花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

緋連雀 2 / 黄連雀

2020年03月06日 00時24分18秒 | 
この季節にだけ姿を見せる渡り鳥、レンジャクの緋色と黄色。ヒレンジャクとキレンジャク。尾羽根の先の色でわかる。
しかし、肉眼で区別できるほどには近づいてくれないタイプの鳥だ。
そもそもそうそう見られない鳥で、緋色のほうは昔いちど見たが、黄色の方は今回はじめてだ。

  

これがヒレンジャクで、

 

これがキレンジャク。

駒鳥 2

2019年04月22日 23時44分38秒 | 
欧米のバードウォッチャーでは、この鳥に出会えたらシャンパンを開けたいほどの価値がある、という鳥を
シャンパン・バードというらしい。洒落たことだ。
日本風にいえば大吟醸鳥とでもなるだろうか。上等な鶏肉のようだ。

そのシャンパンバードの一角をなす、コマドリ。



京都府立植物園は昨今、あちこちの藪を切り開いて道にして、
植物は見やすくなったが鳥や虫はすごく減った。
もう、ここはいいかな、と思ったところで、こういう良いものも迷い込んでくるのが心憎いところだ。



いくらか残った茂みの暗がりで、バッチリのシャッターチャンスをくれるような性格の鳥ではない。
今のカメラでなければキレイには撮れなかったところだ。



2019年04月16日 00時46分59秒 | 
善峯寺の隣の山の、金蔵寺の見晴らし台で初めて見た鳥がいた。ウソ。
ウソは2ついたが、わかりやすいオスのウソではなく、シメかイカルか、ちょっとわかりにくいメスのウソばかり。
初めて見ることで、その場ではウソかどうかわからなかったが、調べてみるとやはりこれはウソだ。

もちろん、人の口笛の古語の「うそぶく」からの命名である鳥の「ウソ」であって、嘘とは関係がない。



ところで、α9に先日、新機能「3DトラッキングAF」が追加された。
評判は良いようだが、これくらい小さい相手だと効果の程は、正直まるでわからない。
ただ、主張が強かったAFポイントマーカーが大人しくなったのはありがたい。

鶚 8

2019年02月13日 00時21分27秒 | 
雪空を飛ぶミサゴ。魚食専門には無駄なほどの格好良さ。
空は真っ白で、鳥と重なった部分しか雪は見えない。背景に空以外が写る高さまでは降りてきてくれなかった。



雪が見えるくらい暗くすると、なんだかゴミっぽくてきれいな絵ではない。


深山頬白 4

2019年01月27日 23時01分46秒 | 
昨日降った雪は今朝まで残らなかったが、一昨年の雪の日の写真で、またそのうち雪が降ったら更新に使おうと思っていたものがあったのを思い出した。

宝ヶ池の、いつものオシドリポイントの池のうしろ、花菖蒲スペースのあたり。
いつもは何だかんだで常に人がいて、決してミヤマホオジロがのんきに歩くようなことはない場所だが、
流石の雪の日、珍しいこともあるものだという写真。




ここで使ってるAマウントの70-400Gレンズは、決まればとてもいい画質を出すレンズだが、
なんだかどこにピントが合っているのかわからないような写真になることも多く、ちょっとでもなく困ることが多かった。
この写真もそうだったが、こういう被写体ならシャープネスを強くかければ挽回できる。
今の環境ならそういうことは全く無いので素晴らしい。

再チャレンジしたい気持ちはあるが、出かけるだけで死にそうな思いをする環境は、そろそろツライ。

白鶺鴒 10

2018年10月28日 23時38分31秒 | 
胸を膨らませ、肩を怒らせた威張りポーズのハクセキレイ。
意外にマッシヴな感じの絵であるが、ふくらんでいるだけで中身はいつもの細身のセキレイだ。
右端に逃げていくもう1羽が羽の先だけ見えている。
全部は写しきれない。



その、もう1羽の方はこれ。黒部分が灰色い若鳥。
落ち着きがないのはセキレイ全体の癖。
今回は特に、トラクターがならした平面が広いので特にテンションが高い。



1枚目のヤツの飛ぶ姿。
ありふれた小鳥だが、スタイルが良いので写真写りが良い。

鳰 11

2018年08月02日 00時18分47秒 | 
カイツブリの親子。
カイツブリの子育ては親が子を背中に乗せて泳ぐのが見どころだという。
ここではもうそれが無理なほど子が育っているが、まだ1羽、果敢におぶさろうとしているのがいる。
子はまだまだ子供らしい迷彩柄の模様なので、絵的には微笑ましいといえるレベル。



子の模様が見えやすい角度から。
カイツブリは距離感が遠いタイプの鳥なので、特に子がいる状態でこれだけ近いのは珍しい。



しばらく他所を見たあとで戻ると、親子は広い蓮池の方に移動していた。

遠くの蓮がやけに大きく見えて距離感が狂うが、これくらいにカイツブリは小さな鳥だ。
よく見ると親が小魚をくわえていて、子のひとつがするどく反応している場面であることがわかる。

嘴細烏 2

2018年07月13日 23時21分02秒 | 
ふつうのカラスその2こと、ハシボソカラス。その親子。
奥側の子の方も親と遜色ない形ではあるが、手前側の親は実を2つ取ってきて1つを与えようというレッスンタイム。



実を1つもらった子供、よくわからない悪戦苦闘の末、ベンチの上に上がってきた図。
転がった実をベンチの下で追いかけたため、背中がクモの巣まみれになっている。
先の親の姿と比べると、各所がフレッシュなのがわかる。
このあと、実は下に落として完全に見失う。



結局、落とした実は親が回収してどこかへ持っていく。
子は肩を広げる鳥の子共通のおねだりポーズで親のあとについて行った。

オチをつけてくれるのは結構だが、絵的には説明がいるものなので、
説明不要のいい絵を見せてくれる方がありがたいものだが。

嵯峨野・広沢池の鳥

2017年11月22日 00時57分25秒 | 


毎度の広沢池で、いくつか鳥写真を撮ったが、これぞというほどでもないので、まとめて。
まずは鳧(ケリ)。
地面にいるときは地味なばかりの鳥だが、羽根を広げると堂々としていてそれなりに美しい。
背景とか、位置関係とか数がもっと都合良ければ見るべき絵になったが。



鵤千鳥(イカルチドリ)。
流木かと思ったが、パイプのゴミか何かを枕のようにもたれかかって休んでいる図。
今年もかなり寒くなったが、もう少し寒くなる頃にはもっと数が増えるので、その頃再挑戦したい。



鶚(ミサゴ)。
この池は冬には水を抜くので、今時分でもすでにずいぶん水位が減っている。
上空から池に飛び込んで魚を捕るには池が浅すぎるという判断か、
しばらく池を確かめるようにして飛んでいたが、やがて何もせずに去っていってしまった。
また春に、池に水が戻るまでさようなら。

腰赤燕 4

2017年06月10日 23時45分48秒 | 
α9の連写は十分に試したので、あとは肝心のFEマウントの100-400レンズを待つのみだが、その過程で撮ったコシアカツバメ。
さすがにツバメほど速いと、パラパラ漫画的にはならない。
しかし、かつてのヤマセミのときの天を仰いだ連続写真と比べると、いかにもポテンシャルが高い。



ほか、ふつうのツバメ写真。
すこし高いところから、さらに高い位置のものを狙ったので、見事に背景がない。

こういうのもシンプルでいい。

真鴨 7

2016年05月03日 00時23分17秒 | 
寺のお庭でマガモ、ヒナ7つの子育て。
妙に頬が膨らんでいて、後頭部に段ができているあまり美しくない親であるが、
子供は子供らしく、丸くフワフワして見わけがつかない。



スポットライトのひだまりを横切る図と、杜若の咲く中で休憩の図。
後者は上げた感度を戻し忘れたのが痛恨の失敗だが、できすぎたような組み合わせが抜群に良い。

アメリカ長元坊

2016年04月20日 00時49分27秒 | 
公園でたまに見る鷹匠さんの、アメリカチョウゲンボウ。
飼われているものとはいえ、こういうのをこう近くで見られるのはありがたい。

写真は先月のものだが、この時は新しく買った古いレンズの具合を見るのも目的だったので、その点でもちょうど良かった。
そのレンズに関してはまた後に。

黒鵐

2015年03月21日 22時29分46秒 | 
地味な小鳥・アオジの親戚で、輪をかけて地味なクロジ。
アオジのアオであるところの青みがかった黄色部分が黒いための命名。
渋くはない。ただ地味。

写真は望遠が足りなかったので、初めて見た記念写真程度。