ、イマイチなしょんぼり感が混ざる。
しかし、まぁ、黄金色の秋の田と赤とんぼは日本の原風景であり、良いものであるべきものだ。

秋茜

2012年09月07日 23時59分44秒 | 
意外にも、今までここに登場させていなかったアキアカネ。
胸部は赤くならないタイプの、普通の赤トンボだ。
川の上に張り出した枝の、その上から一枚。
水面の反射の丸ボケは若干いびつなのが微妙だが、まあ悪くない雰囲気。

銀蜻蜒 10

2012年08月26日 23時10分36秒 | 
飛んでるトンボの写真が撮れて嬉しいのは動きまわるものに手を伸ばす猫の心性とあまり違わない原始的な楽しみだが、道具だけは凝っている。
そういうわけでギンヤンマ。
もっと良い背景で撮りたいものだが、練習しておかないとそういう時に出くわしたときに下手になっているので、変わり映えしなくても撮っておくのである。
これもちょっと外しているのをシャープネスでごまかしている。
簡単なものではない。

大塩辛蜻蛉 4

2012年08月21日 22時55分18秒 | 
木の下闇の手前に照らされるシオカラトンボ。
これは後羽の付け根が黒い、オオシオカラトンボ。

トンボは羽の幾何学的なラインと光加減でキラキラと浮かぶ模様がパッと見て美しいポイントだが、
新品のピカピカ具合でない、古株の擦り切れたような羽もまた、光を乱反射して美しい。
ピントが顔でなく体から羽に行ってしまってるのは単純に失敗だが、これはこれで良い。
ただし、ちゃんと絞るのが正解。

羽黒蜻蛉 5

2012年07月11日 23時50分04秒 | 
雨だったり忙しかったりやる気がなかったりで更新が2週間ほど開いてしまったが、
こういうものはただ続ければ何かが良いというものでもないので、仕方ないものは仕方ない。

写真はメタリックカラーが美しいハグロトンボ。
明るいところで見ると真っ黒だが、日陰では深い青色に見える。

感度を上げきれないハード面の弱さは感じるが、そこもまた仕方ない。

塩屋虻 2

2012年06月27日 01時08分52秒 | 
カナブンの類を捕まえて、チュウチュウと中のものを吸い尽くすシオヤアブ。
おぞましくも、ある種の荘厳さを感じさせる風景である。
荒く、こわい毛並が獣っぽく、しかし全体は確実に虫である独特のフォルムがキメラ的な味わい。

熊蜂 4

2012年06月21日 00時40分11秒 | 
バラ園にブンブンと飛ぶクマバチ。
どういう意味でも美しい虫ではないが、あるべきところにあるべきものがあるという雰囲気が良い図。
飛ぶ生き物に特有の、理にかなった姿、から遠いフォルムが薔薇に負けない存在感を演出している。



花粉を集める後ろ脚が背中の毛と同じ色に染まると、またちょっと印象が変わる。
と言っても、どうしてもこの場合の主役は、花だ。