花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

臭木の実

2007年10月31日 21時16分14秒 | 秋冬の風景
ほぼ終わりかけで、一個だけ残っていたクサギの実。
深い青が美しい実と、生々しい肉色のガクの色の対比が美しい。

ガクは実の若いうちはきれいな星型をしているらしいが、もうデロっと垂れている。
異様なカタチになっているのも雰囲気があると言えなくもない。


反対側から、フラッシュを焚いて。
肉色がテラテラと反射してよけい生々しい。
青い実のつるりとしている反対側は色が薄くなって十字に割れ、木の実らしいカタチになっている。

なかなか美しいが、奇妙なものである。



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大葉切蜂

2007年10月30日 21時26分54秒 | 
コスモスの花とオオハキリバチ。
葉を切って巣に使うハキリバチの種類である。
といえば、大葉切と名乗るからにはどんな大きな葉を切るのかと思えば、コレは別に葉を切る生態は無いというトゲナシトゲトゲのような虫である。

全体に黒いが蜂らしいフォルムで、大きさはクマバチより長いくらい充分なサイズがある。向かってこられるとプレッシャーを感じる。
ただし、直に攻撃しない限り人を刺すことは無いらしい。


花の真っ赤な影に入ったところの一葉。
こういう風景は虫からはどう見えるものだろうか、気持ちよさそうに見えるが羽のボロボロが楽な生き方でないことを雄弁に語っている。



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秋明菊 2

2007年10月27日 22時12分22秒 | 秋冬の花
シュウメイギクの蕾と花。
花の開ききるよりは少し前の状態だが、開ききる形からデロっとなって萎れるまでがシームレスに進むので、この状態くらいがちょうど良い。
濡れたようなピンクから赤紫のグラデーションは実に良い。

つぼみの状態は産毛が濃くて、目で見るとかすかな風にも揺れて陽の反射も揺れてキラキラするのだが写真ではくすんだ灰色が汚い。



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星蜂雀蛾 3

2007年10月26日 22時20分07秒 | 蝶・蛾
アザミの花から蜜を吸うホシホウジャク。
高速羽ばたきの軌跡が美しい。
虫自体は特に美しくないが、暗い背景でスポットライト的に日の差したところに居るところではオレンジが目立って意外に目を引く。


もう少し近づいてきたところ。
羽ばたきの幅が結構大きいので、シャッタースピードが遅いとなんだか分からない絵になる。
全体にボケ気味になってしまったが、細部をじっくり見て美しい虫でもないので、雰囲気が伝わるくらいの描写で充分ではなかろうか。



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竜胆 2

2007年10月25日 20時40分54秒 | 秋冬の花
下から徐々にほどけていくリンドウの花。
茎は倒れているが頑張って花で上を向こうとしている。

林の中の下生えらしく、全体的にキレイな画面ではないが、その分、花の青が鮮やかな感じに見える。

STFレンズはボケ味がキレイすぎてかえって細かいピント合わせの難しいレンズであり、これも狙いよりピントが後に行ってしまった。
といっても2秒見て気になるレベルでもないのでOK。



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雄宝香

2007年10月24日 22時22分55秒 | 秋冬の花
わざとらしい滝にわざとらしく咲いているのはやはり人為的な、貴船川のオタカラコウ。
花の名前も嘘臭いまでにわざとらしい。

花の時期は終わりにさしかかって、下から上へ咲いては枯れていくのの登りつめたタイミングである。
完全に終わったものはぺシャっと倒れてしまっていて汚い。

水の流れは速く、1/3シャッタースピードでも綺麗にシルキーな滝になって具合が良い。
反省点としては感度を上げても手前の草にもピントが合うまで絞った方が良かった。
滝と花が綺麗に取れたので個人的にはまぁ良い出来。



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青空と老猫

2007年10月23日 21時44分42秒 | ねこの風景
庭の物置の上の猫。
以前にもアップの写真を使った飼い猫である。
一番太っていた頃は10kg超のまるまるした巨体であったが、痩せてしまってなんかもうどこを触っても骨でゴリゴリになってしまった。
毛皮のおかげで見た目は酷くないのが救い。

背景と光線が健康的であれば悲壮感が少なくて良い。
猫本人の気持ちは分からない。



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日本鹿 2

2007年10月22日 22時11分18秒 | 秋冬の風景
去年のとほぼ同じ場所・季節で、また鹿が出てきていた。
コブほどの角があるのは、まだ子供というにはそれなりの図体であるようだし、生え変わりの時期か何かだろうか。

川を隔てて眺めていると、そこいらのシダじゃない草を食べつつ、

陽だまりに丸くなって昼寝を始めた。
この角度ではずいぶん犬っぽい顔に見える。
毛はバサバサの質感で、大型の生き物はその辺が絵的に厳しい。

ちなみに、

奈良公園の鹿などはこのようにツヤツヤフサフサの毛並みをしている。
同じ種類の動物とは思えないが、幸不幸はまた別の話。



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日に100弱IDのアクセス数ではまぁそんなもんだろうなーとは思いつつ、自分的に目障りになるまではまだしばらく置いておきます。



尉鶲 8

2007年10月21日 21時30分42秒 | 
野山は実りの秋で、これが終わる頃冬鳥がやってくるだろうと思っていたら、気の早いのはもう住宅地にまでやって来た。
まぁ、ジョウビタキなどは人間に対してスズメより少し警戒心が強いくらいの性格なので例外といえる。


メスも一緒に居た。
場所と時間はほぼ同じであったが同じ視界に入るほどの距離ではなかった。
しかし、そういえばジョウビタキのオスとメスを近い距離で見たのは初めてだ。

と、思って調べてみると、中国沿海州からロシア方面で繁殖して避寒のために日本に来る生活パターンの鳥なので、ここではバラバラで構わないらしい。
とは、迂闊ながら全然知らなかった。
遠いところようこそ。



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蜜蜂 2

2007年10月19日 22時09分00秒 | 
もはやいつまでも待ってはくれない花の蜜を求めるミツバチ。
尻の縞模様がなく柔らかそうな色をしているのは、出来立てホヤホヤの蜂なのかアルビノの類なのかは知らない。
どぎつい赤の花と彩度の薄い緑との色組みが良い。
蜂の羽の動きも上手いことクッキリと残像を残していて面白い。



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褄黒豹紋蝶 7

2007年10月18日 21時50分26秒 | 蝶・蛾
コスモスの中で逆光を透かして光るツマグロヒョウモンのペア。
白い花が白すぎるのが絵的に困ったところだが、背景のボケ玉と併せて、幻想的と言って言えないこともないくらいの雰囲気は出ている。

上のオスの方がステンドグラスっぽい具合になっているのが特に良い。ピントが合っていれば言うこと無しだった。


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黄鶲 2

2007年10月17日 21時28分16秒 | 
例の御所の水場にて、キビタキのメス。
右下の赤いのは名残のヒガンバナ。

別件の寄り道にフラっと寄った程度でも何か珍しいものが居ることがあるという点では良い場所だが、ISO1600で1/45シャッタースピードとかになる暗いところなので、普段どおり三脚を持たずに行くとそうそう綺麗な絵は撮れない。


こちらは、この5月末に撮った同じ場所のキビタキのオス。
ISO1600で1/30シャッタースピードで換算して600mmの手持ちなので手ブレは避けられなかったが、何か映っただけでも御の字だともいえる。
ノイズ処理ばっかり上達する昨今である。


高感度ノイズといえば、例のα700が1週間発売予定が早まったという喜ばしいニュースがあった。
既に海外では10月初めから発売になっているとのことで気分的には盛り下がったネタであるが、もう予約は済ませてある。
高感度ノイズが少ないのが売り文句であるα700、サンプルで見た感じでは600万画素のsDの画質で1200万画素の大きい絵になった雰囲気であるので覚えたノイズ消し技は引き続き役立てられそうだが。


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桜蓼 2

2007年10月16日 22時16分49秒 | 秋冬の花
去年は曇りの日の光線具合で渋く撮ったサクラタデ、今回は良い陽気でポカポカの一葉。
花を透かす光と落ちる陰影がたまらなくのどかな雰囲気。

ぶら下がっている蟻のサイズからごくごく小さい花であることが分かる。
この小ささでこの透明感のある質感が出せるんであろうがもう少し大きくてもいいと思う。



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