花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

藤 9

2013年04月30日 00時27分44秒 | 春夏の花
上鳥羽の浄水場で毎年一般公開している藤棚の藤の花。
ゴールデンウィークごろに楽しみにしている花と言ってマムシグサを挙げる人は少なく、
やはりフジやツツジあたりが楽しみにされる花として一般的だ。



藤といえば宇治の平等院のも良いもので、今は鳳凰堂が工事中で拝観料を値下げしていて花を見に入るには都合が良いかと思ったが、
このついでにさっぱり剪定したから今年は全然花が少ないということで、つまらないことであった。
そこから近場でヤマセミの来る天ヶ瀬ダムのあたりも大きい工事をしていて、あれヤマセミが帰ってこないんじゃなかろうか。
工事は皆のために必要だからやるものではあるが、個々人の都合には悪いことも基本だ。いかんともしがたい。



こちらは公園の藤棚ではなく野生のヤマフジ。
木に絡まって宿主を絞め殺す勢いで成長し繁殖する。
自然のものだって個々の事情など斟酌しない例ではある。

蝮草 3

2013年04月29日 00時54分58秒 | 春夏の花
花が咲く前の、ニョロリと生えてきたマムシグサ。
草の皮がまむし模様だと言われてもこの姿を見るまでは要領を得ないところがあったが、
なるほどこれはまむしだ。
といっても、まむし自体を見たことはないのだが。



花が咲くと、馴染みのある姿。
といっても、これが花というのに納得のいきづらいところも相変わらず。
しかしそういうところが好きな草だ。

躑躅 11

2013年04月24日 00時04分06秒 | 春夏の花
長岡天神の池のまわりのツツジの花。
向かいには料理屋の錦水亭。誠に結構な建物だが、中に入ってしまえばそこからの眺めはごく普通であろう。



遅咲きの桜とツツジ。まだツツジには蕾が多いが、桜はいつまでも待ってくれない。
すれ違いがいくらか間に合った風情。



そこの屋台で売っていた名物の焼きタケノコ。
茹でタケノコに醤油を塗って焼いたもの。
このサイズでタケノコだけをかじることはあまりあることではないが、美味。

還城楽

2013年04月22日 01時50分34秒 | 春夏の風景
以前に何度か挙げている、梅宮大社の桜祭り、平安雅楽会様の舞楽。
今年は還城楽。蛇喰いの胡人をかたどった舞。
蛇の小道具が素朴というか何というか、独特な感じ。

 

以前のは舞殿から本殿を左にした客席を正面にして演じてらっしゃったが、
今回は客席を横にして本殿を正面に演じてらっしたので、そのことに気づくまで
ずいぶん横を向いてばっかりの舞だなと思いながら眺めていた。
神様に奉納する舞であればそうあるべきではあろうが、ちょっとそれはどうであろうかと、
思わないこともない微妙な気分もあった。

燕 8

2013年04月18日 00時19分31秒 | 
水を張りかけの田んぼから巣材をくわえて飛び立つツバメ。



一度にくわえられる量がこの程度では、あのサイズの巣でも作るのはいかにも大変だ。
しかし、これをいかにスマートにこなすかが、デキるツバメのポイントなのでもあろう。

桜 26

2013年04月14日 21時13分21秒 | 春夏の花
里の桜は先週末で終わってしまったが、山の桜は残っていてくれた。
写真は大原の桜。前回のは京都の南西の大原野、これは京都の北東の大原。
どちらも長閑な山里だが観光的には圧倒的に大原が強い。





その大原の三千院は石楠花がいい感じに咲き始めているが、桜もちょうど盛りで、
季節が遅いところでは花の時期がかぶり気味になる。


桜 25

2013年04月07日 22時31分29秒 | 春夏の風景
金曜が絶好の花見日和で土曜が大雨風、日曜も雨の最悪のコンディション。
結局テンションの低い週末であったが、写真は先週末の大原野の桜。
ここで快晴と充分な桜が撮れていたので、まあ、仕方ないとすることも可。



久々に24-105の極端な周辺減光を楽しむレンズで。
逆光気味の場合、快晴でも花を白く撮ると空も白くなってしまう。
そこを、真ん中の花は白くしつつ、周辺は暗くして空の青さも写すという計算だ。
私はこういうのが好きだ。



こちらは順光で、白木蓮も撮った正法寺の桜と宝塔。
桜と社寺の組み合わせは、なぜこんなに嵌まり込むのであろうかね。

枝垂桜 6

2013年04月01日 00時54分59秒 | 春夏の花
在原のなりひら寺のなりひら桜。
花の量はあまり多くないが、味わい深いたたずまいの老木だ。

 

テレビの撮影が入っていたとかで、一番良い構図が撮れなく苦々しいことであった。
近年の鉄ちゃん騒ぎもアレだが、遊びの写真撮りのわがままをあまり主張するもの見苦しいものだ。
しかし鉄道の邪魔をするのは論外だがテレビなどはあちらの都合など知ったことでない。
ここではお寺の都合が入るので、テレビ優先は苦々しいが仕方ない。

余計なことを気にさせられて、のどかな桜見物に水をさされるのは実に詰まらない。