花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

姫踊子草

2011年04月29日 21時49分15秒 | 春夏の花
開演前に舞台袖から顔をのぞかせてしまったようなヒメオドリコソウの花一輪。

いま蓑のように畳まれている葉が上に開いて、その下に花が並ぶ手はずである。
まだ、へんなツクシのような姿。
右には、それより前段階の、若い色をしたのがモコモコとしている。



もう少し開いた姿もまだ頼りないが、ここからまだ大きくなって花も新しいのが咲く。

注目するようなものでもない帰化植物の雑草だが、数週間して形がそろって大きくなると、良い群舞の風景になる。

瘡の王 4

2011年04月25日 22時44分48秒 | 春夏の花
これもまた飽きずに毎年通う、クサノオウの群落。
今年は花が遅いので例年よりずいぶん遅めに行ってみたが、それでも蕾が多く、花が少なかった。
一昨年は今回より2週間前でも満開だったのだが。



芽吹く倒木の周りを囲む花。白い花は踊子草。

この黄色とこの緑の組み合わせは山吹の花と同じだが、こちらに野の花らしい野趣が強く、私好み。

燕 4

2011年04月24日 21時38分54秒 | 
ツバメがくるくると飛ぶ姿は小気味良いものだが、毎度のこと、写真にするのは難しい。
今回はコンディションが悪く、これで空が青く、感度を抑えられておれば、まずまずの具合であったが。



こう、カメラを振り切られかけているのも成功とはいえない。
しかしα55で追う感触自体は900より良好で、もっと数が増える季節を待って再挑戦したいところ。

翡翠 13

2011年04月20日 21時00分37秒 | 
お寺の庭の池、枯蓮の枝に停まるカワセミ。
風が吹いて、慌てて足元を握り直した場面。
こういうポーズだと、小さくて派手に赤いカワセミの脚が玩具めいて可愛らしい。
水面には桜が映っているはずだが、分かるように撮れる感じではなかった。


入内雀 3

2011年04月19日 22時58分29秒 | 
桜の花の中から顔を出した雀は、普通の雀ではなくニュウナイスズメ。
この感じだと、ただの雀とあまり変わりなく見える。
今年の桜ももう終わるが、相変わらず雨になると肌寒く、さてこれからの花の具合はどうであろうか。




メスは、普通に雀とは違う鳥の模様。
このことは以前に書いている。

紋黄蝶 4

2011年04月15日 22時03分57秒 | 蝶・蛾
川原の菜の花を背景に、2つのモンキチョウ。
対岸の菜の花が遠過ぎてよくわからないことになっていて、
もっと手前とか思い切って手前とかにもあれば面白い絵になっただろう。



片方は白が多い紋黄蝶、もう片方は普通。
両方が揃うとお得感がある。

勧修寺

2011年04月14日 21時31分50秒 | 春夏の風景
季節ごといろんな花を咲かせている山科の勧修寺だが、桜に埋もれるような風情は一段と良い。



今年の桜ももうじき仕舞いだが、雨が少ないので比較的長持ちしている。
北からの放射能を考えると、雨でもっと北で、その物質がしっとり落ち着いていてくれたほうがありがたくもあるが、花が散るのも詰まらない。

楓 2

2011年04月13日 23時31分09秒 | 春夏の花
桜の立派な花を背景に、ひっそりと咲いているカエデの花。
出来立ての葉の方が目立つが、その下の赤い点がそれだ。

 

花だけ摘んだりしての見る価値はないが、葉や風景の風情を併せ見ると、なかなか良い。
実物大より大きく見ると、赤い色が確かに紅葉のもので、花単体でも味わい深いように思えないこともない。



花の蕾や若葉の塊が新芽の鞘からほころび出る姿、満開の桜を背景に。
枝の先までもが若々しい色彩で、強烈に春らしい雰囲気。
もう間もなく新緑の季節だ。

青鷺 19

2011年04月12日 21時27分54秒 | 
毎年のように見に行っている、勧修寺のアオサギの子。
写真は、羽を広げて伸びをする親と、見上げる2羽の雛。
なかなか、それと思って見ることがないが、片方の羽でも体に比べて巨大で、その子ならずとも仰ぎ見る思いになる。



雛も立ち上がって羽を伸ばしてみるが、骨っぽくてまだまだ飛べそうにない。



それはそれとして、兄弟というのは絵になるものだ。