花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

団扇蜻蜒 7

2017年06月19日 01時20分33秒 | 
ひさしぶりに、ウチワヤンマ。
ひさしぶりというのは更新的な意味ではなく、自分の中でも2011年の更新分以来、たぶん6年ぶりに見たという意味。
いる場所には普通にいるのに、そこ以外では全然見かけないのはどういうことだろう。



とは一瞬思ったが、そもそもふつうの生活のなかでトンボを探して眺めるという事自体が、ない。
ヒマと余裕があればこそ遊びというものが存在しうる。
いつまでも遊んでばかりもいられないが、いつまでも働いてばかりもいられまい。


腰赤燕 4

2017年06月10日 23時45分48秒 | 
α9の連写は十分に試したので、あとは肝心のFEマウントの100-400レンズを待つのみだが、その過程で撮ったコシアカツバメ。
さすがにツバメほど速いと、パラパラ漫画的にはならない。
しかし、かつてのヤマセミのときの天を仰いだ連続写真と比べると、いかにもポテンシャルが高い。



ほか、ふつうのツバメ写真。
すこし高いところから、さらに高い位置のものを狙ったので、見事に背景がない。

こういうのもシンプルでいい。

電車

2017年06月04日 23時29分59秒 | 春夏の風景
カメラ雑誌の試写の定番といえば電車だ。動物園もそうだが、今のタイミングでひとり動物園はフレンズになってしまうので、α900のときは敢行したが今回はナシ。
そういうことで京都駅に発着する電車。
昭和ソリッドな、宇治から奈良へゆくこの車両は、いま調べたところ国鉄103系という、昭和38年から昭和59年まで生産されていた歴史のなかに消え去ろうとしているマシンだという。

カメラのことに話を戻すと、α9が真価を発揮するべく作られている100-400GMの発売はまだ先なので、
今回はまだAマウントの70-400GをLA4のミラー付アダプタを使って撮っている。
LA3の素通しアダプタだとα7II以降なら、モーター入レンズに限り本体のAFを機能させられるのだが、
α7Iのときに買ったものだし、モーター入りレンズも2つしか持ってない。
要するにα9のAFまわりの先進機能は封印状態であるということ。

で、試写に電車が良いのは故のないことではない。
大きいものだからAFに乱れが出にくいし、動きが直線的でイレギュラーがない。つまり失敗しにくい。
そして背景にいろんなものがあるのでレンズの癖も見えやすい。
そういう環境であれば、微妙にレトロなこちらの事情でも全く問題なく使える。
連写具合はとても良いが、まあ写真を並べてアピールするほどのこともないか。



もう一つは流し撮りにした湖西線の、国鉄113系という。これも昭和38年から昭和57年まで生産されていた、らしい。
おっさんには深緑とオレンジの毒々しいツートンカラーのが印象深い。緑単色だとなかなかいかめしい。

電車が高速で走っているわけではなく、1/8秒の遅いシャッタースピードでついている嘘だ。
さすがにシャッタースピードが遅いとファインダー像が滑らかに動くはずもないが、
普通のカメラならファインダーがブラックアウトするべきところ、いま撮れている像が次々に映るので、
カメラを振るのが早いか遅いか判断しながら撮れるのは好ましい。