花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

犬蓼 2

2006年10月31日 22時13分02秒 | 秋冬の花
50mmマクロの試運転写真。これだけの量になるとそれなりに見ごたえのある、イヌタデ。
影になっている部分をよく見てみるとえらい勢いの2線ボケになっているが、何だかよくわからない。
基本的な写りはシャープできれいにボケる素直なレンズだ。

花のほうは、花びらがヒラヒラしない花は色が派手でも陰気くさく見えるもので、
目を引いた分、よけい残念感が漂う。

桜蓼

2006年10月30日 23時41分40秒 | 秋冬の花
蓼食う虫も、と言われるタデの仲間だが、実にかわいらしく美しいサクラタデ。
花のひとつひとつは桜に良く似ているが、草部分と花の付きかたはあまりにも雑草的で、アンバランス。
そして、小ささもやはり雑草的である。この花が実際の桜の花ほどのサイズがあっても気味悪いだろうが、そういうのも見てみたい気はする。
実際に大きい花はどうしても肉厚なのが欠点で、小さい花の大写し写真はその辺のニッチな値打ちがある。

KONIKA MINOLTA AF DT 11-18

2006年10月29日 21時25分34秒 | Weblog
諸事情から入院していた11-18が退院してきました。
店に預ける時、「サポートがソニーになったから、3~4週間くらいは・・・」といわれたのが印象的だったが、ジャスト3週間で修理完了の、期限ギリギリで保障期間内だったこともあって無料で済み、最近アレなソニーだが普通なサポート体制に一安心。


このレンズは、まだ他のメーカーがデジタル一眼専用超広角レンズを揃えてくる前のもので、今ならほぼ同じ内容で安いタムロン製も、もっと画角の広いシグマ製もあるが、是非にも欲しかったタイミングではこれしかなかった物。しかし愛着はある逸品。

ちなみに、名前にDTと付くレンズはD(デジタル専用)T(タムロン仮面)の意で、これも実際に作っているのはコニミノではなくレンズメーカーのタムロン社である。
(タムロンブランドで売っているものとは、ミノルタお得意の円形絞りが付いていて違うと聞いた気がするが、超広角でのボケ味はあまり関係ない。)
引き継いでいるソニーの、カールツァイスブランドをつけるバリオゾナーレンズもDTが付いているということは、ひょっとしてそうなのだろうか。

赤立羽蝶 2

2006年10月28日 21時41分18秒 | 蝶・蛾
キタテハは良く見たが、今年は今回初めて見たような気がするアカタテハ。
派手な花の上が全然似合っていない、渋い模様の蝶である。
渋いと言うか、枯葉ではない何か地味な物に化けようとして、ちょっと派手な赤を出さずにはいられなかった様な、何ともいえない模様をしている。

細かい部分は照り返しが緑系の前回の写真の方が良くわかる。

MINOLTA AF MACRO 50mm F3.5

2006年10月27日 22時44分33秒 | Weblog
先日の時代祭1はこのレンズで撮ってました。
マクロレンズであるが遠くも問題なく綺麗に写る。が、望遠でもワイドでもない中途半端な距離感で扱いづらい。

なぜこのレンズを買ったかというと、普通、中古で2万円台の50mmF2.8マクロレンズが¥12,000だったので、安い!と思ってつい買っちゃったら50mmF3.5というちょっと違う物だったので、アチャーということであった。
F3.5も2.8も、F値は大騒ぎするほど違いはしないのだが、3.5は2.8ほど近づけない・レンズ構成が5枚と7枚で少ない、若干小さくて軽い、の点が違う。
要するに廉価版であるが、それでも使い勝手は悪くないので良しとしようか。

見た目は、レンズフードが必要無いカタチでしかもコンパクトなので、装着すると今更ながらかなりsweet感がある。
シグマの28mmf1.8と同じくらいのサイズだが、並べてみると花形フードのゴツさは恐るべきであることがわかった。

星三筋蝶 2

2006年10月26日 23時52分33秒 | 蝶・蛾
まだ冬には早いが、もう見かける蝶は白蝶や黄蝶と、越冬できる豹紋蝶や黄立羽くらい。
写真は先々週のホシミスジ。日陰者も日向ぼっこに出た一葉。
夏場はなかなか明るいところに出てきてくれない蝶。

のんびり飛ぶ割に用心深いのか、羽がボロボロの三筋蝶というのは見たことがない。
もう少し引いた写真。星模様が鮮やか。

秋海棠

2006年10月25日 21時53分17秒 | 秋冬の花
普段の生活圏ではまるで馴染みがない、シュウカイドウの花。
貴船に貴船菊(秋明菊)を撮りに行った時のついでの一葉。
奇妙な具合の、生肉色の花。
観賞用のベゴニアというのの仲間であるらしい。

おしべめしべは明るい黄色であったが、基本的に下向きに咲いているので、その辺は上手い具合に出来なかった。

吾亦紅と野菊

2006年10月24日 21時47分24秒 | 秋冬の花
花なんだか何なんだかわからない、暗赤色のカタマリ、ワレモコウの花を、野菊をバックに。
単体ではあまり清潔感の無いワレモコウが綺麗っぽく見えて良い感じの一葉。

この写真では、もう少し絞って菊の花がもっと見えると良いように見えるが、意外に花が痛んでいるのと下生えのモジャモジャが煩いのと、菊が白飛びするか吾亦紅が黒ツブレするか明度の2択になる点から、菊にはぼやけてもらった。

時代祭 2

2006年10月23日 23時43分48秒 | 秋冬の風景
ところで、祭りのパレードの写真で肖像権とかってどうなんだろうか。
自分写ってるやんあかんやん消せーって言う場合はお知らせください、速やかに消します。
で、今日は昨日の続き。

私などは迂闊な人間性なので今まで気付かなかったが、こう、ふとしたところで妙に目を引く横断歩道の美は何だろうか。
等というと折角被写体になって頂いた方の気を余計に悪くするだろうが、道に引かれた境界線と、普段そこに無いものの組み合わせは非常に魔術的なものなのである。
この写真の場合、線を渡る女性と、線の向こうの彼方から来るものを眺める沿道の人々の醸す雰囲気が個人的なツボに嵌った。

そんな感じで、もう一枚。
こちらの場合、轡をとる人の足元がスニーカーなのが何だかとても心強い。

時代祭

2006年10月22日 21時07分01秒 | 秋冬の風景
実は初めて見る時代祭。別の用事で岡崎方面に行ったので、ついでに見物できました。
写真は、瓦屋根のセブンイレブンから近代美術館が見える場所で、楠公行列の信号待ちを。

京都という町は、祇園祭五山の送り火などで一種、時空を超越する所ではあるが、時代祭はその意味では表面的なコスプレなのでバカにしていた部分があった。
しかし、やはり、妙なものは妙である、という感じを面白がれるレベルのものではある。

権萃

2006年10月21日 23時02分00秒 | 秋冬の花
ゴンズイの木の、花かと思ったら実であった。
赤い殻が開いたような状態で、この写真でも良く見れば、中に黒い粒が一つあるのが分からなくもないと思うが、それが実。

鮮やかな赤がごく小さいピンポイントであるのが、なかなか心憎いミニマムの美である。

杜鵑

2006年10月20日 23時36分32秒 | 秋冬の花
どうにも禍々しい系の造形が異彩を放つ、ホトトギスの花。
鳥のホトトギスとなんらかの関係があるわけでもないようだが、鳥の名前の漢字は不如帰である。

もう少し引いて見ると、電線に並んだ鳥よろしく、異様な横並びに咲く。
日陰といい、紫の斑といい、健康美には程遠い雰囲気である。
だがそれがいい。か?

黄鶲

2006年10月19日 21時36分23秒 | 
不自然なまでの山吹色が素晴らしい、キビタキ。
小さいのと、落ち着きなく前を向いたり後ろを向いたりするので意外に目立たない。
辺りを気にするなら地味になっていれば良いものを、それはそれで同族とのナニがあるので、まぁ気苦労なことだ。

キビタキは夏から秋を日本で過ごし、冬には東南アジアに渡ってゆくという。
暖かいのが良いならわざわざ渡らずともよさそうなものだが、わざわざのお陰で日本に居ながら綺麗なものを拝める、素直にねぎらうべきであろう。

が、そっとしておいてやるほどの人徳は私には無い。
少々追いかけさせて頂くのは仕方ないこととされたい。
で、もう一枚。

鹿

2006年10月18日 20時24分32秒 | 秋冬の風景
非常に立派な角をお持ちの、野生の鹿。
これまでの被写体に比べると、サイズ的に格段の大物であり、ただの鹿といえども奈良公園のそれとは比べ物にならない強いプレッシャーを放っているが、どうにも綺麗な被写体でないのは哺乳類の悲しさである。
粘つきそうなゴワゴワ。

川越しに睨みあっていたが、私の後ろを通る車に気をとられたところで、良い横顔を撮ることができた。
虫類よりも動きの理由が分かるのは、助かる。

鴛鴦 4

2006年10月17日 22時42分24秒 | 
オシドリの家族であろうか、いつものオシドリスポットで、立派なオス1・メス1・若鳥なのかエクリプス状態から衣替え中なのかのが2羽・の1グループが、マガモの群れの中に混じっていた。
ひときわ威風堂々としたオシドリ親父がきれいに膨らんでいた一葉。

他の3羽は、こんなん。
この写真は、日陰の湖面が後ろの山を映して鮮やかな緑に輝いていたせいで、今まで見たこともないくらいにオートホワイトバランスが狂って真っ青になってしまったのを半泣きで補正したものなので、奇妙にファンタジックな色になってしまった。

それにしても、親父がいい具合だったので連続写真をgifにしてみました