花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

葦鴨 7

2011年12月29日 23時12分27秒 | 
ネタに不自由するこの季節は鴨写真頼りになるが、鴨も良いものであるから悪いことではあるまい。
今回のは、丘ヨシガモではないヨシガモ。
羽先のくるっとしたところが何度見ても良い。
白い部分の赤色系の環境色を映した色のグラデーションも好ましい。
水面の空色と枯葉色と沼色も良いバランス。
良いところ探しをしない限り普通なだけの絵だが、それもまた良し。

丘葦鴨 2

2011年12月28日 00時29分35秒 | 
地味な鴨だが、灰色の鴨はあまりいないのでその点では珍しい、オカヨシガモ。
画面右のは、まったくスタンダードな姿の鴨の雌だが、これでいてクチバシが赤っぽい黄色系の色なのは案外他にない、オカヨシガモのメス。
目立たないのにわかりやすいというのは、特徴的だといえるのだろうか、否か。

翡翠 15

2011年12月26日 22時58分46秒 | 
池の柵に小舟をつなぐ紐に停まったカワセミ。
腹側の逆光ではカワセミも抑えた色調になるが、竹の格子にさざなみ模様と、鳥に似合った紐の色調が上手く調和して、渋い良い画面になっている。
鳥のポーズに芸があればなお良かったが、そこは難しいものだ。

小啄木鳥 7

2011年12月24日 23時42分41秒 | 
葉が落ちた桜の木を突っつくコゲラ。
冬場には頭の赤印を隠しているので点睛を欠く感じの姿だが、光が当たった赤い目がパッチリと写って、その代わりになっていなくもない。
木には、花はまだ当分先だが芽が出来はじめて、冬枯れの中に新しい周期が始まっているのが見える。

緋鳥鴨 9

2011年12月22日 23時59分50秒 | 
草むらの中に座って、なにやら鳩の仲間のようにも見えるヒドリガモのメス。
色も姿もおとなしく、バランスよく整って、特別に良いところはないが非の打ち所もない。
そういう、ただそこにある、という感じはまさしく鳩っぽいものであろうか。



他所の水上の、こちらは雄のヒドリ。
目の後ろの緑の光沢が、アメリカヒドリの血が混ざっているかもしれない風情。

その手前のは、やはりヒドリガモのメスであるが、最初の写真のと比べて、光具合で色がこうも変わって見える。
どちらが実際に近いかというと、やはりどちらもその場ではそのように見えているので、視覚情報など所詮その程度のあてにならないものであることがわかる。

蝋梅 10

2011年12月21日 22時53分04秒 | 秋冬の花
梅林の中で1~3ヶ月さきがけて咲くロウバイ。
この時期の花といえば他に山茶花があるが、それは先月の紅葉の頃から咲き始めるので、やはり初冬に花が咲く嬉しさを感じさせてくれるのはこの花だ。



ところで、望遠でも広角でも接写でもない普通の写真は3D写真が楽しいなぁというのがあって。
例えばオーディオでは高級ステレオよりちゃちくてもドルビーサラウンドが素人耳には聴き応えあるように、立体の存在感に見応えがあるのだが、
普通のネットのブラウザで3D表示ができないという、考えてみれば有りそうなことだが考えもしないようなことがあって、どうしたものか困ったものだ。
3Dの普及もどうにも近い将来ではなさそうだし、しかし諦めて無かった事にするにはもったいない面白いものであるし、かといってどうしようもないし。
何か、ソニーかパナかフジかどこかがやる、画期的な何かがないものだろうか。

磯鷸 3

2011年12月19日 23時48分43秒 | 
群れいる鴨や鴎からは距離をおいた単独行動のイソシギ。
昼下がりに早々と夕方のような黄色い横からの光は、冬至も近いこの季節らしさでもあるか。
見るだに冷たそうな水鳥の風景も色だけは暖かげに見えて、悪くない。



前々から壊れかけであった100-400APOレンズがとうとうお陀仏になったので、500REFレンズが鳥撮り用に復帰している。
リングボケが鮮やかなのは相変わらず面白いが、やはり使いにくく、さてどうしたものか。

四十雀 17

2011年12月18日 21時30分48秒 | 
蝋梅の蕾が膨らんでいる中、まだ残っている実から種を飲もうとするシジュウカラ。
絵的には落花生の豆っぽくもあるが、普通に梅の種なので丸呑みにするのもどうかと思う。
これを呑んで消化しきるのは見た目に似合わず剛の者である感じだ。

光のルネサンス 3

2011年12月17日 21時40分58秒 | 秋冬の風景
大阪市役所界隈のクリスマスのイルミネーション、しばらくぶりであるがずいぶん規模が大きくなっていた。
前に見たのは4年前であったから、色々変わりもしよう。
イルミネーションより屋台の商売っ気のほうの規模の話であるが、どうでもいいことなので構うまい。



横に広い飾り付けには、広角レンズよりも上下をカットできるパノラマが良い具合。
こういうので3D写真は面白いが、見る環境が整わないのが詰まらない。
その辺、いずれ変わるものだろうか、難しいところだ。

御堂筋イルミネーション

2011年12月15日 00時07分21秒 | 秋冬の風景
今年もいつの間にかクリスマス前の季節だ。
写真は、大阪のメインストリートである御堂筋の街路樹にかけたイルミネーション。
良い見ものだが、チラシのイメージ図よりはイチョウの葉が多く残っていて、見通しはあまりよくない。



木の幹に巻きつけた電球は枝には広げず、光の列柱というらしい。
ニョロニョロしていて異様で、難しい絵面なので、今回はあまりそれを意識しないように撮った。
クリスマスまであと10日ほど続けるらしい。

大鷭 4

2011年12月07日 23時05分56秒 | 
頭の毛がぼそぼそで額の硬質部分も小さい、若いオオバン。奥には額の大きい大人もいる。
比べると、いかにも頼りない感じがする。



大人の方。
それにしても額部分がずいぶん大きく、バランスが悪い顔になっている。
水面下にはバンらしいゴツすぎる足も見える。
部分部分の造りが大きめで、サイズ的にも大きそうに見えるが、手前隅に写り込んだカモに比べると小さい鳥であるのは妙なもの。

紅葉 26

2011年12月06日 23時16分28秒 | 秋冬の風景
紅葉。
それだけのものだが、そういうものだ。




で、3D写真が楽しいのであるが、見る環境の不自由さが何よりの問題。
この表示の仕方があるか、と思ったが、やはり無いな、とも思いつつ、せっかくだからそれもアップ。
洒落の域を超えるものではなく、それも上等な洒落ではない。ワキワキ感は嫌いではない。

鴛鴦 21

2011年12月05日 23時15分04秒 | 
冬の鴨の大本命といえば白鳥だが、私としてはオシドリこそがそれだ。
ここ5年のことですっかりおなじみではあるが、世の中的には結構レアなことだ。

で、去年と同じネタで、本格的な冬を前に紅葉を水面に映した琥珀色背景にて。
この時期にしてはかなり賑やかな風になっている。
理屈のことは知らないが、この冬はさてどんな感じになるだろう。




ちょっと高い枝の上で休らう。
オシドリは鴨としては珍しく樹上で休むということだが、この高さでも見るのは初めてだ。