花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

平等院 夜間拝観

2017年11月28日 00時20分35秒 | 秋冬の風景
宇治の平等院鳳凰堂、紅葉の時期のライトアップ。
良さそうだと思って行ってみたが、広角レンズを用意したつもりで忘れる痛恨の失敗。
50mmレンズでも、まぁ撮れるが、いちばん肝心の正面から全体がまるで収まらず。
横からならそれなりに見えることは見える。

 

という、そこは残念だが、それより問題は時間。
夜景写真で一番いいタイミングは、日が沈んで暗くなりつつある、空に青さが残る頃。
このイベントのポスターでも、そういう空がキレイな紺色の写真である。まさにそれだ。
今なら4時50分から5時10分くらい。この夜間拝観は6時から。
すでに日はとっぷり暮れてしまって、これなら昼間の拝観(5時30分閉門)のほうが良かったじゃないですか。

べつに写真のためのイベントじゃないと言われれば、そこまで。



目で見るぶんには十分に一見の価値があることは太鼓判を押せます。

嵯峨野・広沢池の鳥

2017年11月22日 00時57分25秒 | 


毎度の広沢池で、いくつか鳥写真を撮ったが、これぞというほどでもないので、まとめて。
まずは鳧(ケリ)。
地面にいるときは地味なばかりの鳥だが、羽根を広げると堂々としていてそれなりに美しい。
背景とか、位置関係とか数がもっと都合良ければ見るべき絵になったが。



鵤千鳥(イカルチドリ)。
流木かと思ったが、パイプのゴミか何かを枕のようにもたれかかって休んでいる図。
今年もかなり寒くなったが、もう少し寒くなる頃にはもっと数が増えるので、その頃再挑戦したい。



鶚(ミサゴ)。
この池は冬には水を抜くので、今時分でもすでにずいぶん水位が減っている。
上空から池に飛び込んで魚を捕るには池が浅すぎるという判断か、
しばらく池を確かめるようにして飛んでいたが、やがて何もせずに去っていってしまった。
また春に、池に水が戻るまでさようなら。

SONY Planar T* 50mm F1.4 ZA 附 α700十周年のこと

2017年11月12日 22時23分09秒 | Weblog
α9に付けるべき50mm単焦点レンズが欲しかったが、Eマウント用の50mmF1.4ZAよりも
せっかくだからα900にも付くAマウント用の50mmF1.4ZAにした。
少し古いモデルだが、発売当初には高価すぎることで話題を呼んだレンズだった。
その後、他社も同じくらいの値段の50mmF1.4レンズを揃えてきたところで、
さらに高価なEマウント用が登場したという流れ。

このレンズの感想としては、
・手触りに高級感あふれる
・AFモーター音は案外大きい
・色のノリ、解像感は大変好ましい
・絞り開放だと光がにじむ、偽色はそれなりにある
そんな感じ。
紅葉を撮ってきた。

  

左から錦木、楓(フウノキ)、楓。カメラ本体はひさしぶりのα700。

そのα700、2007年の10月末に発売から2017年でなんと10周年である。
1年後にα900が出る、それまでの間しかメインで使うことがなかったので使用期間こそ短かったものの、
ちょうど無職になったタイミングで入手したため、みっちりがっつり使った濃さでいえば、かなりのものだ。
下取りに出さなかったのはもしもの時の予備、電池を共用していたからでもあったが、
良い写真も少なからず撮ったので思い入れがあったからでもある。
ひさしぶりに使うと、独特な高音のシャッター音にテンションがあがる。
しかしフルサイズ機に比べてファインダーがとても小さいことに改めてショック。
基本的には今でも馴染んでいて特段古さは感じないが、やはり、あえて今使うなら900の方であってこれではない。
「何も悪くはないが、他が良いだけ」とは、700の発売当時にニコン、キヤノンと比べられたときと同じ物言い。
そういうのはやはり最後までついて回るものだ。

SONYのαは今たいへん好調であるようだが、SONYα自体の10周年も、今回の記念碑的プロダクツの10周年も
公式でも私的にも特に何もなかった。クールなのか、この辺は無かったことにしたいのか。
来年は今でもわが愛機であるα900の10週年だ。
その頃の物言いでいえば「フルサイズ元年」(の2度め。EOS5D初代のときが1度目)だったので、
2018年はデジカメフルサイズ暦10年ということになる。
なにか特別なことがあれば良いが、なくても私はお祝いをしよう。