花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

百日紅 9

2010年08月31日 22時18分36秒 | 春夏の花
眩しい青空を背景に、サルスベリの木。申し訳程度に、その花。
基本的にもっとわっさりと花がつくはずの木なのであるが、この猛暑のせいがあるのかないのか、今年はあまり花がつかないサルスベリが多い気がする。
が、こう、花がなくて葉っぱばかりだと、それはそれで別の造形的魅力が見えてくる。
真ーっ直ぐが快い姿だ。

稗鳥 9

2010年08月30日 21時53分53秒 | 
8月ももう終わるが、秋の訪れを感じることはまだまだ無い。
暑い盛り、夏羽の羽毛全開で究極にボソボソまっているヒヨドリの姿。




無残なほどに貧相な姿だが、それで少しでも涼しいのであれば何をいうことがあろう。

星蜂雀蛾 5

2010年08月29日 21時39分23秒 | 蝶・蛾
花に寄って来るホシホウジャク2頭。
蝶・蛾の助数詞が「頭」であるのは妙なものだが、こういうのには妙に似合う。

花の名前はわかりそうなものだが、ネットの植物図鑑数種ではわからなかった。こちゃこちゃした川原に生えていたが、園芸種の何かかもしれない。

松風草

2010年08月27日 22時52分31秒 | 春夏の花
夏の山道の木陰に小さい白い花を咲かせるマツカゼソウ。
晩春くらいの頃の優しい緑色の葉が好きで、しかし地味なので、写真を撮っていたものと思っていたが撮っていなかった。
お盆の頃、花が咲いていたので、やはり地味だったが、あらためて撮影。



草の名前を調べるのには難儀した。
珍しいみかん科の草だとのことで、葉を潰すと柑橘系の匂いがするらしい。
そのことは今知ったので、今度見るときには試してみよう。

α55さわってきた

2010年08月26日 23時18分53秒 | Weblog
噂のα55、α33を梅田のソニーストアで触ってきた。写真は関係ない。
土日には体験会をやるそうなので、それは外したいというタイミングである。
どうしても見ておきたかったのは、10連写中の画面の見え具合と、EVFがつかえるものかどうか、という2点。あと、その他細々と。

まず10連写について。
これはP,S,A,Mなどのダイヤルの中に10連写モードの位置があって、絞りが3.5以上の開放で固定され、シャッタースピードとISOで露出を調整する状態。
これ限定で秒間10連写ができ、AやMモードでは6連写になる。
10連写状態では、それまで画面が秒間60~30コマ表示になっているものが、シャッターボタンを押す間、スタタッという音とともに10コマ表示になり、その間写真が撮れているという感じ。
「写真を撮っている」というよりは何か別のことをしている気分になるが、類例がない新鮮な感じでもある。
通常モードでの6連写では多少ブラックアウト時間や、もたつく感があり、比較的普通。

電子ファインダーについて。
悪くはなかった。
画面は大きく、MFで普通にピントも合わせられる。
ただ、最初に見るとチラチラ感が若干あり、まばたきしたり視線を動かすと、白い文字が緑や赤の残像を残すのが面白かった(≠悪い、気になった)
置いてあった水槽の魚で動き物を追うことに没頭すると、すんなり慣れて画面に集中できた。
風景などを見るときに、まぶしい光がただの白色になるのは宿命だし良し悪しもあるが、違和感は拭えない。
あと、光学ファインダーで良いレンズを付けたときには圧倒的な感動があるが、電子ではまだまだ差を感じられず、キットレンズでもゾナーでもわかんねぇや、という哀しさがあった。

ネット掲示板の畳水練マニアさんの言葉ではEVFは表示タイムラグがあるから動きものに使えないとのことで、私も心配していたが、別にそんなことはなかった。
動く子供やドッグランで走る犬程度なら余裕であろう。ツバメくらいになると難しかろうが、ああいうのはもともと難しい。

その他。
スイングパノラマはとても面白い。特に、ボケを生かしたパノラマ写真を追求してみたいと思った。
3Dスイングパノラマは、係員さんの説明によると、パソコンでの再生ソフトとかは無しで、ソニーのブラビアテレビだけでお楽しみくださいとのことで、残念。
動画中の手ブレ補正はまずまず良く効いている。それらしい微振動も心地良い。
動画は、さすがに隣にあったNEXハンディカム(ゴツい)が好感触。しかしこれも本格的にがっぷり四つになってみたら面白いことができそうだ。
α55と33では、連写力の違いでパノラマやHDRでも55が強い、らしい。あとバッテリーの持ちも55の方が良い。


とりあえず、そんな感じであった。
α900の第一印象は「これは良い絵が撮れそうだ」だったが、α55は「これは遊べそうだ」が第一印象。
お、これはうまいまとめ方かもしれない。

鬼蜘蛛と熊蝉

2010年08月25日 21時17分57秒 | 
オニグモの巣にがっつりと引っかかったクマゼミ。
普通のセミの飛行力であればクモの巣くらい破って行けそうに思うが、どうやってかかったかは知らず、こうも絡まってしまってはどうしようもなさそうであった。



クモの方でも大物を持て余し気味で、巣の上でいつまでも機械的に暴れ続けるセミに迷惑げな風情。
死にかけのセミのしつこさには定評がある。まして、それほど死にかけでもないセミだ。
これは、ちょっとつつきに行ってみたクモがセミに蹴られて退散していくところ。

クモの凶悪げなシーンを期待してしばらく待ってみたが、クモはこの後、奥に引っ込んで出てこなくなったので、私は諦めた。
セミとクモはこの後どうなっただろうか。

金戒光明寺の烏

2010年08月24日 21時25分52秒 | 春夏の風景
立派な三門と美しい松と、生活臭あふれる電線と、その上に置物のように堂々鎮座するカラス。
良くも悪くも、京都の風景である。



ところで、今日発表されたα55というカメラは、しばらくぶりの大注目作だ。
NEXは悪くなかったが良くもなかったのでスルーしたが、これは素晴らしいキワモノっぷり。
発売が来月10日という早いスケジュールなので、近いうち梅田に現物を確認に行かねばなるまい。
α700さんを下取りに出して購入することも念頭において考えたい。

十星瓢虫

2010年08月23日 21時30分43秒 | 
テントウムシ。代表的なナナホシテントウによく似た、トホシテントウ。
ただし、七星をはじめとする多くのてんとう虫は肉食で、アブラムシを食べる農家の友である益虫だが、
この十星や、二十八星といったてんとう虫は草食で、紛らわしいが農家の敵である害虫なのである。

姿を見て愛でるぶんには、二十八星はちょっと気味悪くもあるが、十星なら普通にてんとう虫として接するのも可だ。
そこは、見る側次第ということで。

一文字せせり蝶 2

2010年08月22日 22時02分41秒 | 蝶・蛾
昨日から続き、小さいヒマワリから蜜を吸う小さい蝶。イチモンジセセリ。
背景が華やかでも地味な蝶。



奇抜さのない地味な姿は、堅実な生活感がある。
綺麗な生き物の姿にはどこか浮世離れした雰囲気があり、それは見る目が曇っているせいだが、しかしこういうのもまた良いものだ。

大透翅蛾 13

2010年08月20日 21時44分48秒 | 蝶・蛾
花壇の上のオオスカシバに目をつけていたら、ふらっと離れていったので追いかけたところ、近くの針葉樹の葉の上で休憩しはじめた。

羽を休めたオオスカシバは、実は今回初めて見た。
いつも蛾らしくない虫だと思っていたが、この姿限定では実に蛾らしいフォルムであることがよくわかる。
良い絵ではないが、そこはそれだけのものだ。



それだけでもアレなので、ちゃんと狙いたかった図。
この角度だと、やはりいつもの何だかわからない姿で、安心する。

一文字蝶 2

2010年08月19日 22時17分00秒 | 蝶・蛾
漆黒を背景に光を浴びているイチモンジチョウ。
左の前羽が光線の具合で錆色に光っているのが珍しい。
他の角度になると、他の羽と同じ黒色で見えていた。



それだけでは地味なので、羽を畳んだところを横から。
なに模様というのか知らないが、これだと、派手というものではないが、きれいな蝶だ。

向日葵 8

2010年08月18日 22時00分39秒 | 春夏の花
今年は派手なひまわり畑を撮りたいと思っていたが、ちょっと出鼻をくじかれることがあって、結局行かなかった。
若干未練があったので、植物園の適当なヒマワリの植え込みを、ちょっと多めに生やしてあるように見えるように撮ってみた。

しかし日が陰って、光具合が曖昧なのでヒマワリとしては冴えない具合である。
今年は、縁がなかったということであろう。

広沢池 灯籠流し

2010年08月17日 21時18分54秒 | 春夏の風景
送り火の鳥居が焚かれる山から徒歩25分くらいの広沢池で、同日7時頃から9時頃まで、色とりどりの灯籠が浮かべられる。
池なのでどこへも流れていかないが、西岸の方から東岸の方へたゆたって行く。
池のぐるりの奥の方からは鳥居の送り火と灯籠の両方を見られるようだが、ちょっと遠く、斜めからの角度になる。
今回は鳥居が目的だったので適当な場所から適当に押さえて、これからまだ良くなりそうな感じだったが、山の方に移動した。



送り火が終わってから、まだ残っていたらのあわよくばも期待していたが、前の道がぐちゃぐちゃだったので諦めた。
あの辺に人が多くなるとは考えたこともなかった。

また来年以降に機会があれば、今度はこちらメインで眺めてみたい。