花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

二色空木

2007年05月31日 21時55分52秒 | 春夏の花
木漏れ日の光が妙な具合に浮かび上がったニシキウツギの花。
これもvelvia100のポジ写真。
このフィルムの緑色は完璧に私好みでとても良い。
明暗がハッキリするのも今回の狙いにはバッチリ。
ただ、何が写っている写真なのか分かりにくいのは客観的に良くない。

こちらはデジタル。
充分な光の下では、こういう花である。

紫陽花 4

2007年05月30日 23時22分41秒 | 春夏の花
日曜に作ったポジフィルムが出来上がった。
α-9xiにSTF、FUJIのvelvia100。

ポジフィルムはネガフィルムに比べて何が良いかというと、現像されてきたフィルム自体が格好よく、ブツ所有欲にビンビンと来るモノがある。
スキャンすると、ネガフィルムをスキャンした時の赤っぽさがなく、ごく自然な色が出る。
そういえば、αデジタルは絵作りの傾向として“ポジフィルムをスキャンしたような感じの”といわれることがあったのを思い出した。
道理で親しみのある感じの色になるはずではあるが、それより少しくメタリックな感じがある。

ダイナミックレンジが異様に広いネガと違って、ポジはダイナミックレンジは全然狭いが色が良いとの話であった。
確かに好みの色具合ではあるが、デジタルに比べてのランニングコスト分の優位性があるか、本腰を入れた比較写真をしなかったので、不覚ながら今すぐには何とも言えない。

銀蜻蜒 4

2007年05月29日 21時22分44秒 | 
ハナショウブとスイレンの池を周回するギンヤンマ。
昨日更新分の豹紋蝶や、数で勝負のシオカラトンボに押されて、縄張りの主張というよりただ廻っているだけで、ルートが激しく乱れるので写真は断念。
しばらく他所で時間を潰すと蝶はどこかへ行ったので、再チャレンジ。

しかし1シーズンを明けると、トンボ撮りの勘が無くなっていて、結局ほぼダメであった。
もともと大した勘も無かったが、背景がかなりゴチャっているポイントであったので厳しかったのも事実。
花は綺麗だ。

花菖蒲と褄黒豹紋蝶

2007年05月28日 21時42分01秒 | 蝶・蛾
別に蜜を吸っているわけではないが、ハナショウブの上に陣取るツマグロヒョウモン。
何が目当てなのやら分からないが、しきりに縄張りを主張してトンボを追っ払っていた。

追い払われるトンボが情けないのか、トンボを襲う蝶がパワフルなのか。
基本的には後者だが、逃げるギンヤンマは絶対的に前者である。

その雄姿(横型)。
お願いだからそのギンヤンマを撮らせておくれ。
ヘタレかヒーローかどうかなんて写真では分からないのだから。

近所の泥棒猫の仔

2007年05月27日 21時19分56秒 | ねこの風景
この春は鳥の子をいくつか挙げたが、そういえば猫の子も歩き出すのは今頃であった。
母はコレ。色は父親似か。今のところ、確認できた子はこの一匹のみ。


障子の穴のむこうを気にしながら一匹でくるくるとしていた。

再来月にもなれば、コレもいっぱしのブチャ猫になるであろうから困ったものだが。

山法師

2007年05月26日 21時12分00秒 | 春夏の花
今の季節、葉の光沢が不自然な木があると思ったら、ヤマボウシであろう。
ヤマボウシという名と、葉の枝の上に被さる白い花を見ると、
山帽子であろうかと思うが、僧兵の白い頭巾になぞらえた山法師である。

以前のハナミズキの頁にてヤマボウシに似ると書いたが、ハナミズキの木は大きいのを見かけないが
ヤマボウシはそこそこに大きいのを見かけるのと、かなり密に花が付くので、白い花ながら豪華な感がある。


咲きかけ。丸くはならず、ヒラヒラとして清涼感がある。


咲いた所の横からのアップ。
花は中心の丸いのであって、アジサイなどと同じくヒラっとしたのはガクであるらしい。
騙されている気もするが、綺麗な方便というものであろう。

薔薇

2007年05月25日 22時40分53秒 | 春夏の花
バラ園のバラ。
花を見れば普通に綺麗だが、そこそこの規模のバラ園になると、
風が吹くたび肥料の堆肥の匂いが鼻につく。
そのため、私個人的なイメージとしては、バラの花というのは悪臭の中に堂々と大輪を咲かせる、人の世の不浄の象徴的なものである。

写真は、α-9xiにSTF、fujiのSUPERIA VENUS400。縞状のノイズは、スキャナの問題かもしれない。ちょっとそれは困るな。

星羽白

2007年05月24日 21時52分00秒 | 
冬の間、何度か遠目に見て、望遠が届かないと歯痒い思いをさせられた鴨だが、まだ公園の池に居座っているのがいて、しかもごく近い距離で撮れた。
目が赤いのが主な特徴。
日が当たれば、光沢のある赤茶色の顔の中でもひときわ光って、ホシハジロの名の星に違わない感じである。


近くにはメスも居た。
こちらは落ち着いた色彩で、どことなく鹿っぽい。
ゴミが付いているのかと思ったが良く見ると骨っぽく、何か負傷しているのかもしれない。
とすれば、未だ夫婦で渡らずに居残りの理由かもしれず、鴨のくせに美しい話である。

小啄木鳥 3

2007年05月23日 21時13分57秒 | 
コゲラ。
目で見た以上にどこにでも居る印象が強いのは、鳴き声が独特で分かりやすいため。
実際に目にすることは少なくないのだが、頭にあるキツツキならではの赤模様が見えることはあまり無い。
少しでも赤が見える写真が撮れると、大変に得した気持ちになる。

それも良いが、羽のだんだら模様とハミ出た尾羽が可愛らしい。


こちらの写真は若干ネムいが、とてもよく赤が出た。
実に鮮やか。

花点草

2007年05月23日 00時54分51秒 | 春夏の花
ジメッとした暗がりにあったカテンソウの花の蕾。

どうにも何の花かわからなくて、2ちゃんデジカメ板花スレで聞いてみた所、おそらくソレだと。
自分としてはユキノシタ系のチャルメル草の小さくて花がひとつしかついていないものとかで目星をつけてみていたが、どうも曖昧なものを自分で調べると、面白そうなものの方に寄って行くので注意したい。

マッチ棒の先よりも小さい蕾なので、そよともしない程度の風でも大きく揺れてなかなか困らせられたが、苦労して撮った甲斐がある、雰囲気ある一葉。

柄長 9

2007年05月21日 20時23分31秒 | 
若いエナガ。
成鳥ではスゴイ眉毛っぽい目の上の黒ラインが、顔全体を通る灰色のライン。目の上に赤いのがある。少し小さくでボソボソ。

ちょっとキモい。
ボソボソはもう暖かいからであって、大人でも冬の間に見られるポワポワ感は無いのだが、


※8から再掲
やはり、この印象が強いと残念感を禁じえない。

雀 6

2007年05月20日 20時58分36秒 | 
白詰草の中の、クチバシの黄色い若雀。
顔の黒も茶色もまだ薄いが、それ以外は普通に雀である。
直前に変えていた露出補正の戻し忘れで花が真っ白になってしまったが、おかげで雀の顔ははっきり見える。

白詰草の花はシーズンを過ぎて枯れたものが多い。枯れて茶色くなっているのが雀の良い保護色になっているような、特にそれほどでもないような。

鷭の子

2007年05月19日 21時57分43秒 | 
草むらからはみ出て大きく伸びをするバンのヒナ。
それなりに大きくなっているようで、もう足は立派だが羽はそれっぽいのが認められる程度。
転びそうに見えるが、隠れているバンの足は凄いらしいのでこれで立派にバランスが取れている。


顔だけを見ると椋鳥にも似て見えるが。


親は少し離れて放任気味。人に警戒心が薄いのは場所柄か。
地味なのか目立っているのか分からない親子であった。