花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

五十雀

2011年01月31日 00時01分34秒 | 
あら珍しい、と軽く思うほど無造作にいつもの植物園で顔を見せた、ゴジュウカラ。
名前はシジュウカラの兄貴分か弟分のようであるが、ゴジュウカラの行動パターンはキツツキに近い。
樹の幹を歩いて昇り降りしつつ、コココっと突付いたり、樹の皮をめくって虫をさがしている。

 

日陰に入るとブルーグレイの体色がなかなか綺麗。
最初、いつものルリビタキかと思ってスルーしかけたくらいだ。

人に対する警戒心はシジュウカラやヤマガラよりちょっとはあるようだが、薄い。
その点は個体差があるだろうが。

浜鴫 5

2011年01月29日 00時36分28秒 | 
広沢池のハマシギは、数は多くないものの、なかなか良い編隊飛行を見せてくれるのが楽しみだが、今回はいつまで待ってもぼちぼち歩いているばかりで駄目だった。
そのかわり、これまでよりいくらか近づいてきてくれた。



クチバシは長めだが、ちょっと足りないようで、顔ごと泥に埋まって採餌。
泥の中がわかるのか、数打てば当たるほど生き物豊かな泥なのかは知らない。
たぶん後者。

鵤千鳥

2011年01月28日 00時22分42秒 | 
引き続き広沢池の干潟で、イカルチドリ。
少し高いところから下に見ていたところ、片目で上を向いた千鳥と、目が合ったのかどうなのか。



環境によってはもうちょっと色があるはずの鳥なのだが、見事に泥色と白のツートンカラーに写った。
といっても保護色という程でもなく、白色のせいで視認性は高い。
外敵も特にいなければ、悪目立ちさえしなければ充分なのだろう。

緋水鶏 3

2011年01月27日 00時22分45秒 | 
ひさびさにヒクイナ。
やはり前回と同じ広沢池。
あそこは最近、近くの空き地を運動場にして子どもが騒ぐ声が響くので、どうにも鳥はもう無理かとも思ったが、引越が気軽でないこのようなタイプの鳥は、まだ居てくれた。

今のご時世、おっさんの鳥撮りより子供が表で遊ぶ方が社会正義に近かろうし。
鳥さんのためにとか言いつつ自分の楽しみのために何やかや言うものではない。


 

その鳥さんは極めてマイペースに、泥をつついたり木の葉を裏返したりしている。

写真的には、激しくは動かないが静止することもない相手で、望遠域のピント合わせが難しい。
テレコン付だと1/400秒でも手ぶれになることもあるし、画質的にもうちょっとポテンシャルはあるはずだが、今回はこんなモノで。

鞍馬の町

2011年01月26日 01時07分18秒 | 秋冬の風景
鞍馬は貴船ほどの雪ではなく、数日前の雪が道の端で黒く汚れ溜まっている。
しかし、屋根の上に積もったぶんは良い質感の塊感。
飛び出し坊やも良い鄙び具合を演出。




民家脇の物体。
最初、寒牡丹のように傘をつけた何かの草かと思ったが、園芸の菊の、花が枯れて骨組に貼りついたものであった。
なかなか見かけない状態のものだが、良い雰囲気のものでもある。




この辺は石屋が多く、いろんな石が道端に積んであって、雪が積もっていると、ちょっと珍しい景色になっている。
こんもりした曲線を見ると、なんとなく豊かな気分になる。

小雀

2011年01月23日 21時00分23秒 | 
これも貴船山で、コガラ。
下の街では見かけない鳥であるが、気がついたら目の前で木の枝の新芽だか虫こぶだかを齧っていた。

シジュウカラやヤマガラよりも体が小さく、白い冬毛がふっさりわっさりとしている。




逆さで齧る。
腹の丸さが良い愛嬌。



そこから急に飛び立つ。
たまたま写っただけの図なので顔がピントから外れてダメな写真であるが、羽と足の形が良い。

瑠璃鶲 20

2011年01月22日 21時48分30秒 | 
雪の貴船川べりをピコピコ歩いていた、青くなりはじめのルリビタキ。



町中の公園に住みつくルリビーは人怖じしなくなっているものだが、こういう所のは距離感が遠い。
それでも、一瞬だけこの隣にいたカワガラスのような警戒心A級に比べると、じっと眺めていられるぶんだけ鈍くて、助かる。

貴船

2011年01月21日 22時29分40秒 | 秋冬の風景
あまり無いことではあるが、所用あって今の時期に貴船に出かけた。
南の方では山の上でももうほとんど雪はないので油断していたが、こちらはなかなかの銀世界であった。
山道の中ほどまでも大したことはなかったのに、貴船神社の一の鳥居を抜けた瞬間からの雪国で、異世界らしさが驚きの素晴らしさ。

 

下よりも常に5、6℃は涼しく、湿り気たっぷりの貴船山に油断する方が悪かった。
それにしても、ここの湿度の高い寒さは心臓に来るタイプの寒さで、ここに住んでいる/仕事している人は実に大変そうだ。

オフシーズンの猫

2011年01月20日 22時39分40秒 | ねこの風景
年末年始も済んで、微妙な観光地はぱったりと人あしが途絶えた。
それでいての寒さに、その辺の公園では複数匹の猫が近い距離感で佇んでいるのをよく見かける。
もらいは少なくなっていようが、そう痩せても根性悪そうな顔もしていないので、近隣の住民などには良くしても貰っていたりするのだろうか。



餌があるなら貰ってやらない事もないポジションとスタンス。
しかし残念ながら持ち合わせは無い。

2011年01月17日 23時44分35秒 | 秋冬の風景
今朝はほどほどに雪が積もっていた。量はさほどでもなかったが、寒さのために溶けずに積もった感じ。
しかし昼には溶けてなくなってしまったので、写真はない。

写真は、この元旦の朝の雪。





これほどになるとやはり困ることも多いので、今朝ほどのが程よく風情があったというものだろう。

白腹 11

2011年01月16日 22時48分00秒 | 
何かは知らないが、珍しくシロハラが陽が当たる目立つところでケ、ケとツグミのように鳴いていた。
普段の日陰ではネズミ色しか印象に残らないものだが、こうしているとまさしくシロハラである。



軽量級とは言えないくらいのサイズであるので、こういう場所では安定が良くない。
すぐに飛んでいってしまって、結局、存在を誇示して何をしようとしていたのかはわからずじまい。

2011年01月15日 22時10分54秒 | 
これまた非常にピントが合っていないのをシャープネスかけまくった絵だが、鷹の仲間のノスリ。
狂の下に鳥という漢字がものすごい。
体の腹側が白っぽく、褐色の腹巻状の模様があるのがポイント。
鷹らしい長ズボンの脚も、ごっつくて美しい。
他のものを狙っていたら急に来たので、いろいろ残念な出来なのが実に悔やまれる。

日本猿

2011年01月12日 21時52分27秒 | 秋冬の風景
山にはさるがいるものだと知識では知っていても、実際に見るとビックリするものだ。

川を挟んで向こうに野生の鹿が一匹でいるのを見た時も結構なプレッシャーを感じたが、ニホンザル十匹以上の群れともなれば、かなり遠くであっても恐怖感までもがある。
やはり獣は、何と言うか、違う。

さるにカメラのレンズのような光り物を向けるのは良くないことであるが、見つけてついカメラを向けたところでちょうど、獣威しの鉄砲音が鳴り響いて皆逃げて行った。
実際、民家のすぐ裏くらいだったので、地元の人には切実な脅威なのでもあろう。
よく見ると子連れである。余計、厄介さんなのであろうことだ。