花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

目白 8

2009年02月28日 23時44分21秒 | 
梅はもう満開で、そういえばもう2月も終わりだ。



メジロは、見ようとすれば年中見られる鳥だが、やはり存在感を発揮できているのは今の季節に限られる。
それなりに綺麗だがどうしても地味なオリーブグリーンの目白と、どれだけ咲き誇っても一線ひいて品良くおさえる梅とが実にマッチしているのがポイントなのか。




早春の草花展 2

2009年02月26日 22時58分55秒 | 春夏の風景
去年もやっていたが、大層な名前を付けてやっているものだとは気付いていなかった。府立植物園の「花の回廊~早春の草花展~」であるらしい。
好みの問題からいえば微妙な線の展示だが、今の季節、目先が変わるのが良い。

普通に野山の花の多い季節には、こういうプランターがお似合いの花を写真に撮ろうとは思わないが、春の訪れを思うとこれもまた楽しい。

 

などと油断していると、温室の中でカメラとレンズを結露させて慌てる羽目になる。
なってしまったらもうどうしようもないので、外気の程よく混じる入り口近くなどでカメラの温度が馴染むまで待つしかない。
そういえば、カメラの防滴機能は結露に対してどうなのか、ちゃんと確認しておかねばならぬ。

瑠璃鶲 14

2009年02月25日 22時13分44秒 | 
おなじみの同じルリビタキ。
背景は七分咲きの梅林であるが、人があんまり多いので梅林の中にまでは入ってくれなかった。
ちょっと脅かせば後ろの梅まで逃げていってベストポジションになるやも、と誘惑を感じなかったわけではないが、自重。
この距離まで寄っておいてそういうのも妙だが、ここまでなら大丈夫そうな気がしていた。




絞ればもっと背景に花の形が出たか、とは今気付いて少し悔しい一葉。
こってりめの色調にしてフォロー。

川鵜 9

2009年02月24日 22時37分45秒 | 
寝ているのか、こちらが気になるのか、それはとにかく寒々しげなカワウ。

毎度の胡麻塩頭の婚姻色モード。普段の真っ黒ではカラス同様わざわざ写真を撮ろうと思わないので、ウの写真は今頃のばかりになる。
それでもさほどに芸と面白味のある被写体ではない。



日が差してきて、頭をもたげたところ。
そしてまたすぐに寝るような体勢に戻った。
背のくぼみは、そのまま顔とクチバシの入るスペースだ。
堂々とした風貌であるが、堂々としているだけで何をするでもないというのもまた、何だか。

柄長 15

2009年02月22日 21時07分29秒 | 
春の新居の準備にか、苔を集めてせっせとどこかへ運ぶ2羽ペアのエナガがいた。
エナガはオスメスの区別が見た目でつかないので、お話の詳細はわからない。
2羽一緒に撮れれば良い絵になっただろうが、それはそれ、毎度の、残念。ということで。

エナガがどれほどの巣を作るのか寡聞にして知らないが、長さ・幅1ミリ有るか無いかのクチバシで巣材を咥えられるだけ咥えてもこのようにチマチマと、なかなか骨の折れる作業だ。

そうして、子エナガが外に出るようになるのは5月も半ばのこと
何年も生きない生き物であることを思って、しみじみ見るとしみじみした感慨も出る姿だ。

神子秋沙と鴛鴦

2009年02月21日 18時09分26秒 | 
オシドリのオスとミコアイサのメス。
カモ類では小さい方であるオシドリも、ミコアイサよりはまだ一回り大きいことがわかる図。

滅多にない組み合わせで、難しい状況を一応、絵にできただけでも良しとせねばならないところか。
ピントの位置がオシドリの尻に来ていてダサいが、これも暗い環境で細かいところにピントを合わせようとして大外ししてはどうにもならないので、とっさの妥協点である。




いつものオシドリの宝ヶ池で、ミコアイサは初めて見た。このメス一羽だけだったので、旅中の立ち寄りか。
これだけ近い距離でこの鳥を見たことも初めてだ。オスならば尚良かったのは仕方ない。

椿 9

2009年02月20日 21時30分45秒 | 秋冬の花
一昨日更新分のと同じところのツバキ。
彩度と青・緑分を強めにRAW現像したらvelviaポジフィルムっぽい色に出て、懐かしく嬉しい気分になった一葉。
花も、藪椿の明快に美しいカタチが素晴らしい。




また別の品種の椿。
こういうのは期間限定版の妙な味のポテチのようなもので、単体として、これはこれでアリながら、一品で成り立つほどの力はない。
悪く言わないといけないほどのこともない。

頬白 8

2009年02月19日 21時50分48秒 | 
陽だまりの中のホオジロ夫婦。
婦の方は夫の左奥でぼやけている。

道から高くなっている所にいた小群だったので、ほぼ目線の高さで撮れた。
雰囲気的には、上や下から撮るよりは目線で撮れると良い場合が多い。


先の週末には、この分ではホオジロが高らかに歌いだすのもそろそろかと思えたが、どうも今週はこの週末まで寒いようで、現状の週間天気予報では来週は雨続きで、鬱陶しいものである。

椿と梅

2009年02月18日 22時44分43秒 | 春夏の花
先の土曜日の城南宮の、ツバキとウメ。
梅がもっと咲いていて欲しい図であるが、これでもまぁ中々に良い。

椿は、つい寄って撮りたくなる花であるが、これくらい遠くても強い存在感を発揮している。素晴らしい。




落ちた花と遠景の梅。
上に被ってきている枝が綺麗なら良かったが。
しかし、こういうのも赤色が印象的で良い。

稗鳥 5

2009年02月17日 22時12分03秒 | 
梅園のヒヨドリ。
居たので撮ってみて、予想外に良く写っていたので嬉しいことは嬉しいが、なかなか褒めることの難しい鳥である。
ヒヨドリ唯一の模様らしい模様である頬の茶色斑も、無い方がいっそスッキリするくらいのものだし、全体的にも印象を保ちにくい色・姿。

背景が良ければ背景の引き立て役になれるかもしれない。




と、思っていたら、尾羽の内側、尻のあたりに隠れたお洒落を発見。
手前に枝と花が被っていて写りが少し悪くなっている。

背景は赤い枝が重なって奇妙な具合になっている。残念ながら、赤い花ではない。

梅 12

2009年02月16日 21時34分26秒 | 秋冬の花
小春日和だった昨日の大阪城の梅。
通路の裏からひとごみを写した一葉。

白い花がピカピカに光って、さながら真昼のイルミネーションである。
寺や神社の花も良いが、昼ビールOKのこういう所ではまた、目に見える風景も一味変わる。

  

梅の花自体に、ことさらに書かねばならないことはもう無い。
微妙なものには言葉が多く要るが、わかりやすいものは絵だけで充分だろう。

  
背景付き。大阪城と、大阪天満宮。
どうも、縦構図ばかりになった。
木の花は特にその方が撮りやすい。
縦持ちグリップは重いが、やはり必需品である。

70-400Gと16-35Zのお試し

2009年02月15日 22時54分58秒 | Weblog
本日も外出日和であったので、大阪城から大阪天満宮へ梅を見に歩いたついでに梅田のソニープラザまで足を伸ばした。
目的は例の新レンズを試すためである。

で、その新レンズ、事前にはちょっとなめていたが、おみそれしました。
いちおう100-400APOと17-35タムロンも持参して、70-400Gと16-35Zとの撮り比べをしてみたのだが、ここに晒す気になれないほど新しいのが良い。

ただしどちらとも新は1.5倍以上重く2倍以上高価であるので、特に重量とサイズの面で旧来の方にも良い部分は大きくある。




このgooブログは画像の容量1MB制限があるので600万画素に縮小してアップしているが、2400万画素で見てもノイズが大きいだけで精細感は変わらない。

撮れる画質も良いが、絞り開放からシャープに撮れるということはファインダーに見える風景もシャープに写るということか、特に広角ツァイスは付けて覗いた瞬間ンオフゥっと息が漏れるほど素晴らしかった。
絞り込むと17-35タムロンと撮れる画像の差は叫ぶほどのものではなくなるのだが、あの良さは盲点であった。
でも流石に買えない。

70-400Gは普通にAFが遅く、大きく重たく、銀色が意外なほど無骨に見えるが、しかし触ってみて余計に欲しくなった。
絞り開放から綺麗で、なにより今使っている100-400APOと違って壊れていないのが地団太踏むほど良い。
蝶が飛ぶ頃には何とかして手に入れていたい新目標。

梅 11

2009年02月14日 22時55分29秒 | 秋冬の花
今日の日中はえらい暖かさで結構なことであった。
例年通りならこのままもう少し暖かくなって油断した頃に寒の戻りがあって、そうしたらすぐ春だ。

写真は今日の城南宮の梅。ちゃんと見たのは初めてだが、良い雰囲気。
まだ少し見頃には早く、来週から再来週くらいがベストだろう。
しかし写真的には今くらいの方が、傷んだ花が少ないので気楽に撮影できる。




来週や再来週にはもっと花が増えて豪華で嬉しい状況だろうが、今のこの花が萎れて見場が悪くもなる。
毎度、難しい算段だ。




以前にも書いたが、やはり梅で一番好きなのはこういう紅梅だ。
もう若干暗めに、色を濃く出力した方が目で見た印象に近いが、背景まで暗くなるのは不本意なので、この写真はこんな雰囲気。
広角は好きだが、欲を張ってアレコレ入れて結局全体がイマイチになりがちで困る。

青鷺 15

2009年02月13日 22時24分03秒 | 
模様のはっきりしない、全体にブルーグレイのアオサギ。
鷺は、もう繁殖期に入っていつもよりも色がハッキリしてくるはずなので、これは前年に生まれた若い個体か。




こちらも同じようだが、比べると色が濃い。その辺でオスメスの違いがあるのかは知らない。

に、しても、流石にサイズの大きい鳥は悠々堂々としていて良い。