花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

小走りする猫

2007年08月31日 22時21分51秒 | ねこの風景
7月の日差しも軽々と、むっとするような草むらを横切る野良猫ないしこの辺の地域猫。
適度に湿気を含んだ緑を暑苦しいと見るか美しいと見るかは人次第であろう。


同じ猫。奥に見えるのは近所の人からの餌トレイ。
体重の無いかのような軽々とした動きは栄養と運動のバランスの賜物か。


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ところで、来週発表になるという噂のSONYの次αが、半年前から予告されていたハイアマチュア向けのものではなく、それは延期されてα100の後継になるエントリー機種のα300になるという、不愉快なネットの噂が不愉快な説得力を持って出てきている。
あと、NIKONのD3の高感度サンプルも出てきて、ISO200からISO1600までノイズ無しで、ちょっとずつ解像が甘くなる位の驚くべき画質を見せてくれた。
流石にISO3200までくるとαsDのISO400程度の色ノイズが浮かぶ。本体60万円。
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それから、樫尾計算機が600万画素で秒間60枚の静止画とVGAで秒間300コマの動画を撮れるというオモシロデジカメの試作機を発表した。
樫尾は私の初代デジカメであるQV2000のメーカーでもあるし、実に面白いスペックなので近いうちに出たら買う可能性はとても高いが、もう大きい目のでもEXILIM銘で行くのね。
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うむ、世間は楽しそうでいいなぁ。

百日紅 3

2007年08月30日 22時53分31秒 | 春夏の花
色彩の強さが熱帯の花的なサルスベリの花であるが、微妙に色の薄い個体の花は意外に品が良く見える。
この写真では、真ん中奥のぼやけたひと房の姿が実に良い。

写した花はこれから閉じていくくらいのタイミングだが、なんだかんだ代わる代わる、あと1ヶ月ほどは咲いている。

大透翅蛾 6

2007年08月29日 22時29分51秒 | 蝶・蛾
これまでなるべく大写しにできるようがんばってきたオオスカシバ、今回は背景も多少考えつつの写真。
止まらない生き物をマニュアルフォーカスで追いながら構図まで狙えるほどの達人ではないので、数を撮ってトリミングなどの編集作業が「考え」の中身である。
そういう作業はとても楽しい。

写真は、百日草の類と背景にサルビアの花壇。
肝心の蛾にピントが甘いが、このレベルのピント位置ずれは決して明るくないSTF越しに良くもない我が目には撮るときに判読不能。
前にも書いたがSONYにはAFでズームのSTFを作ってもらいたいものだ。


こちらにはもっとピントが合った。
絵的には平凡だが、今週はちょっとピンボケ写真続きなので、一応。

水葵

2007年08月28日 22時48分14秒 | 春夏の花
爽やかな青い花と、反射の強い広い葉がいかにも暑い盛りの水辺の花らしいミズアオイ。
目で見た印象ではもっと青が濃かったが、青~青紫の花では何をどう撮ってもどこかしら色が違うように思うので、あるいは自分の目がおかしいのかもしれない。


日差しの強いときに一枚撮ったらすっと日が陰ったのでもう一枚。
ちょっと場所も変わっているが、光の強弱が面白い。
色が綺麗なのは右、雰囲気の良いのは左。

並べると小蝿が目障りだが消すほどのこともないかと思って残した。
やはり消した方が良かったかな。

山雀 9

2007年08月27日 21時59分18秒 | 
実を木の割れ目に貯めておこうとしている?ヤマガラ。
夏場にはさえずることがないので、まるで気づけない。
久しぶりに見つけたがSTF装着時に暗い所だったので、ピントがいい加減も仕方ない。
やはりオートフォーカスは凄いものだ。
が、普通のレンズであれば背景がうるさくなりがちのところ、STFの滑らかなボケが穏やかにしてくれた。
やはりSTFは良いものだ。

ところで、昔の銀塩α7にはSTFモードという仕掛けがあって、スローシャッターで撮りながら絞りを動かすことで普通のレンズでSTF的な滑らかボケ味にできるという機能であったらしい。
α7デジタルでは省略されたわけだが、SONY次αに付いてくれないものだろうか。付いてくれたら結構なサプライズだ。


銀蜻蜒 5

2007年08月25日 23時02分06秒 | 
去年コレを撮ってから道具が変わってないので、現状、執着の薄いギンヤンマである。
ギンヤンマ自体は少なくない虫なのだが落ち着いて狙える場所はそれほど多くなく、たまたま今回、トンボの周回コース的には撮りやすい所にいたので久し振りにチャレンジしてみた。
が、日陰の無いところで、日に焙られつつのシチュエーションであったので、休憩(避難)を挿みつつも集中力を発揮しきれなく、ピントが甘い半失敗写真で撤退。


そんな十数枚から比較的マシなもの2枚で本日の更新。

フォトショップで背景ノイズをずいぶん誤魔化したが、iso400でもノイズは多いしファインダーは狭いし、選択肢のない頃なら兎に角、つい道具のせいにしたくなる心性が辛い。
結局新機種はトンボの季節に間に合わぬか?

寝た猫と起きた猫

2007年08月24日 23時05分25秒 | ねこの風景
蝉くらいしか居なくなるほど暑い時には写真のネタにも困りがちだが、ふと日陰を見ると、動きは無いながらも猫が居たりする。
猫は、写ってさえいればそれなりに絵になる生き物なのでこういう時の五目撮りにはとても助かる被写体だ。

野良なのに綺麗なトラブチとぼやけても眼光鋭いが丸々とした顔のクロ。
トラブチの方は欠けた耳を上手くごまかせた角度。
ホワイトバランスを赤めにしていたので、涼しげよりはホノボノ感のある絵になった。

日本蜥蜴 2

2007年08月23日 22時11分27秒 | 
暗がりから暗がりへ急ぐニホントカゲ。
似ているようでカナヘビとは驚くほど違う生き物。
模様的にも、むしろ川魚っぽい姿。


こちらは、切った尻尾の生えかけトカゲ。
なんとも無様な形ではあるが、死体よりも美しい。


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ところで、ニコンがD3とD300を発表した。
なかなか面白いスペックで、3インチVGAの液晶でライブビューができるというのも豪華だし、ライブビュー時にはコントラスト検出式のAFができるというのも面白い。オリンパE400とかのパコタンライブビューと同じモードもあるようだがコンパクトデジカメと同じようなものなら実に楽しい。
D3のISO-25600も夢スペックで素晴らしいが、CMOSセンサーが自社開発と書いてあるのはSONY製センサー卒業な日本光学のプライドであろうか。
しかしさすがに高価だ。ニッコールはレンズも高価だ。27万円と28万円と117万円と138万円と149万円の新レンズがほぼ同時発売になるそうだ。
デザインはキヤノンの1Dsmk3が最近発表分の中では一番好みで、D300もD200の方がかっこいい気がする。D3はイマイチ。例の赤いちゃんちゃんこの形が妙に伸びたのが個人的にいただけない。

で、SONYはサイバーショットとか発表している場合ではないぞ。
あれなど笑顔検出シャッターモードでナイス途中顔を連発しているが良い。

夾竹桃の道

2007年08月22日 22時05分55秒 | 春夏の風景
夏の道路脇に、きついピンク色の花とくすんだ暗い緑の葉で妙な存在感を誇るキョウチクトウ。
公害に強いということで、有料道路の植え込みに使われたりしているとのこと。日本原産種ではない。

そういうシチュエーションで車の助手席からスローシャッター気味に一枚。
これだけ流れてもしっかりピンク色を主張しているのは大したものだが、実際の色が暗いのでレタッチで明度を持ち上げても綺麗という感じでもない。

絵的には味があるので本日の更新はこれで。

夕景

2007年08月21日 22時17分35秒 | 夜景
もう8月も下旬になり、気が付くと日は短くなっている。

などと思いつつの夕焼け。今回初めて色設定モードから彩度・コントラストをカメラ側で上げてみた。
普通に撮ったものと並べて比べると歴然と分かるが、これで違和感はなく、むしろ目で見ていた印象にはこちらが近い。


別の日の夕焼け。
眺めの悪いが残念だが、なるべく見られる風景になるように撮りました。

軽鴨 3

2007年08月20日 21時48分52秒 | 
模様的には親とほぼ同じになったが、体型的にはまだ子供っぽい若カルガモ。

春には子育てのマガモをカルガモと間違える盆暗を犯したが、こちらは明らかにカルガモ。
写真には小2羽だが、親1と全部コレくらいの子5で泳いでおって、なかなか優秀な親鴨に恵まれたようだ。


何か、群から少し離れて1羽が水面を走って遊んでいた。
なかなか勢いが良いが、止めると間抜けな姿だ。



ところで、キヤノンの新機種発表にあわせてSONYがAPS-Cサイズでで1200万画素・ノイズに強いらしい新型センサーを発表して、夢スペックの噂のα-10(仮)はコレなのかねという本日の微妙ネタ。
まぁ画素の上がる分、解像度とノイズ耐性が追い付いていければ全くウェルカムなわけであるが。
手荒く使ってきたαsDがもう結構マズいので、そろそろ来ないと浮気するぞ。

にいにい蝉

2007年08月19日 20時59分55秒 | 
あふれた樹液が血の色に固まった木の肌を歩くニイニイゼミ。

知らなかったが、ミンミンゼミとニイニイゼミには漢字の名前が無いらしい。
ツクツクボウシは法師蝉という無理矢理気味な漢字があるし、油蝉・熊蝉・蜩は問題ない。

一応、中国語では蟪蛄と書く。ただし、単純にググって見たところ夏の蝉全般のことも指すらしい。
ミンミンゼミは中国語で蛁蟟だが、これはツクツクボウシのことでもあるようで、どうも適当である。

ニイニイゼミは別名にチッチゼミとも言うそうだが、鳴き声に印象の少ない、押しの弱い蝉である。
そういうところで命名などにも損をしているようだ。


瑠璃立羽蝶 3

2007年08月18日 21時20分07秒 | 蝶・蛾
とても良い瑠璃色が出たルリタテハ。
直射日光では強すぎて、黒部分に浮かぶ瑠璃色は上手く出ないのやもしれず。

足場の都合上、もっと真上からの角度は確保できなかった。
しかし、ハズレっぽい日だったがコレはずいぶん良い感じに撮れたので良しとしよう。


羽を閉じると、樹皮に似て壮絶に汚い模様。
素人考えには、羽を開いて平たくなっているときの方を地味にした方が良いような気がするが、進化論的にこの方が良かった理由があるのだろう。

青筋揚羽蝶 5

2007年08月17日 20時53分00秒 | 蝶・蛾
去年もお世話になった、植物園のランタナの花壇で今年も蜜を吸うアオスジアゲハ。
ピントが外れてはいるが、青筋が見えればアオスジアゲハの写真としては問題ない。ちょっと切れたのは残念。

花の方は、ちょっと陽が当たると簡単に色飽和して凄い黄色ベタになる。そういうところが好きな花。


少し引いて。
STFらしい背景ボケがうれしい一様。
それにしてもSONYのSTFレンズはピントリングが重くて動くものを追いかけるのが大変だ。