花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

尾花 2

2008年10月31日 21時39分09秒 | 秋冬の花
川べりで風に吹かれるススキの穂。
写真はα700で撮ってたもの。またそのうちα900の感想としても書くだろうが、jpg出力では緑色の発色が700と900でかなり違う。
もう、この妙に青っぽく彩度の高い緑が懐かしく思えてしまう。
私は好きな色だ。

ススキの穂はそろそろ、茶色くバサバサした質感になる。
先々週のこの頃は、陽に当たると銀色に光ってえもいわれぬ雰囲気を持つ。
この週末でもまだ綺麗だったらもう一度撮ってみたいものであるが。

大青糸蜻蛉 2

2008年10月30日 22時06分33秒 | 
金属質な光沢とコバルトブルーな目の美しいオオアオイトトンボ。
美しいのは良いが、添える文章を本格的に思いつかない。
この所、時節柄のことかカメラ機材のことばかり書いていたので、その辺を外そうとしたら何もなくて我ながらビックリだ。
さてどうしたものか。

山茶花 3

2008年10月29日 21時26分59秒 | 秋冬の花
もうツバキの花が咲く頃か、と思ったがそんなわけはない。
いや、種類によってはそれもあるかもしれないが、これはサザンカ。
素人目にツバキとサザンカは見分けが付きにくいが、11月頃に咲いているのはサザンカと覚えると大体合っているという。
それで間違っていることもあるが、もし指摘されたら素直に感心して見せると、相手の顔が立って万事上手く行く。




この花は、これからの季節には数少ない華やぎのひとつなので、よく目を引く。
しかしすぐ傷んでしまう花でもあるので、写真に撮るならなるべく早い時期が良い。

瑠璃立羽蝶 5

2008年10月28日 21時12分40秒 | 蝶・蛾
一年ぶりに見たルリタテハ。
そういえば前回は、α700の試し撮りの時に50mmF3.5で撮ったものだったが、今回はα900の試し撮りの時に50mmF3.5で撮った。
この蝶を初めて見て写真に撮ったのは、α-sweetDを買って、やはり間もない頃であったので、あまり見ない蝶にしては妙な縁である。




とても良く解像できたので、WUXGAにリサイズするのにもしのびず、50%縮小の600万画素でアップ。
羽の付け根部分とか、リンプン、背中の毛の描写など、安レンズとは言えマクロレンズらしい良い描写をしてくれている。

あれで満足していた頃から、いろいろが格段の進歩である。

百日紅 6

2008年10月27日 21時32分00秒 | 秋冬の花
7月から咲いていたサルスベリも、流石にもうそろそろ終わり。
早めに咲いた花に出来た実は、黒く乾いて弾ける寸前だ。




紅葉している部分を、特にコッテリ色でRAW現像。
サルスベリは、木の全体の葉が赤く染まるほどのことにはならないが、部分部分は鮮やかなマーブル調になる。
これはこれで非常に良い。
ただし、楓が紅葉する頃には葉はほとんど落ちてしまう。

姫赤立羽蝶と瑠璃小灰蝶

2008年10月26日 15時20分26秒 | 蝶・蛾
今日は非常に残念な雨天になったので、昼間から更新。
昨日、無理めに撮りだめしておいて良かった。

写真は、何をしているところかは知らないがヒメアカタテハとルリシジミが一緒に居るところ。
ルリシジミの方は落ち着きなく羽をパタパタさせているので、ぶれて写っている。

蝶にとっての季節は、産卵のラストスパートの頃を過ぎて、成虫越冬組は減りつつある餌を横目に冬眠のタイミングを計る頃にさしかかっている。
アゲハ蝶の類はもう退場済み。まだ充分暖かく花も咲いているが、もう数週間もすればタテハ蝶もなかなか見られなくなるだろう。
シジミ蝶などは冬でも暖かいとヒラヒラしているので深刻さは薄い。

α900 動物園で試し撮り

2008年10月25日 21時22分01秒 | Weblog
雑誌やwebで、プロカメラマンによるカメラレビューにはよく動物園での作例が入っている。
真似してみてもいいだろうとは思っていたが、流石にひとり動物園は躊躇するものがあった。
だからといって他人に付き合わせるのも気が引けるので実行には至らなかったわけだ。
が、まぁ、α900なので何ともなしに動物園おひとりさまを敢行した。

最初の写真は、横1920ドットから正方形にトリミングしてみた。
リサイズしたぶん、顔のディティールが甘くなった。
そういう写真と、どう付き合っていくかはあらためて考えざるを得まい。




普通に、WUXGAサイズで、大きい猫。
画面右端にセンサーのゴミが写りこんだが、そのうち消えていた。
大きいセンサーにはゴミも多く付く道理で、その辺も対策を考えねばなるまい。




ピントを外しているが、そのせいで細かい毛並みが細かく写って、もっと拡大したら凄いことになっている写真。ここではここまで。
この類の猿は薄気味悪さが良い味を出している。




中国の病気でおなじみのハクビシン。
手前の檻をぼやかした写真ばかりでも嘘なので、こういうカットも一枚。
当然のことだったが、やはり動物園は檻ばかりで若干気が滅入る。




このカメラは、ドットが細かくてノイズに弱いのが特徴だが、しかしダイナミックレンジは他のより広いらしい。
その辺の細かい技術的なところに行こうとは思わないが、たまたま選んだものが良いものならばありがたく思う。




iso1600感度で、原寸からリサイズ。
残念ながらそれでもノイズっぽい。
この写真の場合、色が少ないのでギリギリOKラインか。
原寸で見るのは厳しい。




まぁ、そんなかんじですメェ。

他に、2460万画素原寸でイグアナの写真をこちらにアップさせていただきましたので是非御覧頂きたい。

α900 適当な試し撮り 2

2008年10月24日 22時14分26秒 | Weblog
今日も相変わらずの悪天候だったが、週末悪天候の週間天気予報から雨が早まって、この週末は晴れるとのことになったので、むしろ有り難い悪天候である。

今日は、お昼は雨が上がったので、STFでの町写真を撮ろうと思った。
が、135mmという焦点距離は思ったより長く、こういう狭いところにはあまりに向かないことがわかっただけであった。
あらためて、難しいものだ。




ピント部分の拡大。
電気は偉いものだなぁと、こう思わせる風景は大好物である。
ピクセル等倍トリミングでアップしようと思ったが、ちょっとピントを外していたので周りを含めて縮小した。
中央左下のゴチャゴチャに合わせたつもりが練の字の前辺りに来ている。
まぁこれは、何かと心せかされる町撮りなので仕方ないところだ。

α900 適当な試し撮り

2008年10月23日 22時03分03秒 | Weblog
写真は、MINOLTA24-105(D)レンズで、cRAWから軽くシャープネスをかけて600万画素にリサイズしたもの。
このレンズがこれほど解像するものだとは思わなかった。一度、α-sweetDと撮り比べせねばならぬ。

ただ、jpgでは草のディティールはほぼ潰れていた。
cRAWからでも、ピクセル等倍の24M画素で、厳しいモニターで見るとそれなりの甘さを感じる。
しかし、そこから75%縮小したら、ピクセル単位で見ても美麗だ。


なにゆえか、CFメモリーの中のデータの前半が壊れていて、撮りながら今日の更新はこれで行こうと思ったショットも壊れてしまっていた。
動揺していたらお昼休みが長引いていたほどショッキングな出来事であった。今後同様の事態があったらアレなことになる。
「新しく買ったCFはちゃんとフォーマットしてから使おう」という問題だったら再発はもうなかろうが、そんな事ってあるだろうか。




ハナツクバネウツギの植木の花。
ノートリミングでこれだけ縮小したら24M画素の意味は無くなるが、これも前の写真も、フルサイズセンサーあっての画角なりボケの量であったりである。

本体に問題が無いと良いなぁ。

α900

2008年10月22日 21時59分26秒 | Weblog
結局、素寒貧になるリスクを犯して購入した。予約自体は9月の内からしていた。

このα900は、α700のユーザーからしてみれば、撮れる写真の外側が1.5倍広がったというだけのものに、微々たる改良が加わっただけのものなので、夢のカメラというジャンルのものには遠い。
私としても、もし135STFというレンズに惚れ込んでいなければスルーしていただろうと思う。
しかし135STFを135STFとしてデジタルで使うためには、他に選択肢がない。
ゾナーもプラナーも、あるいは代用があるかもしれないがSTFにだけは代用が無いのだ。
三十数万円は、脳味噌に血を通わせる代金のようなものだ。



どこぞからの拾い物の、プロトタイプとほぼ現状のタイプの比較画像。
とんがり頭が丸くなったのと、寸が詰まって精悍な感じになったのが目を引くが、そのほかあちこちが変わっている。
頭に限っては、最初のが良かった。それ以外は、今のが断然良い。



初回購入特典のマグライト。
内蔵ストロボが無い機種だからといってこれをつけるセンスはどうかと思うが、思っていたよりは上等げなモノだ。
無論、ストロボの替わりになるようなものではない。



マーそれにしても2400万画素とは大したもので、ピクセル等倍で画像を見るのはα700で微妙さを感じるそのままであるのだが、しかしその辺の評価は追々にしていくこととしよう。

まずは明日の朝かお昼に雨が止むことを祈るのみである。
ボディが防滴仕様でもレンズが防滴仕様でなければ意味が無いのは、他社の配慮レベルで無い本格的な防滴仕様カメラでも同じことで、雨天時の屋外はどっちみち避けたいものである。

黒瓜羽虫

2008年10月21日 22時13分01秒 | 
いわゆる害虫であるところの、クロウリハムシが2匹。
シナバー色と黒のツートンカラーは、しかしなかなか美しく可愛らしく、害虫ながら外見的に昆虫ファンから評価の高い虫である。
と、適当に書いたが実際のところは、さて、どうだろう。

シナバー色と黒といえば、ついに明後日がα900の発売日であり、α700の例に倣えば明日手に入ることになる。
お店に確認してみたところ、まだわからないとのことで、相変わらずこのお店はSONYのαに熱心でない。

それにしても予算が潤沢でないので、パソコン本体も買い換えないと仕方がないのに、とりあえずメモリの増設で手を打つことにして、今までの512MBに2GBを足した。
買うべきメモリの型番のメモを店員さんに見せたらウヘァという顔をするほど古い型であったので、今後マザーボードを買い換えた際には使えない公算が高いようなものを、だ。

しかもDT11-18を落として壊したので(マウント部が歪んだだけ)修理に出さざるを得ず、心底微妙かつ予定外な出費が増えた。
α900はDTレンズ自動クロップ機能を解除できないのだが、もしファームアップでこれが解除できるようになれば面白いレンズになるので、これは捨てられないのだ。
DTレンズ自動クロップ機能を解除できないのは、たぶんDT16-80ZAレンズが24-80域で普通に上質に使えることがバレたら24-70ZAレンズの売り上げに響くためのものであろうから、後々のファームアップでは転ぶ期待を持てないでもない。
α700のJPGで高感度ノイズリダクションOFF機能をつけてくれるよう要望を続けたのは、ついこの間に叶えられたところなので、無理に諦める必要もない。

金を食ってくれるシナバー色であることだ。

溝蕎麦

2008年10月20日 23時23分08秒 | 秋冬の花
ミゾソバの花と水の流れ。
綺麗な風景ではあったが、川原まで下りられない立地で、画面外すぐ下はアスファルトの道であったりするので、ちょっと半端な構図。
大体、清流を演出するならミゾソバの花というセレクトは無い。

捨てがたいところが大きいが、全体に惜しい被写体であった。

並日陰蝶 3

2008年10月19日 20時22分49秒 | 蝶・蛾
ウォーリー何某というのも既に遠い過去のゴニョゴニョの中の何かであるが、一定の年齢層以上にはいまだ一種の共通言語として通じる存在である。
そのことは心の底からどうでもいいことだ。
問題は、こういう風景の中にナミヒカゲが居ることに気づけたということだ。
まぁ、それも、それ以上の話ではない。

秋の林の中は、木の実が熟したり落ち葉がかもされたり、何やかやで甘い匂いが一帯に漂う。
その匂いが好きで、フラフラ出歩くのに楽しみが増えて嬉しいことだ。
で、しかし、その匂いの中に金木犀の花の匂いまで混じるとちょっとやりすぎというもので、酔うほどに濃密な空気には名状し難いものがあったが程々というものが大事だ。

そういう空気の中の一コマ。

野鶲 5

2008年10月18日 21時30分14秒 | 
春には結局あれきりにしか見られなかったノビタキ。
秋、彼岸花の頃にはまだ居なかったようだが、今回はたくさん見ることができた。

写真は、そこの竹竿から草むらへダイブするところ。
背景の白とピンクはコスモスの花。
獲物を捕まえられたかはわからない。




WUXGAサイズで、お見合い写真。
ざっと見たところ、一視界のうちに4羽まで確認できた。
どこから来てどこへ行くのかは知らないが、この辺ではヒタキは単独行動しか見たことがなかったので、ちょっと心強げな風景であった。

蟷螂 5

2008年10月16日 22時19分33秒 | 
陰影の強さが渋いカマキリ写真。

カマキリといっても色んな種類があるのだが、カマキリならそれでいいじゃないか、という気がしてあまり熱心になれない。




WUXGAサイズで、日向のカマキリ。
大釜きりの大きさは無いが、既に立派な羽ができているので、コカマキリとかの種類だろうか。

柔らかい緑が優しい色合いであるが、それがカマキリという生き物とのギャップで面白い。