花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

大瑠璃 2

2009年05月31日 00時41分16秒 | 
枯れ木のてっぺんで鳴いているのは何の鳥だろうと思ったら、オオルリであった。
綺麗な声ではあったが、御覧の環境なので音の反響が少なく、最高のコンディションでの歌声に比べれば弱かったので気付くのが遅れた。

それにしても、酷い真っ白の空かぶりながら、まともに写ってくれたものだ。
正直、写ってくれたというだけで芸のある写真ではないが、せっかくのオオルリなので。

山雀 19

2009年05月29日 00時12分05秒 | 
よくもまあ青虫がたくさんいるものだと思うほど青虫をたくさん捕まえるこの季節の小鳥ども。
普段は人間が近づくとお義理のように逃げていくが、今はそれより虫取りに忙しい。
この写真など3mと離れていない。



こちら右側は子供。
虫を咥えて、ちょうどこちらを見ている。
親の首がブレているのは残念。




こちらはいまだ子育ての前段階に留まっているカップル候補。
手前の羽をバタつかせている方が青虫の束を持ってきてプレゼントのアピールをしている。

青虫の束は、青虫自身が出しているネバ糸を利用して上手にくるくると巻いて作っていた。
面白い風景だが快い場面ではなかった。

雀 9

2009年05月28日 00時08分23秒 | 
アメリカシャクナゲの花にうずもれるようにして待機中の子スズメ。
花が既に盛りを過ぎて汚くなっているのがイマイチだが、大雑把に見る分にはキレイな画面だ。

子スズメは、親の後をチョンチョンと付いていく姿が良い和みポイントであるが写真に収めるのは難しい。
こういう場面で我慢。

青葉梟 3

2009年05月27日 00時05分50秒 | 
目の前の木の枝に巨大なカラスか何かが降ってきた、と思ったらアオバズクだった。
エェーと思いつつ、肩から提げたカメラのことを思い出した頃に鳥の方でも驚きから回復して高いところへ飛んでいってしまった。
眼福には恵まれたがカメラ福にまでは恵まれなく、似たようなことはままあることではあるが口惜しさは特別に大きかった。

で、高いところに行ってしまったものを撮った。
ここも長居せずさっさと去って、ロストしてしまった。
モノ自体は、まぁアオバズクである。
横顔の目玉の半球なでっぱりが実にアオバズクである。

そういえばアオバズクの飛ぶのは初めて見た。

青早苗

2009年05月25日 00時25分47秒 | 
バラ園にいたアオサナエ。
背景が緑色ベースだとせっかくのアオサナエの緑色が引き立たないこと夥しい。
しかしそれでも少しは特別げなオーラを滲ませている。

せっかくのバラ園なので背景にもっと多くのバラを配置できればよかったが、ここではこれが限界。
レンズ交換しながら場所を移動している間にどこかへ消えてしまっていた。

四十雀 11

2009年05月24日 00時05分49秒 | 
シジュウカラの子育て。
餌の姿さえじっくり見なければとても良い風景。

シジュウカラの子のプープーいう声は、大きくないのに良く通るので近くにいるとすぐ分かる。
親の方は芋虫を探すのに必死で人間に構っているどころではなく、案外無造作に接近できる。



クチバシの黄色いのが若鳥の特徴だが、他に首のぐるりの黒ラインが無いのもポイント。
こちらの方がスッキリしていて大人よりも良いと思う。

紋黄揚羽蝶 5

2009年05月22日 01時32分05秒 | 蝶・蛾
モンキアゲハとナガサキアゲハが喧嘩していたところ。
背景が悪く、シャッタースピードが足りなくて色々ダメな写真だが、シチュエーション的には、まぁまぁ。




もつれ合って2頭ともどこかへ行った後、モンキアゲハだけ帰ってきてツツジの蜜を吸ったときの一葉。
またすぐにナガサキアゲハも帰ってきて、また喧嘩しながらどこかへ行ってしまった。

錦木

2009年05月21日 00時06分33秒 | 春夏の花
ニシキギの若草色のの花。
ニシキギは、枝から板が生えているのがちょっと気味悪くもある木だが、何度か見るとこれもまた面白く趣き深い。



割とたくさんの花がつく。
しかし色が色なので、2メートルも離れると全然目立たない。
紅葉の時には濃く良い色の出るニシキギだが、しかしそれではあまり意味が無いのではないだろうか。

春紫苑

2009年05月19日 00時13分25秒 | 春夏の花
貧乏草の花。ハルシオンともいう。
ピンク色のあるものと真っ白のものとあるが、単純に色のあるほうが綺麗だ。

花の黄色部分のアウトフォーカス部が、しげしげと見ると蓮コラに通じるものがあって気持ち悪い寸前の絵になっている。
まぁ、こんなものだろう。

葵祭 3

2009年05月17日 21時22分23秒 | 春夏の風景
葵祭の行列の、実は主人公であるところの勅使さん。
馬の頭の飾りが他では見ないもので、目を引く。




また順番を前後して、こちらは行列の先頭。
いろいろ装束が凝っているのは見ていて楽しい。



行列の最後の牛車。
これだけ人がいれば牛に万一の事があっても大丈夫だろうか。ちょっと多すぎる気もしないではない。

通り過ぎていくだけじゃなく何か1アクション欲しいようでもあるが、これは真面目なお祭りだから。というものがあるようだ。

この項ここまで。

葵祭 2

2009年05月16日 23時20分42秒 | 春夏の風景
続き。
先ずの写真は花笠。何の花がモチーフかはわからないがボタンかシャクヤクか。
単品は華やかでも行列の密度が低いのは問題。
ゆるゆる通り過ぎる1時間を30分にしても密度を高める方がいまどき向きであるはずだがどうか。


  

女人列からもう2つ。
左写真は、カキツバタの花笠がきれい。
スタスタ歩く姿が現代的で惜しい。こちらも美人さんなのでもう少し姿勢がよければギャップの美もあっただろうか。
背景の松がいちいち美しいのはロケーションの運が良かった。

右写真は、ちょっと変わった装束で人もすました感じで、背景観衆の老婦人と老紳士と相まって良い味を出している。

写真作品というほどに凝れるシチュエーションで撮れるものでないのは残念だが、無理も言うまい。

葵祭 1

2009年05月16日 19時30分31秒 | 春夏の風景
葵祭は、祭りらしい露店が並ぶようなお祭りではないので京都に住んでいても案外見に行くことがない。
今年は偶々見に行くことができたので、初めて見物することになった。

とりあえず写真は順番を前後させて、後半の女人列から。
上は斉王代の輿。
お囃子や楽のようなBGMは無く、観衆のざわめきの中をゆっくり通り過ぎていくだけなのは当然といえばあまりに当然だが、ちょっとイメージと違った。

輿にはタイヤが付いているが、良く見ると前輪は普通の自動車のタイヤだ。


  

美人さんが多く、撮りがいはあった。