花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

枝垂桜 2

2007年03月31日 22時22分40秒 | 春夏の花
数本の満開の桜が重なって、とても豪華な図。
雲が分厚い夕方で、頼りない光線がしっとりした雰囲気を作ってくれる。

桜の写真は、狭く撮っても詰まらないし、広く撮っても茫洋とするばかりだしで、なんとも難しい。
この写真では中央の幹の力強さがひとつのポイントに出来ていると思うがどうか。

左端真ん中あたりに邪魔な松の枝が写ったのをレタッチで消したが、縮小した上にJPGノイズが被さるので、たぶん誰にもわかるまい。

山吹

2007年03月28日 21時57分02秒 | 春夏の花
開きかけた山吹の花の蕾。
山吹の花は、葉桜や八重桜と組にして青空を入れて広く写すと、非常に春らしく華やいだ絵になるのだが、
単体で写そうとすると木が藪っぽくて背景が暗く、非常に湿度を感じる絵になる。

どちらで写そうとするにもまだ日が少し足りない。

背黒鶺鴒と緋鳥鴨と小鴨と鳰

2007年03月27日 23時41分50秒 | 
手前から、文字数が4,3,2,1と並んで気持ちがいい、セグロセキレイとヒドリガモとコガモとカイツブリの写っている、セキレイの飛翔写真。
ヒドリガモのポーズがおかしいのと、セキレイとの距離が近い事の因果関係は実は特に無いのだが、セキレイが羽でしばいたように見えると少し面白い。

その少し前の風景。
セキレイしっぽ振りの幅がいつもより大きく、やる気をアピールしているが。

その少しあと、これは上の写真。

その後、飛んでったセキレイが戻ってきた風景。
カモとセキレイのフォルムの対比がトムとジェリー的。
頭を掻いているカモと嗤っているようなポーズのセキレイ。
ただ実際にはケンカしているのでも仲良しなわけでもない。

背黒鶺鴒 3

2007年03月27日 21時27分39秒 | 
先のハクセキレイと一緒にパタパタしていたセグロセキレイ。
種類的には、ハクセキレイは世界中どこにでもいるが、セグロセキレイは日本特産品目であるらしい。
このあたりでも、どちらかというとハクの方が多いのでセグロの方を贔屓したいところだが、数の分、ハクの方がシャッターチャンスが多い。
(最優先はキセキレイだが、こちらはテリトリーが違う)


セキレイとかエナガとかモズのように尾羽の長いのは、その尾羽の表情も時々面白い。

白鶺鴒 6

2007年03月27日 00時18分49秒 | 
先の続きで、もう痒くて仕方がないハクセキレイ。
普段ピンとすましていて油断のない鶺鴒も、春先は体がムズムズしているようだ。


羽をパタパタとゆすって落ち着いた風をとりもどす。咽を異様に膨らましているのは何だろうか。


そして飛び立つ、所はタイミングが合わず撮れなかったが、近くのブロックに着地するところが撮れた。
手前の草が鬱陶しいが、腹側の白さが綺麗。

白鶺鴒 5

2007年03月26日 21時57分06秒 | 
セキレイの飛んでいる写真を撮ろうと思ったら、何だか川の上を無闇に飛んでいるこの季節しかないわけで、それで上手く撮れてとても嬉しい一葉。
川が綺麗であれば更に言う事はないが、これもリアリティの演出の一環と思われたい。
ハクセキレイは吊りあがったアイラインのせいで人相が悪いのが惜しまれる点だがポーズが決まったのでそれも格好よく見える。


週末の雨で増水した川の消波ブロックを、傍目には無目的にピョンピョン渡りつつ、時々、何があったのかわからないが何かあった面持ちで上の写真のように飛び立ってホバリングして急上昇したりしていた。
つまり何なのだろうか、わからない。

白木蓮 4

2007年03月25日 21時37分26秒 | 春夏の花
奈良・浮見堂の鷺池を飾る豪勢な花。
コブシかモクレンか曖昧だが、コブシ特有の、花のワキにちょろっと葉っぱが付いているのが見えないので、モクレンだと思う。
雨っぽい天気でモヤがかかっているのが日本画の雰囲気で素晴らしい。


裏から見ると、空にかぶる部分がキラキラして、こちらもえもいわれぬ雰囲気。

数日早く来ておれば、もう少し寄って終日撮っていたものでもあったろうが、近づいて見ると既にかなり痛んでいる。

福寿草 2

2007年03月23日 21時48分40秒 | 春夏の花
去年アップしたものはまだ葉が出来たての若いものだったが、今回は葉が立派に緑になって繁った感じの、フクジュソウ。
結構花の寿命は長いようで、その名にふさわしい。

いつどれを見ても、花びらのどこかに虫食いのある花で、早春の黄色は虫的にはおいしそうに見えるのだろうかと思う。

瑠璃鶲 6

2007年03月22日 21時26分23秒 | 
植物園の梅園に住み着いている例のルリビタキだが、デジスコ写真に見えかねないほど近い距離でのニアミス。
越冬地でこんなに人に馴れて大丈夫か、とこちらが心配になっていたところ、どこぞの子供が喚きながら走っているのに驚いて飛び去り、忌々しいやら安心するやらであった。

去年撮ったルリビタキに比べると青さが完璧で、実に心洗われる瑠璃色である。
羽の位置的にワキの黄色が見えず、少し違った感じで、それもまた美しい。

桜 3

2007年03月21日 22時43分26秒 | 春夏の花
一足早く一本だけ咲いているヤマザクラ。
赤い葉、白い花、黒い背景のコントラストがなんとも嬉しい一葉。

今年の桜は早いかと思っていたが、先週の冷え込みでずいぶん木としても予定が狂ったようで、
枝垂桜などは咲きはじめたものと、つぼみもまだのものと、例年なら揃うはずの足並みが乱れている。

ヤマザクラやソメイヨシノなどは、たぶん例年通りのスケジュールになる雰囲気であった。

雀 4

2007年03月20日 21時42分52秒 | 
膨らんだ桃の花の蕾の下で思い思いに、何もしていない雀の群れ。
全体に丸々としたモチーフ。

スズメという鳥はちゃんと見れば実に絵になる鳥なのだが、光の角度が良くないと眼が見えなくなる模様が、少々難度を上げている。