花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

鹿苑寺

2010年10月31日 22時31分33秒 | 秋冬の風景
絵ハガキ的な写真。金閣といえばまさにこれだ。
メジャーすぎるのと、周りの客がわちゃわちゃしているのとで、まともに眺めることのないものだが、何度目かで見慣れて落ち着いたた気持ちで眺めると、確かに良いものだ。



こちらの方は銀閣とは違って、人が入っていて賑わっている図の方が似合う。
趣味の悪い撮影になってしまうが、ご勘弁を。



周辺の道やら何やらも、ちゃんと見てみればずいぶん綺麗で、さすが伊達でない。

慈照寺

2010年10月30日 21時42分11秒 | 秋冬の風景
さてどこでしょうクイズに使えそうな一葉。わかりそうな感じの人には簡単に分かるはず。
いわゆる銀閣寺の銀沙灘である。



上から見ると、このように。
麓の街並との距離が中途半端に近く、妙なスケール感である。



銀閣自体は、それだけ眺めても仕方のない建物であるが、周りを静かにさせてこの中でくつろいだらどんなにか気分良いだろうと思わせる上等な結構のものだ。

褄黒豹紋蝶 14

2010年10月29日 23時03分00秒 | 蝶・蛾
一雨ごとに寒くなる頃、を通り越して急に寒くなり、風邪をひきかけて温かいお酒が実に旨い昨今。
写真のストックは鋭敏に時節を反映もできず、またこの週末は雨がちということで困ったものだ。

とりあえず、写真は黄花コスモスにツマグロヒョウモン、そこにたまたま飛んできたイチモンジセセリだか。
セセリの写りが非常に良い具合だが、それでもどうでもいい地味さが、またこのセセリ蝶である。



こちらは、こちらでまた、ツマグロヒョウモンが黄花コスモスの上を飛ぶ姿。
もうちょっと羽の模様が見たかったが、程々に良い姿。

秋明菊と扁虻

2010年10月28日 21時12分38秒 | 
もうタイトル以上にも以外にも添えるべき文章はないのだが、シュウメイギクにやって来たヒラタアブである。
たぶん、このヒラタアブはホソヒラタアブ。
頭でっかちで貧弱なボディの小虫であるが、幼虫時代にはアブラムシを食し、成虫になると花の蜜を食するという、上手い具合の生体をしている小虫なのである。

杜鵑 3

2010年10月27日 21時31分31秒 | 秋冬の花
秋の花は、特に春夏から葉っぱを付けている草の花は、春の花に比べてどうにも瑞々しさに欠けるところがある。
特に今年のように夏が厳しいと、葉っぱが痛みまくって例年になく美しくない。
しかし、このように辛気臭い花であると、退廃的な美、とか言いわけが効くかもしれない。




黄立羽蝶 5

2010年10月26日 22時38分52秒 | 蝶・蛾
朱色の黄花コスモスの中に、橙色の鮮やかなキタテハ。
色の表現が曖昧だ。
まぁ、きれいなものだ。



後ろから近づいてきたミツバチに驚いて逃げる図。
わざわざ取り合うほど花が少ないようにも見えないが、悪いシャッターチャンスではない一瞬。



これも黄色とオレンジ色のマリーゴールドの花の中を飛ぶキタテハ。
羽が真横向きでほとんど見えなくなると、虫感抜群の妙な塊に見える。
これは、きれいなものではない。

並揚羽蝶 15

2010年10月24日 22時11分01秒 | 蝶・蛾
アゲハもめっきり減って、百日草の花もそろそろ終わりかけだが、残ったものどうしで上手い具合に撮れた。

背景の暗さに引きずられて全体が明るめになっているが、そのせいでパステル調の不思議な色使いになり、ファンタジーな画面になっている。
蝶も花も葉も完調であれば申し分なかっただろうが、もうこれで精一杯な感じの世界の一葉。

尉鶲 15

2010年10月23日 22時14分39秒 | 
この秋は涼しくなりはじめてからある程度でまた進行が留まって、またしばらく暖かい日が続いている。
アゲハ蝶の季節も終わる、と書いてからもうずいぶん経ってしまっているが、それから寒くなる様子もないので、数は少ないながらまだアゲハは飛んでいる。

そんなこんなだが、回遊性の生き物はそうそう柔軟なスケジュールで動けないものか。
今日はジョウビタキが北の国からはるばる到着しているのを見かけた。



今の時期なら、南の国へ行きがけのキビタキを期待したいもので、まだもうちょっとジョウビはお呼びでないのだが、もう来たものは仕方ない。
ただ、もっと寒くなると陽だまりでのどかな顔を見せるジョウビタキも、渡りの緊張感が残っていて動作が鋭い。
冬鳥の季節はまだすこし先だ。

石塀小路

2010年10月21日 23時36分29秒 | 秋冬の風景
また何ということもない観光地写真であるが、その中心から微妙に外れたエアポケット的な部分。
清水寺から高台寺を経て円山公園に向かう道の、高台寺ちょっと下あたりになる場所であるが、歩いて通り過ぎる以外に何をする場所でもないので、比較的落ち着いている。

 

楓の葉が赤くなったらまたずいぶん印象もかわろうが、これでもまぁ普通に良い雰囲気だ。

嵯峨鳥居本

2010年10月20日 21時59分12秒 | 秋冬の風景
愛宕山麓、清滝トンネル手前の微妙な観光地、嵯峨鳥居本の鮎料理で有名な平野屋さんの黒犬。
犬は、野良犬っちゅうのはとてもアレなので、自分が身内の飼い犬以外は被写体になりにくいのだが、しかし良い被写体でもある。
遠慮会釈なく犬を撮るのはこういうものだけであろうか。
それにしても、会釈ぐらいは必要だろうか。




その辺の、化野念仏寺の竹林。
参拝ルートの一環だが、お墓への道である。
ずいぶん綺麗に作ってあるだけに、歩く道としての微妙さも倍だ。

紋白蝶 5

2010年10月19日 22時16分02秒 | 蝶・蛾
白い千日紅の花の上を飛ぶモンシロチョウ。
白の揃いで結構なことだ。

ここでは、この左の花から右の花へ飛び移りそうだ、の読みが当たってこの一枚だけ飛ぶ姿を撮れた。

この手のこまい蝶の飛び姿は写真サイト、写真掲示板など多くてもあまり見ないのは、
難しいわりに出来てもいまいち見栄えしないからであろうが、実際やっぱり微妙だ。
これは特に、白飛びしないように暗めにしたので、灰色蝶に灰色の花になったのが悪かったのでもあろう。




そういうわけで、黄花秋桜に紋黄蝶でも狙ってみたが、こちらの飛び姿は全部ハズレの全ボツ。
止まり姿は去年も同じシチュエーションで撮ったので、今年は残念賞的掲載。

仁和寺の塔

2010年10月18日 21時37分11秒 | 秋冬の風景
なぜ今、仁和寺なのかという点については所要のついでであるわけなのだが、
お寺の塔という、写真に極めてしづらいものが、HDR機能で超お手軽にイメージ通りに撮れることに感動したという、本日の更新である。
夕べは飲酒して沈没したので、本日分の更新である。

  

まっすぐの構図で、左から普通撮影、HDR撮影、そのままでは眠たい色になったのでコントラストと発色の調整をした図、の3葉。
1つ目のように、塔が真っ黒になるか、さもなければ空が真っ白になるのが今までのセオリー。
それが、3つ目はさすがにCGくさいが、写真の常識的には、なかなか、ウェーという感じである。
これからの社寺撮影にはもはや欠かせなくなったオモシロ機能であった。

鶚 6

2010年10月16日 21時57分15秒 | 
α55で初の、いつもの広沢池でのミサゴさん。
せっかくなので、ワイドAFエリアのC-AFで試してみた。
結果、まぁ以前から気づいていたことだが、わっさわさと羽ばたいているときなど、より大きく動く羽の方にピントを取られてしまって顔にピントが合わなかったり。
そうでなくても大きい獲物のこと、体のどこかにピントを合わせてくれ、という指定ではたまたま顔にピントが合うのを願うのもかなり分の悪い賭けでしかない。
で、たまたま一番うまくピントが合ったこの一葉は、背中向けでミサゴ写真としては美しくないが、今まで撮っていなかった図でもあるのでOK。
雰囲気が良い。




α55が今までのαシリーズより賢くなっているのは、こういう図でピントが背景に行くことが少なくなっていることで良く分かった。
確実性というものは期待できないが、命がけのシチュエーションでなければ当てにしても良いレベル。




これは、ピントが微妙なのをシャープネス調整で何とかごまかせているか?というもの。
ピントの他にも、絞り開放のせいの写りの甘さもある。
しかし、いままで撮ったミサゴ写真では一番大きく、良く写せているので、微妙だったことはそれはそれとして、嬉しい一葉。
それにしても、このゴツい足は、爪を隠していても恐ろしい。
でかい暴れる鯉を水中でつかんで空中で離さない足だ。


で、そのアタックを期待して眺めていたが、今回は何もせず他所へ飛んでいってしまった。
すぐそこの上空からあれよという間に山向こうに行ってしまうスピードは、なんともどうにも仕方ないものだ。

金木犀 3

2010年10月15日 22時11分52秒 | 秋冬の花
朝顔が咲いている、と言って一輪だけ摘んで飾る話は有名だが、キンモクセイの一輪だけというのはどうか。
たまたま、狛犬の目にキンモクセイの花が一輪散り落ちているのを見て撮ってみた一葉。
舌先に移動させてみても面白かっただろうが、それをやってしまうとちょっと違う。



この花は、見せ方次第でけっこう豪華に見えるチャレンジブルな存在感がお気に入りだ。