花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

梅 15

2010年01月31日 22時19分45秒 | 秋冬の花
早咲きの天神さんの梅。
最近のRAW現像のマイブームは、少し明るめに撮ってIDCのDROでハイライトトーンを下げる。
暗い部分のノイズを引き上げずに白とび部分を-1EVくらいフォローできる。
晴天下の白い花のようなピカピカした被写体には効果が高い。



こういうものを前にして語ることがそれか、というと人間性の問題のようであるが、学問の神様の花であるから悪い筋でもあるまい。

尉鶲 13

2010年01月30日 22時30分07秒 | 
早咲きの梅が咲いている天神さんの境内で、ひとごみの中に飄々と現れたジョウビタキ。
おっ、と思って広角レンズをつけていることに気付いて、もたもたとレンズを付け替えて、この一枚が撮れたところでタイムオーバー。どこやらへ飛び去ってしまった。
もう少し引いて、絞って撮れれば良かったが、なかなか。

それにしても、天気が良いともうずいぶん春めいて、良い具合だ。

虎鶫 5

2010年01月26日 22時57分50秒 | 
宇治は巨椋の田んぼの中のトラツグミ。
わかりにくいようで、ふと、目を引いた。

昼でも薄暗い森や草むらにいると、鵺、という感じであるが、こう明るいと、そうでもない。
目がまん丸でないのでこれまでとの写真と印象が違うのは、やはり明るくて目が細くなっているためだろう。

こちらに気付くとさっさと去っていってしまった。

西教寺

2010年01月24日 22時45分08秒 | 秋冬の風景
さほど気乗りしてもいないネタで長く引いているのは、よほどネタがないのだろうと思っていただいていればそれが正解だ。
で、坂本の町を見下ろす明智光秀の菩提寺・西教寺。
門と琵琶湖と近江富士、そして電線の風景。
この光加減の写真は、普通には空が真っ白、他は真っ黒になってしまう所、最近のダイナミックレンジうんにゃら機能で、そこそこ目で見る印象の絵に近づけられる。
もっとも、全自動では生垣やその奥の建物の屋根の影まで明るくなりすぎて、奇妙な絵になるので手動の調整はまだまだ不可欠だ。



門についている西教寺の紋。
何の鳥かは良くわからない。



このお寺は表から見るとずいぶんな山寺に見えるが、中は結構な造りで、なかなか良いお寺ではある。

千体地蔵

2010年01月23日 22時24分21秒 | 秋冬の風景
地蔵菩薩といえば奈良の白毫寺のが美しくて良かったが、石のお地蔵さんは「鄙びた雰囲気」の小道具くらいにしか思えなくて、好き嫌いを言うほどの感想がない。

最初は目鼻があったのか、もともとこんな感じだったのか知らないが、たぶん後者ではないかと思うほどこういうものとして馴染んでいる。
その辺の石ならば、ついた苔や草の表情があるが、これではとりつくしまもない。

山の辺の道

2010年01月21日 21時30分53秒 | 秋冬の風景
滋賀の坂本で、日吉大社から西教寺まで今出来の車道を離れて通る古い道についている名前が山の辺の道。
ところどころで琵琶湖側の見晴らしの良いところがあり、広々とした、とか広大な、とか言うとそれほどでもないようなが、ほどほどの景色を臨める。




道自体はこんな雰囲気。
一本道のアップダウン、カーブで先がふっと見えなくなっている、生ぬるく心を揺らす風景は最近の大好物だ。
しかもそれが写真映えする風景だなんて嬉しすぎる。




こちらは下の車道。
こういうのでも良い。

坂本の琵琶湖

2010年01月20日 23時18分31秒 | 秋冬の風景
休日の昼過ぎから滋賀の坂本に用事があったので、午前中はその辺をぶらついたことがあった。その時の写真。
この場所は、いま地図で確認してみたところ「新唐崎水泳場」あたりである。
ここで泳ぐのは、まぁ、子供パワーであるな。と思うタイトな砂浜。




松を育てる木組み。
よくわからないが、大層げな雰囲気が面白い風景。



その辺の神社。
奥に山が見えないと何か足りない風景に思えてしまうのは盆地人のスケールの小ささか。

深山頬白 3

2010年01月19日 21時21分03秒 | 
御所に居たミヤマホオジロのメス。
木漏れ日のスポットライトの中心からは離れてしまっているが、例のあの場所にしてはまずまず好ましい具合。
もっとトサカが開いていて欲しくはあった。これくらいでは普通のホオジロとほとんど差がない。

黄鶺鴒 11

2010年01月18日 22時35分50秒 | 
ごちゃごちゃの中を闊歩するキセキレイ。
珍しいというほど珍しい鳥ではないが、人に対しても、他の鳥に対しても臆病な鳥なので、これくらい近くで見られるのはありふれたケースとはいえない。

この鳥の顔あたりの、黄色がかった灰色と白の色がとても好きで、なんとなくいつまでもじっと見ていて何枚も写真を撮るが、どうしても同じような写真にしかならないのが問題。

山茱萸の実と蕾

2010年01月17日 22時43分34秒 | 秋冬の風景
秋ごろに実をつけるサンシュユ、実が残ったまま寒さや霜にさらされ、透き通るようなずず黒いような難しい色になる。
さらに1月も半ばを迎え、早春に咲く花の蕾も出来はじめる。
来月あたり蕾も膨らんでくる頃には見は全部無くなっていることだろうから、今ならではの風景だ。

なにやら綿毛の草の種が飛んできて絡まっているのが目障り。
いくらかは撮る前に気付いて払ったが、少し残してしまったのがまたまん真ん中の良い位置にあったりして、気分悪い。

満作 3

2010年01月16日 22時01分54秒 | 秋冬の花
咲き始めるマンサクの花。

「マンサク」の名は「先ず咲く」の転訛であろうという話があり、なぜ「まず」が「まん」に訛るのか承服できなかったものだが、「まンず」みたいな東の言葉であろうかと考えると、東北の雪の残る村に咲いた花のイメージが出来て、味わい深い花にも思うようになった。



ちゃんと咲いた花になるまでもう少し時間が要る。