花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

長崎揚羽蝶 8

2014年05月12日 00時22分06秒 | 蝶・蛾
少し珍しい、後翅に白い模様があるナガサキアゲハ。
この白部分は個体差があり、人的に見た目にはこれが大きいほうが綺麗だが、当の蝶的にはどうなのか。
この個体は白部分が小さく、飛んでいるときにはモンキアゲハのようにも見えたが、
停まったところを見ると、肩の赤模様と後翅の丸さからナガサキだとわかった。



蝶の停まっている写真は花の上であることが多いが、葉っぱに停まって背景が緑一色だと、
単体の造形的魅力に目が行きやすいので、これも悪くない。

青筋揚羽蝶 16

2014年05月08日 01時11分36秒 | 蝶・蛾
今までに何度となく撮っているアオスジアゲハだが、脚に翅の青筋部分のような色が付いているのは初めて知った。
気づきにくいところだが、こういう地味なお洒落には気づいてあげるのが洒落者のマナーだ。
写真は、そのアオスジアゲハのペア飛行。
動きが細かく鋭いので、ちゃんとした構図どりはそもそも無理で、ラッキー狙いの運任せになる。
これは下の端にかろうじて切れずに写っていたもので、写真的にはアウトだが、
写るだけは綺麗に写っていたので限界までトリミングして採用。

 

3頭になったところで、両者痛し痒しの2枚。
右は、2頭が重なっているのと位置が悪い。
左は、真ん中でピントの合ったのの翅が欠けている。
まだ今の時期だとこんなに欠けているもののほうが珍しいのに、運任せだとこういうことになる。
撮れているだけならどれもそこそこなのに、なかなかベストにはなってくれないものだ。

麝香揚羽蝶 3

2014年05月06日 21時49分03秒 | 蝶・蛾
黒アゲハの系統だが、翅の筋以外がくすんだクリーム色っぽく、体は紅い模様が入っているジャコウアゲハ。
かなり遠いところのトリミングなので画像は荒いが、雰囲気は悪くない。



イチハツの花の蕾に停まる。蜜を吸うわけではなく、2秒でまた飛び立った。



砂利の地面が背景だと、ずいぶん翅の色が馴染む。保護色というにはヒラヒラした動きが自然に目に入って、普通に目立つのだが。
悠然とした雰囲気が何とも好ましい。