花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

嘴太烏

2012年02月29日 00時22分55秒 | 
なに珍しいこともないハシブトカラスであるが、ふと眺めてみると実に立派ななりをしている。
ふっさりときめ細かい顔の毛並、青紫色に油光りする羽、ごつい足。
イメージと行状がよくないので観賞用にはならないものの、造形的魅力でいえば他の鳥に劣るものではない。

花菜 3

2012年02月28日 01時55分33秒 | 秋冬の花
なんだか、今年はえらく春が遅い。
例年だと2月半ばにもなればそれなりに春らしい日があって寒の戻りがあって、となるはずだが、もう2月も終わろうというのに梅も咲き揃わぬ冬っぽさ。
2008年の2週前の写真では綺麗に咲いていた、同じ所のハナナが、いまだしょぼたいどころの話ではない状態。

どういうことだか知らぬが、もうちょっと頑張ってほしいもの。

福寿草 5

2012年02月25日 00時29分51秒 | 秋冬の花
雪の中から顔を出す黄色い花がなんとも目出度い、フクジュソウ。
薄手のわりに光沢質の花びらは独特で、穿ってみればその辺に、
無理をしている必死さを垣間見られる気がしないでもない。



しばらくして雪が溶けてきた。
幅広の葉はまた別の草。
福寿草が茂るのはまだこれからで、しかしすでにかなり太い茎が生命力の強そうさを表現している。

葦鴨 8

2012年02月24日 01時43分57秒 | 
岸辺には雪が積もっているが、池が凍るほどではない。
この場合、水上か陸上かどちらがマシなのか、気持ちは水鳥にならねばわからぬことだが、
わかれば何かがあるものでもない。



絵的には、地上にいて悪いわけではないが、水上のほうがどうしてもそれらしい雰囲気。
だが、こうして地上にいると、これが随分な保護色であったことがわかる。

なかなか気付けないことだ、というのは目的意識の話では良くない。
絵的な話では、ひと捻りあって好ましいネタではある。

鴛鴦 22

2012年02月21日 22時53分03秒 | 
雪が降る池のオシドリ。
寒いから雪が降るのだが、雪の風景は寒そうよりも幻想的なのが勝って、悪いイメージは少ない。
だからといって、写っている鳥も、写している私も楽なものではない。



こちらは普通に、雪が降ってない時のオシドリ。
やはりこうでないと、オシドリの写真というより雪の写真になってしまう。

雪中の葉牡丹

2012年02月19日 21時33分58秒 | 秋冬の風景
お正月は済んで久しいが、その用が済んだからといって刈り取るに忍びないハボタン。
もうしばらく置いておけば菜の花と同じ花が咲くのだが、それまでには雪に埋もれることもある。
求められるものとは変わっているが、これも良い風情だ。



生肉っぽいピンク色が顔を覗かせる状態では、生き物らしさが普段より増して好ましい。

尉鶲 21

2012年02月17日 23時15分02秒 | 
雨に濡れつつ美しくふくらんだ梅の蕾とジョウビタキ。
50%縮小からトリミング。
暗いので感度は高めだが、さすがGレンズは絞り開放から綺麗だ。
これでも絞った方が綺麗なのかはまだ試せていない。が、まあ、十分な感じには写っている。

梅 22

2012年02月14日 23時58分17秒 | 秋冬の花
寸暇を見つけての新レンズ試用。
天気の悪さはいかんともしがたく、雨が降ってない瞬間の、濡れた梅の花。

レンズのポテンシャルを発揮してもらうような環境ではなかったため、とりあえず使ってみたまでのものではあるが、花マクロ的にかなり近寄っていける感じは非常に良好。



以前の100-400APOよりも更にアウトフォーカス部をぼかして撮ることができる。と言っても、微々たるもので、はっきり違いがわかる程でもない。
ボケ味は良さげで、500REFの絶望感から比べるとこれだけでも価値がある。

なにせ、鳥さんが出てきてくれなかったので、その辺は次回以降。

SONY 70-400 F4-5.6 G SSM

2012年02月12日 22時12分30秒 | Weblog
と、いうわけです。
ミノルタ~ソニー系の高級レンズことGレンズ、そういえば80-200F2.8はG銘以前のレンズであるし、STFはGレンズではないので、私には初Gレンズでもある。

新品は高いから良い中古がないかと思っていたのだが、海外版未開封品の中古扱いという品が、それなり安くなってあったので、どのみちいずれ欲しいものだからと、購入した。
よく考えれば他の店の新品20%ポイント付きとさして変わらない値段だったのだが、ポイントで実質というのも実際アレなこともあるし、現金で安いほうがいい。

レンズ性能としては、これまでのミノルタ100-400より、画質が良い、広角が広い、望遠が明るい、最短撮影距離が短い、でかい、重い、目立つ。
そういう点で、特に最初の1つと最後の3つが際立つ。
この銀色、今までのミノルタの高級望遠レンズの白色はあからさますぎるキヤノンのパクリだったのでこれからは銀色にする、という、
当初のソニーの決意であったが、今度新しく発表された500mmレンズ130万円は開発時銀色がいつの間にか白色になっていて、まぁそうだろうなと。
何にせよ、これからまた何年かこのレンズを担ぐことになるだろう。

で、手元にあるのが遅い時間になったため、今日はまだ使えていない。
月でも出たら撮ってみようか。

長元坊 6

2012年02月11日 00時58分16秒 | 
すました様子で立っているチョウゲンボウ。
鷹の風格という程のものは無いが、普通の鳥とはやはり一線を画している。



飛び立つ瞬間。
こちらを向いて飛んでくれる例はレアで、だいたい尻写真になる。
そこは鷹の目というやつのアレであるか。




ところでこれもチョウゲンボウだろうか。
なかなか、同じようで違うようで、鷹の見分けも存外難しい。

鵟 2

2012年02月10日 00時53分10秒 | 
鷹の止まり木を狙っているような形の杭が並ぶ冬枯れの田んぼに、狙いすまして訪れるノスリ。
被写体は良い、写真のタイミング的にも悪くはないが、レンズの解像力がない。
やはりこういう形でケチがつくのはモチベーションが下がるもので、これでは良くない。
で、つい今しがた、良い出物をポチッとしてしまったのだが、さてどうなるか。

水仙 5

2012年02月09日 01時45分42秒 | 秋冬の花
ちょうど盛りの蝋梅を背景に、これからのものだがちょっと微妙なスイセン。
いい程に咲いていて、かなりの望遠で撮っているので、葉っぱが昔芝刈り機にやられた感じになっているのには撮るその場では気づかなかった。
雰囲気的には、いい写真になるはずだったのに。

田鳧 2

2012年02月07日 00時58分50秒 | 
滋賀の田んぼの中のタゲリ。
独特の頭の飾り羽と背中の虹色光沢が魅力の鳥であるが、羽を開いた時のキッパリした白黒は、鳧の仲間らしいシンプル美を見せる。



飛ぶ背中側は、光が弱く光沢の色が出ずに、真っ黒。
風切羽の先と尾羽根の根元の白が、若干だけ洒落た感じ。