花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

山科の毘沙門堂

2009年11月30日 22時41分23秒 | 秋冬の風景
場所から、紅葉の穴場かと思っていたが紅葉限定で普通に人が多くて吃驚した。
あの狭い生活道路に車で入ろうとする人は空気を読まない罪でナンバープレートの数字だけ腹筋するべしと思うが、見所の少ないあの辺には良いスポットだ。



昨日も書いたが、カエデよりドウダンツツジの紅葉がキレイだ。



天気が悪くて光線がシャッキリしないので、カエデは写真を撮った後から彩度などちょっと手を加えてやりたい。

あと、ここは桜も良いようなので、カエデの若葉が出たくらいの葉桜の頃はひときわ良かろうと思う。



1枚目の写真からちょっと立ち位置を変えて。
ドウダンツツジはある程度背を高くしてやるのも良いですね。

南天 2

2009年11月29日 22時43分02秒 | 秋冬の風景
紅葉見物に、山科の毘沙門堂に行ってみた。
カエデは今年はどこも全体に微妙であるが、ドウダンツツジの紅葉が美しく、なかなか良かった。

写真も、ドウダンツツジの紅葉を背景に、ナンテンの実。
色が背景と同じでも、しっかり存在感のある実が頼もしい感じ。

椿 10

2009年11月27日 22時53分40秒 | 秋冬の花
かなり昔に書いた覚えがあるが、ツバキくらい大振りの花になると雨の水滴も大きくなって、雨上がりにはいい雰囲気になる。

気がつけばもうすぐ11月も終わりで、椿も早いものから咲き始めている。
こういう椿は、椿のなかでは好きな種類ではないが、今の時期に咲く花としては競合相手がないので相対的に好ましい。



朱色がちな秋の風景の色彩のなかで独自感があり、そこが特に良い。

目白 11

2009年11月25日 22時02分14秒 | 
サザンカの花に群れ集うメジロ。
たくさんの数を画面内に収められれば最高だったが、そういうタイミングは無い。



花とメジロの組み合わせは何の花にしても絵になるが、そういえばたくさんのメジロを一枚の中に収めたことがない。
世の中にはメジロ押しという言葉があるくらいに、メジロはたくさんが群れるものであるので、いずれそういうものもものしたいものである。

山茶花 6

2009年11月24日 23時23分35秒 | 秋冬の花
沼杉の紅葉を背景に、サザンカ。
わっさりとした背景は日光をふさぐように見えるが、案外に隙間が多く、眩しいほどに明るい。
サザンカのごってりとした葉の茂みは全く日光を通さないので、その下は真っ暗だ。
生き物としての性格というか個性というか、まあ、そんな感じだ。



あまり馴染みのない画面の色組が楽しい。

鶚 5

2009年11月23日 21時35分21秒 | 
燃えるような紅葉を背景に、遠くのミサゴ。
ちゃんと写ればとても良い写真になるはずだったが、これはどうしたかと思うほど背景が無茶苦茶に崩れたようなボケ方をした写りになっている。
今日は暖かだったから陽炎的なものがあったのだろうか。
狙いは良かったがとてもとても惜しい一葉。



こちらは普通に飛んでいるところ。
変哲がなくとも欠かせない図。
黒部分がキレイに黒に写らず、多少かすんでいる。やはり空気が澄んでいない。



ダイビング中。上のポーズと比べて、足が出ているのでそれぞれ違うことがわかる。
カワセミやカモメのダイブは顔から突っ込むが鷹類は足から突っ込む。
肝心の突っ込むシーンは遠かったのでキレイには撮れず、残念。
条件がいろいろ難しい。

奈良町

2009年11月22日 22時37分37秒 | 秋冬の風景
奈良の続き。
写真は、奈良町の元興寺の邪鬼。
謂われは知らないが、新しい物ながら苔というか黴も生えてきて、あと5年もすればずいぶん良い風情にもなりそうな造形物である。



こちらは庚申堂の屋根の猿。
上に聞かざると言わざるが写っていて、その右に見ざるもある。
この母ざるは何ざるであろうか。
これの右には口を開けて手を胸の前で組んだ猿もいたが、やはり何ざるだかわからない。
(乳を)やらざると(何も)なさざる、であろうか。
それはただ、歩き疲れて昨日今日何もしなかった私の気分だろうか。

奈良猫

2009年11月21日 21時33分45秒 | ねこの風景
奈良の興福寺の「お堂で見る阿修羅」展は見るなり諦めのつく大層な人出であった。
「180分待ち」を目にしてなお並びに行く猛者は、かつて修羅道の住人であったに違いない。そして私はそうではなかったようだ。

で、奈良の町をぶらついてみて、さすが奈良と京都では、先日大阪で感じたほどの異質さは感じなかった。
お寺のある古い町並みという点では似たようなものだし、観光シーズンに前述のほか色々あって活気もあるし、少々残念。
写真は、そのようなことを考えつつ裏手へ裏手へと入っていった道の店先。
詳細は不明。



奈良といえば鹿だが、猫がいても良い。

差羽

2009年11月19日 23時36分42秒 | 
トンビだかが飛んでいると思ったら、それが不意に急降下して、森の小鳥と池の鴨が騒然として、それが歴とした鷹であることがわかった。

トンビも鷹であることに間違いはないのだが、狩というほどのことはできないタチの鳥なので周囲も油断しているところがある。
このような鷹だと、決して獲物にされないような大サイズの鴨でも、周辺を狩場にされると物騒で嫌なので大騒ぎして警戒をあらわにする。
そんなわけで、まともな写真は撮れないままに、すぐにはるか彼方へ去ってしまったこの鷹であるが、これ含め数枚の出来の悪い写真を照らして、サシバだったのではなかろうかという結論に達した。
この写真だけではトンビではないということ以外わからないので、言い逃げのようでもあるが、まあ、そんなところである。

紅葉 21

2009年11月18日 23時04分21秒 | 秋冬の風景
田舎道に唐突な緋色。
完璧な紅葉の美しさに比べると、まあ、ほどほどの美であるが、よいものである。
ほどほどに浅い作為が、高い和み作用に働いている。



こう、良い所を選んで切り取ろうとすると、後で見て作為がうるさく感じられ、撮っているときはよく撮れたと思っていてても宜しくない。

紅葉 20

2009年11月17日 21時30分48秒 | 秋冬の風景
黄色みに赤みと緑みが、まずまず上手く混ざって良い具合の紅葉。
今年の紅葉は去年よりは早めのようだが、えらく時期がバラついていそうで、全体の真っ赤が楽しめるかは心配な雰囲気だ。



どれくらいで足るを知るかがこれからの世の中で大切なことなんだろうと思わさせる。

天狗蝶 7

2009年11月16日 21時46分57秒 | 蝶・蛾
ツワブキの花に破れテングチョウ。

ちょっと見たこともないような蝶の雰囲気になっているのは、手前の前羽がやぶれて奥側の前羽の隠している天面が見えているから。
蝶の羽はかなり大きく欠けても飛べるだけは飛べるものだが、これは治ることはないし、そもそもこいつもそう長くは生きないと思うとなかなか暗鬱な気分になる。
背景の暗いのも良くない。

この季節に蝶の写真を撮ると毎年そんなことを言っている気がする。

海狸鼠 2

2009年11月15日 23時03分59秒 | 秋冬の風景
冬鳥の季節の本格化を前にして、良さげな新エリアの下見に出かけてみたがイマイチで、久々になかなか良いガッカリをすることができた。

何か見かけないものがある、と思ってよくよく見てみた野生の王国的なものはヌートリアの家族。
冬鳥どころか鳥ですらない。
ちょっと面白かったが、なんともコメントしづらい事態である。



愛嬌の無いではない大ネズミであるが、とにかくお目当てでないもので、困ったものだ。