花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

紅葉 16

2008年11月30日 21時57分52秒 | 秋冬の風景
ネタに走った紅葉写真。

回転しながら撮るのは簡単そうに思えて、非対称なカタチのカメラの左寄りにあるレンズの中心を軸にして回さないとただのブレ写真になるので、案外無理な動きを要求される。
回す角度はこれくらいが、手では限界。




シャッターを開けながらピントリングを回す手法。
以前やった、ミノルタ・インテリジェンスカードのファンタジーモードと同じ。
手だと均一な品質にならないので、今後デジカメ本体でこういう遊び機能をフォローしてくれると面白いと思う。




一瞬止めてからカメラをパンした。
もう少し止まる時間が長かった方が良かったかもしれない。
雰囲気は良い。

何度もやるほどのこともない遊びだが、たまにやるととても楽しい。

柄長 13

2008年11月29日 22時04分31秒 | 
紅葉の中のエナガ。
画面の中央にある毛の卵のようなものがそれだ。
いちおう、上に顔と下に足がついているのは良く見ていただければわかる。




横の姿は、こう。
この鳥は下の人間を気にせずに上ばかり見ているので、近づいても逃げられにくいが、そのせいで良い角度で撮りにくい。

一昨年に撮ったこれなどは実に良く撮れたものだ。
しかし色具合は今回のが好み。

清水寺のライトアップ 2

2008年11月27日 21時20分14秒 | 秋冬の風景
続き。
最初の写真は、清水のライトアップのレーザーを、根元の方から先の方への視点で。
東から西向きの方角。
京都の夜景は西と南向きは遠くまで比較的明るく、北と東側は比較的明るくない。東山連峰西南中腹の清水寺からは西と南側しか見えないので、夜景は明るい。




清水のライトは他より出力が高いのか、あちこちずいぶん明るい。金があるからだな。
しかし薄暗い照明で風情を、とか言うのなら月明かりでもって内輪で愉しむのが本来の姿であろうから、ライトアップするなら精々派手にするべきである。




おまけ、昔見たときは単なる場所ふさぎにしか見えなかった「ふれ愛観音」。
何か面白い図になるかと思って気軽に撮ってみたら良い絵になった。
背景のバンザイと、それに背を向けた満足げな表情が掛け算的な効果を生じさせている。

それにしても夜空が明るすぎる。困ったものだ。

清水寺のライトアップ

2008年11月26日 22時30分47秒 | 夜景
清水寺のライトアップはずいぶん昔に一度見に行っているが、これもまたせっかく新しいカメラがあるので、再び行ってみた。
これ自体、さほど特別感のある行事ではないので、平日であると言うこともあり、全体に人出は多いものの、浮ついたところが無く冷静感が漂っている。

 

こういう夜景では高感度が強いと良いように宣伝されがちだが、スローシャッターで歩く人をぶれさせたいので、実際はそれほどでもない。
それよりファインダーの視認性を問いたいので、実は数あるカメラの中でもα900がベスト。
などと考えつつもSS1/4秒前後で手ぶれてない率は3割程度に留まり、相変わらず更なる努力を要する。
広角側の手ぶれは上下左右だけでなく、回転方向の補正できないブレが目立ってくるので案外難しい。

石蕗 2

2008年11月25日 22時39分59秒 | 秋冬の花
苔の地面を背景に、ツワブキ。

いろんな所のお庭では何株もまとめて植えてある場合が多いが、一本で見るとスッキリしていてとても良い味わいがある。
ここでも実際は右隣にもう2,3本あるのだが、絶対単品で見たほうが良い。
(ただし背景がキレイな場合)

将軍塚の紅葉

2008年11月24日 23時16分41秒 | 秋冬の風景
昨日の将軍塚大日堂の紅葉。なかなか良い具合であった。
場所を選んでも、下の方で遠くの緑が透けている辺りに限界を感じる、敷地の広い割に小ぢんまりした印象のあるスポットであった。



展望台から。
紅葉はキレイだが、これだけと言えばこれだけ。
人は多かったはずだが、あまり立ち止まらないので多く写りこまない。
反対側では京都市街を一望でき、むしろそちらが普段のメイン。

写真の使用レンズは、αが900になって俄然お気に入りになった24-105(D)。
クラシカルでアナログな雰囲気を醸しつつ、デジタル的にキビキビしたところもあり、しっとり青っぽい発色も風景向きで嬉しい。
吸い込まれるような周辺減光と像の流れに惚れ惚れする。

十月桜 2

2008年11月23日 21時16分42秒 | 秋冬の花
紅葉を背景に、ジュウガツザクラ。
市街地の楓はやはり微妙だが、少し外れると、今から1週間ないし2週間がちょうど京都の紅葉の見頃である感じだ。
明日は結構な雨の予報だが、それで散るほどの雰囲気でもない。

観光シーズンの連休の真ん中である今日の京都の五条通は、通る車の20台に一台は観光バスで、しかも見通す限りぎっちりと詰まっていた。たいへんなものだ。
最近は春よりも秋の方が京都観光のお客は多いようだ。
春はどこでも何なりと見るものは多いが、紅葉は案外、付加価値でブランドにしないと写真マニア以外には物足りないので一般の人はブランドに集中しているという図式だろうか。
マーご苦労様であったことだ。

街路樹

2008年11月21日 23時26分54秒 | 秋冬の風景
ここしばらく楓の紅葉が遅くなって、昔は紅葉の後半からイチョウが黄色くなったように思うが、最近はイチョウが終わりかけてから楓が色づくようになったように思う。
適当な印象でものを言っているので何か深刻に受け取ってもらうと困るが、とりあえずそんなように思う。

そのことで特に困ることがあるわけではないが、絵的には旧来のほうが美しい。
写真で赤くなっているのは桜や百日紅。
左上の濃い緑のが楓。これが赤ければ良い風景だった。

嵯峨の山

2008年11月20日 22時22分00秒 | 秋冬の風景
去年の夏にはveliaフィルムで挙げていた山を、α900とタムロン17-35F2.8-4レンズで。
このレンズは、α900で17mm広角を撮るために、本体購入直後にたまたま中古の出物を買ったものだ。
コニカミノルタの17-35F2.8-4(D)レンズのOEM元と言う噂のある廉価なフルサイズ広角レンズ。だが、充分キレイに写る。
絞り開放では下の隅が、写っているとは言えないレベルで解像できていないが、遊びの写真ならばキッチリしているよりもこの方が好み。
ちなみにF8まで絞ると隅までそこそこキレイに写り、周辺減光も無い。
正月に発売予定のカールツァイス16-35F2.8ならその辺カンペキにキレイだろうが、それは25万円、これは新品4万円中古2万円だ。
私は広角には剃刀的解像感を求めないのでこれで充分以上に良い。

で、仕事では存分に使っていたが、遊びで使うシチュエーションが意外に無かったので、ここの記事にするタイミングが無かった。


 

24mmに合わせて、24-105(D)と絞り開放で撮り比べ。
周辺減光は好きなので絞りは開放なのだ。

左が17-35、右が24-105。
こうリサイズしても右の解像がゆるいのがわかる。色の青っぽいのは急に日が陰ったせいもあるが、レンズの発色の問題でもある。
左17-35は、多少ズームしたので周辺の問題もほぼ無く、問題の無いつまらない絵になっている。
まぁそこはそれ、17-35はそこそこ大きく微妙に重いが24-105は小さく軽いので、両方持ては自在に周辺減光を楽しめる。
そういうことにしよう。

百合鴎 7

2008年11月19日 22時04分46秒 | 
野性味を感じさせる、魚を捕まえて咥えたユリカモメ。
この顔・口のサイズで、この魚は丸呑みできそうに見えないがどうするのだろうか、顛末までは目にすることが出来なかった。
案外、普通に飛びながら丸呑みできているのかもしれない。




クチバシと足の黄色い若鳥も見事にこなしている。
ユリカモメは食パンを貰って食べている印象が強いので、肉い風景が新鮮に見える。
この感じなら、もっと塊然としたパンを与えても面白そうだ。
いや、パンでは喉につっかえてダメか。




10秒後、いつの間にか口に魚のなくなった若いのの帰還。
この舟は以前にも載せている。まぁ、いつもここにあるので当然だ。




大人も帰還。なんだか混み合っている。
この池は来月には例年通り水抜きをして、またたくさんの鳥で更に混み合うことになる。

百合鴎 6

2008年11月18日 21時38分59秒 | 
ユリカモメ発進。
画面左側の水が綺麗な模様になっていて優美。

こういうシーンは、もっと大柄の鳥だと迫力があって、なお良い。ユリカモメではちょっと小さい。
しかし他のものと比べなければ充分に良い図ではある。




空中で急ブレーキ、水面へ急降下で飛び込むところ。
水の浅い川や、人が餌まきをしているところではあまり見られない姿。
軽快で美しい所作。




飛び込んだところ。最初の写真の1秒前の場面。
この姿は落ち着きがなくて見栄えが悪い。
カモメといえど、餌をとる一瞬だけは必死さを見せる。

長元坊 2

2008年11月17日 21時13分45秒 | 
写真撮りに行く道々、二条城上空でチョウゲンボウが鳩だか何だかを追い散らして遊んでいるのを見た。
そういえば数年前に、JR二条駅の梁でチョウゲンボウが子育てをしていたのが巣立ったと言うニュースがあったので、今は子育ての時期ではないが、以来、居ついているのだろう。

写真は、もう鳩は追い散らした後で、たまたまスズメが通りかかったのが写ったものであろう。
そのまま上空を2,3周回って、どこかへ飛び去っていった。

黄花千日紅

2008年11月16日 20時13分03秒 | 春夏の花
キバナセンニチコウの花。
これは、この8月に宇治の植物公園に行ったら、くじ引きで貰ったものである。
嬉しい貰い物ではなかったが、断るのも格好悪く思えたので、そのまま今日に至る。
夏場などは、一日水やりを忘れるとぐったりと萎れて、慌てて水をやると数時間でシャッキリ元に戻るあたり、実際に生き物ではあるが、実に生き物くさくて好ましい。
花の姿は全然好みではない。むしろ嫌いな部類に入る。



黄花センニチコウの黄花部分。
上の写真からの等倍トリミング。
赤い部分は、アジサイとかハナミズキとかのような花序。黄色いチョンとしたのが花。
そういう花の塊で、9月に咲き始めた、同じ塊が11月中旬の今に至ってもまだこんな状態だ。
潔くない。


これから、順次咲いて大きくなるはずの花。
この段階を大写しにするとバラなどのようにも見える。
暖かいところに移せば来年まで余裕で持つだろうが、寒さでダメになるならそうなるべきであるので、今までの義理で、そこまでは見守りたい。

鶚 4

2008年11月15日 23時09分34秒 | 
魚を捕まえたミサゴ。
このショットでは魚の抱え方が不安定そうに見えるのが難だが、これを長いこと撮りたかったのだ。




少し時間を戻して、これは最接近してくれたところ。
75%縮小してトリミング。どうもC-AFとレンズの相性が悪くてまともに追従してくれないが、まぁこれだけ撮れれば立派。




今回はまっ逆様に急降下ではなく、下の様子をトレースしながら慎重な降下であった。
この一枚がピントが一番しっかりしていて、ピクセル等倍の鑑賞も可能な画質で撮れたが、下の紅葉やイチョウも入れたかったので縦型WUXGAサイズで。
あまり格好の良いポーズとは言い難いのが残念。




そして、ニシキゴイをゲット!

んー、錦鯉か。獲物としてはどうだろう。脂は多そうだが。
どこかの庭の池ではない池なので、被害を主張する人が居なければ幸いだ。