花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

蓮 7

2009年07月29日 23時34分37秒 | 春夏の花
7月が終わる前に在庫の蓮の花写真を出しておこうと思った。
しかし添える文章を全然思いつかず、困っている。
そんなこともあるだろうさ。




こちら宇治植物公園の蓮池は蒲菖蒲がうっそうとしていて野性味のようなものを感じさせる。
面白いがキレイかというとそうでもないので、やはり何と言ったものか。

雁草 3

2009年07月28日 23時26分41秒 | 秋冬の花
いちおう秋の花に分類されることの多いカリガネソウである。
既に細々と咲き始め、結局秋まで、散っては咲いてして花をつけている。

花も蕾も良い感じで、とても好きな草だが写真にするといつも同じような図にしかならない。
しべの曲線と下花びらのマダラ模様を見せるためにはこの角度しかないためでもあろう。
しかし改めての研究の余地はあるかもしれない。

青葉梟 4

2009年07月27日 21時44分31秒 | 
ただ、そこにいるアオバズク。
たいがい探すまでもなく、特に何がありそうなわけでもない木の下にカメラ親父さんたちが群をなしているので、それがいることがわかる。
そんなであるからこいつも、カラスなどが嫌がらせをしに来ることもなく、日中の十数時間をぼんやりしている。
であるから、いつまで眺めていても飛ぶことはおろか、体を掻く程度のアクションすら期待できない。

こういうものは何度か見ていると色々注文を付けたくなるものだが、こうやって初めてフクロウを見てそれだけで嬉しかった初心を忘れるなかれと森の賢者よろしくせせら笑っているかのようだ。

塩辛蜻蛉 3

2009年07月26日 23時43分50秒 | 
花の中のシオカラトンボ。
何ぞ、小虫を捕食しようとするには良さそうなポジションだが、よく見る風景でもないことを考えれば、特別理由があってのことというよりは適当な休憩の姿なのであろう。

それにしても、溶けた黄色のグラデーションが美しい。
蜻蛉はオマケのようなものだが、花ばかりではなかなか見せ方の難しいシチュエーションでもあった。




もう一枚は水草の浮く湖面を背景に、シオカラトンボもオスばかりたくさんたたずんでいるところ。
画面上の右寄り、奥でぼやけているのは羽の付け根の黒いオオシオカラトンボという別種である。これはかなりのムダ知識。

山百合

2009年07月25日 21時39分16秒 | 春夏の花
今年はなにやらいまだに梅雨が明けていないらしい。
平日に晴れても休日に雨なのは残念なものだ。

写真は先週のヤマユリ。
このときも雨上がりの曇天で、そんな感じの画面に映っている。




さりげなく支え棒も写りこんでいるのはワザとだ。
こうやって世話されることを前提にして育つ植物なんて薄気味の悪いもので、まだ蔓植物の方がよほど健全だ。


こもっていると毒が出て良くない。

凌霄花

2009年07月23日 22時39分31秒 | 春夏の花
夏らしい、ノウゼンカズラの花。
もっとたくさんの花がついているほうが、らしい風景であるが、それをキレイに見せるのは並大抵のことでもなかったりする。
この微妙に淡い朱色が良くも悪くも、ポイント。
一見して主張が強そうで、実は単体で画面を構成するには弱い。
一個だけにすると隠れがちなお上品さが際立って見えてきて、これならば良い感じ。

部分日蝕

2009年07月22日 23時14分48秒 | 春夏の風景
今日は日蝕のあるはずだった間にちょうど、大粒のパラパラ雨になった。
雲のせいか、一番暗かったはずの時間帯でも雨雲が厚いとき程度の暗さにしかならず、まぁ禄でもないことであった。

一番のタイミングは雲で外れたが、少ししてから雲の薄いところでボンヤリと蝕が見えた。
肉眼では眩しいだけで形は見えず、F45の暗黒レンズがかろうじて姿を捉えた。




20分後の太陽。
撮れたのはこれくらい。

特に準備らしい準備はしなかったから肩すかしと騒ぐようなこともないが、詰まらぬ。

伏見稲荷の本宮祭2

2009年07月21日 23時56分53秒 | 春夏の風景
昨日の続き、といっても、同じ境内の同じ風景であるお稲荷さんの本宮祭。

    

赤い光は出力が低くても良く届くので、提灯の赤をカメラで写すと簡単に色飽和してしまう。目で見える陰影を出そうとすると背景が真っ黒になってしまう。
これはこれで面白い表現にも見えるしキレイだが、本意ではない。

あと、お祭り用の提灯(献灯【大】一口¥10000)の数に下世話な関心を隠しきれない。
これくらいは景気云々と別に考えたいものだが。




盆踊りもやっていたが、隅っこの駐車場でやっていて、露店が囲んでいたりもしなかったので、妙に他人事のような雰囲気だった。
こう、望遠で遠近感を潰してみると良い感じだが、盆踊りというのももはや消え行く風情であるものなのだろう。

伏見稲荷の本宮祭1

2009年07月20日 23時51分46秒 | 春夏の風景
伏見稲荷の夏祭。
昨日の宵宮祭の方を見に行こうと思っていたが雨にたたられた。
雨ばかりはお稲荷さんの管轄でないなら仕方ないが、なんともはやなんとも。
今日も本日の天気予報では夕方から本降りの雨になるとの予報であったが、それに関してはまるまる外れる結果となって、多少神様の面目を保ったところである。

祭の本番としては昨晩と今朝のことであるので、今晩のこれは特別何があるわけでもない、提灯のキレイなだけの夜景である。




お稲荷さんといえば千本鳥居。
お祭り用の提灯(献灯【小】一口¥3000)が並び、日暮れに良い情緒をかもしだしている。
ヒグラシがかまびすしいほどにカナカナと鳴いており、これで他に人が居なければもの凄い雰囲気だっただろう。
一瞬の人の途絶えの一葉。




再来年に御鎮座1300年を迎えるそうだ。
そういえば藤森神社と伏見稲荷とのいざこざの話があって、なんとなしにもう少し最近の話かと思っていたが、それがその1300年前のことだ。
つまらない話も1300年前から今にまで後を引いていると思えばなかなか大したものだ。


  

提灯のキレイな風景。
せっかくたくさん撮ってみたので、この項つづく。


祭の前日

2009年07月18日 22時34分59秒 | 春夏の風景
今日は所用で伏見稲荷界隈にいたが、明日・明後日がお稲荷さんの本宮祭なのであった。
用事を後回しにしなくて良かった。



明日の夜は雨だということだが、どうだろうか。
お稲荷さんは初詣の人波に閉口して以来、そのイメージばかりであるが一度見に行ってみるのも悪くないかもしれない。

祇園祭

2009年07月17日 23時47分40秒 | 春夏の風景
今年も今年とての祇園祭の巡航、今回は平日で、小雨がパラつかないこともないくらいの微妙な悪天候下であったので見物客は比較的少なかった。
私の今年は仕事場に招待観覧席の券があったので、何度も見ているものではあるが折角なので行くことができた。
御池河原町交差点付近で、辻廻しを見るに極上の位置を確保できたが肝心の山鉾が、雨に濡れても大丈夫エディションで見栄えが悪く、残念極まりない。

そういうわけで、今回は辻廻しのアクションを撮ることに集中した。最初の写真は菊水鉾。



出発前に別件の用事が入って長刀鉾と月鉾は時間が合わなかった。
これは鶏鉾。



州浜紋が若干ファンシー系な放下鉾。
去年もだったが、今年もやけに軋む音が大きい。もう修理できないとやばいのではないか。



こちらは鉾よりも小型の岩戸山。
この頃には雨は降らなさそうな感じになっていたので、雨よけのビニールを外せるものは外しているものが多かった。
それにしても、ビニールは格好悪い。梅雨時のお祭りだけに、せめて何か別の素材を、そろそろ導入する必要があろう。

槿 4

2009年07月17日 00時40分05秒 | 春夏の花
青系のムクゲ、この株は他所で見たブルーサテンのムクゲよりも青みが強く出ていて良かった。
写真にすると思ったほどでもない発色になったので、ちょっと色を濃く出してみた。
やりすぎると何でもアリになってしまうので自重気味に。






八重咲の花も。
好みからは外れるが、良いところを抜き出して眺めれば、これもまぁなかなか良いものだ。

四十雀 12

2009年07月16日 00時59分00秒 | 
シジュウカラの若いの。
もはや親から餌を貰う段階は過ぎているようだが、群で暮らしているので「ひとり立ち」という言葉が当てはまるのかどうかは知らない。

若いのと若くないのとの違いは、クチバシの頬の黄色部分があり、首のぐるりの黒ラインがないのが若いのだ。
5月の写真に比べると、これでも相当大人に近づいている。


写真的には、ピントが外れていてイマイチ。