花鳥虫風月

α9,900の、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

大岩神社 2

2018年08月14日 00時05分06秒 | 春夏の風景
この春に見て、次はちゃんと撮ろうと思った大岩神社。
噂の、山の中腹の怪しい鳥居を見てきた。
噂どおり筆舌に尽くしがたい怪しさである。

鳥居の足元には「印象鳥居 / 昭和三十七年 堂本印象寄進」と記された石版があり、
柱の右は片手に宝塔を持った多聞天(毘沙門天)、左には僧形で宝珠を持った地蔵菩薩が立ち、紋様が隙間を埋めている。
上には大岩大神/小岩大神の額と西洋的なレリーフが入っており、無国籍感が強い。
たぶん紋様のいちいちにいろいろな小理屈が込められているのだろう、表側には尾の長いカラス的な鳥、シダにバッタ、裏側にはウサギっぽい動物が彫られている。
鳥居の奥のお堂は倒木でへしゃげたとのことだったが、倒木はすでに片付けられている。

この印象鳥居だけでは謎なばかりだが、まわりに赤い普通の鳥居もあるので、異様さが中和されている。
狛犬の前掛けの赤さも比較的あざやかで、むしろ本殿より廃墟感が少ない。



少し登って振り向いた図。
手前のお稲荷さんの石鳥居は、これも倒木のせいか、横木が抜けて二本の柱になっている。道の正面にも同様の柱が。
左の銅葺き屋根も酔っ払ったようにうねっていて、ワープゲートの時空のひずみ感がある。



本殿前の立派な石鳥居。こちらはじつに普通で、安心できる。
ほってある「家内安全」の普通さのありがたさよ。
正面の大提灯は紙が裂けて垂れ下がって無残だが、そのうち誰かが治すだろう。



本殿から裏参道への、印象鳥居その2。前回はこの裏をアップした。
こちらは模様もシンプルで、やっぱり異様は異様だが、先の方で変な時空に入って、ここからもとの時空に戻れるくらいの、
灯籠と奥の階段の手すりの普通さが、良い方向に興を冷ましてくれる。

コメント

鳰 11

2018年08月02日 00時18分47秒 | 
カイツブリの親子。
カイツブリの子育ては親が子を背中に乗せて泳ぐのが見どころだという。
ここではもうそれが無理なほど子が育っているが、まだ1羽、果敢におぶさろうとしているのがいる。
子はまだまだ子供らしい迷彩柄の模様なので、絵的には微笑ましいといえるレベル。



子の模様が見えやすい角度から。
カイツブリは距離感が遠いタイプの鳥なので、特に子がいる状態でこれだけ近いのは珍しい。



しばらく他所を見たあとで戻ると、親子は広い蓮池の方に移動していた。

遠くの蓮がやけに大きく見えて距離感が狂うが、これくらいにカイツブリは小さな鳥だ。
よく見ると親が小魚をくわえていて、子のひとつがするどく反応している場面であることがわかる。
コメント

蓮 12

2018年07月29日 22時28分06秒 | 春夏の花
連日の旱天にようやく一区切りとなった、台風がかすめた雨の後の大覚寺のハス。
この2、3週の記録的な暑さは実際、記録的な酷さだったが、
こういうものは大丈夫だったようで、ここ2、3年より良いくらいだ。



同じところで何回も撮っても違いがあるものでもないが、今回は案外久しぶりだったので。
コメント

嘴細烏 2

2018年07月13日 23時21分02秒 | 
ふつうのカラスその2こと、ハシボソカラス。その親子。
奥側の子の方も親と遜色ない形ではあるが、手前側の親は実を2つ取ってきて1つを与えようというレッスンタイム。



実を1つもらった子供、よくわからない悪戦苦闘の末、ベンチの上に上がってきた図。
転がった実をベンチの下で追いかけたため、背中がクモの巣まみれになっている。
先の親の姿と比べると、各所がフレッシュなのがわかる。
このあと、実は下に落として完全に見失う。



結局、落とした実は親が回収してどこかへ持っていく。
子は肩を広げる鳥の子共通のおねだりポーズで親のあとについて行った。

オチをつけてくれるのは結構だが、絵的には説明がいるものなので、
説明不要のいい絵を見せてくれる方がありがたいものだが。
コメント

烏揚羽蝶 5

2018年07月09日 00時44分14秒 | 蝶・蛾
崑崙花にカラスアゲハ。
羽の片方の燕尾部分が損傷しているのが残念だが、充分にキレイ。
陽にあたってキラキラしているとミヤマカラスかとも期待したが、
この感じだと普通に普通のカラスだ。



花の方はコンロンカという蔓植物で、1本だか数本がからまっているのか見分けがつかない。
そのひとかたまりのエリアで、4つほどのカラスアゲハがいつまでもヒラヒラしていて、じつに見ごたえがあった。
一番状態が良かったのがこいつで、この場で50枚くらい適当に撮ったが、写したのは結局ほぼ全部こいつだった。

蝶という不可逆性の高い生き方は、シビアだ。
コメント

燕 9

2018年06月30日 22時04分47秒 | 
進退窮まった羽虫の図。
事、ここに至れば虫の側にいかなる選択肢もなく、ただのツバメが魔獣のように見える。
コメント

花菖蒲 13

2018年06月17日 23時21分03秒 | 春夏の花
2週間前、ハナショウブの咲き始めのときの写真。場所は梅宮さん。
上には楓の若い葉の紅葉。絞り込んで葉の形が見えるくらいにするべきだったか。



アヤメの類は強い日を浴びた花びらの光の粒状感が好き。



おまけ。受付の猫。
起きたけどすごい眠そう。
コメント

黒筋銀蜻蜒と花菖蒲と睡蓮

2018年06月06日 00時02分01秒 | 
割と動くものに自動でピントを合わせてくれるα9だが、さすがに、
こう背景がもりだくさんでメイン被写体が小さいと、ちゃんと合わせろというのも無茶ぶりであるか。

ハナショウブの池にスイレンも咲いて、その天地のあいだにトンボ。
トンボは、このブログでは地味に初めてのクロスジギンヤンマ。
胴体に黒い筋が斜めに入っているギンヤンマだ。

それはいいが、ちょっと遠すぎてよくわからない。
コメント

神社の猫

2018年05月28日 00時00分16秒 | ねこの風景
2月頃の写真だが、ここで使おうと思っていて、ずいぶん遅くなった。
吉田神社裏の宗忠神社から真如堂がまっすぐ見える石段にいた猫。





美しくはないが、すっとぼけた風情に味があるたたずまいである。
コメント

大岩神社

2018年05月24日 01時39分07秒 | 春夏の風景
地図を見ると、大岩山展望所のすぐそばに神社がある。
行ってみると、大鳥居から石灯籠が並ぶ裏参道の先にいかにも妖しい、鳥居風の石の建築物がある。
何か胡乱な神道系新興宗教の何かであったか、と腰の引ける謎さだ。

後で調べた結論からいうと、芸術家・堂本印象が寄進した石鳥居であるらしい。
そもそも怪しくない歴史ある神社で、とくに肺の病に効くご利益があるとのことで、
結核が流行った時代などはひとかどのものであったようだ。
堂本印象は母親と共によくお参りした縁で、有名になってから自らデザインした鳥居を建てたとのこと。
私は山上の裏から行ったか、山登りルートの表から行くと山の中腹にもうひとつ、似たようでもっと奇抜なものがあるそうだ。
すべて伝聞。

この神社は4年前に宮司さんも引退して無住となり、社務所まわりはすでに廃墟の趣も強いが、
手を入れている人はいるようで、お供え物は新しいし、この鳥居も灯籠も苔むし感がない。
近隣一帯は一時期産業廃棄物の不法投棄でゴミ山のようになっていたのをキレイにし直したところでもあるという。
他にいくつか写真をたしかに撮ったはずだが、ないのは記憶違いだっただろうか。

人の気配のあるような無いような、不思議空間であった。
コメント

大岩山展望所

2018年05月22日 00時57分53秒 | 春夏の風景
京都・伏見の桃山キャッスルランド城の奥の山上の展望台。
この辺に10年住んでいて全然知らなかったが、なかなか景色の良いところだ。
伏見城方面から行こうとすると、道の舗装が途切れて地道になり、
一体どこへ行ってしまうことになるのか若干ビビる。



望遠レンズを持って出なかったので、トリミングで寄る。
伏見城と宇治川、観月橋が見える。
もうすこし条件が良いと、左の山むこうにに梅田スカイビルもみえるらしい。
そのうちリベンジしてもよいだろう。



せっかくなので、色補正をかけて大阪のビル群を臨む。
ひときわ背の高いのがあべのハルカスだというが、多分見えていない。
コメント

褄黄蝶 4

2018年05月14日 00時08分04秒 | 蝶・蛾
先月の写真。
タンポポによく似たノゲシの類の花に飛んできた、シロチョウの類によく似たツマキチョウ。
ツマの黄色がないのはメスの方の特徴。

止めて見るとモンシロチョウでないことは一目瞭然だが、ヒラヒラ飛んでいると、もちろんこんな細かな違いはわからない。
全体的にモンシロチョウより少し小さいので、その点で、遠目にもひょっとしたらという勘働きがある。



前回更新のアオバセセリは5月限定の蝶であるが、このツマキチョウは4月限定の蝶で、
分布・繁殖的にはレアでもないが、期間限定のありがたみがある。
コメント

青羽せせり蝶 5

2018年05月07日 00時54分03秒 | 蝶・蛾
ふとした拍子にでも一度あいだが空くと、再開するには結構な勢いが必要になるもので。
で、その勢いになる、偏愛するところの多い蝶、アオバセセリ。
毎年挑戦しては、ここ数年不作であるが、今回こそは満を持して新兵器が導入された。
がんばらざるを得ない。

例年この辺りでは、GWの1、2週後くらいにのみ湧く虫であるが、
今年は桜からこっち、全体的に1、2週間早い展開で季節が進んでいる。
そしてうまい具合にGW最後の今、いつもの雲ヶ畑某所で遭遇。

写真は、花から花へ数センチ間を飛び渡るところ。
あまり飛んでいるふうではないが、よく見ると脚がどこにも着いていない、
だまし絵的な空中写真である。
少々人工的に彩度を上げているものの、虹色的な色の変化は自然のもの。
こういうのが撮りたかったその1。



次は、スジグロシロチョウとのコラボの一葉。
絵としては後からシロチョウがやってきているように見えるが、実際には
シロチョウが居た後ろからアオバセセリが襲いかかって花を横取りした図。
人の目には、浴びるほどそこらじゅう同じ花だらけのように見えるが、
蝶としては縄張り意識とか、ほか何事かいろいろあるようだ。



うまいこと、飛んでいるところの写真2つ。撮りたかったその2。
できれば背中側が見えている青い蝶としての写真が欲しかったが、これはこれで美しい。
以前、といってももう8年も前だが、うまく飛行写真が撮れたときには
α900でiso3200の条件だったので、画質はよほど手を入れて縮小しても良くなかった。
今回はこの右側、iso4000まで上げて、ほぼ50%縮小からのトリミングだが、細かく描写されてキレイなものだ。
腕ではどうにもならないところ、この先も進化してほしいものだ。

コメント

平等院 夜間拝観

2017年11月28日 00時20分35秒 | 秋冬の風景
宇治の平等院鳳凰堂、紅葉の時期のライトアップ。
良さそうだと思って行ってみたが、広角レンズを用意したつもりで忘れる痛恨の失敗。
50mmレンズでも、まぁ撮れるが、いちばん肝心の正面から全体がまるで収まらず。
横からならそれなりに見えることは見える。

 

という、そこは残念だが、それより問題は時間。
夜景写真で一番いいタイミングは、日が沈んで暗くなりつつある、空に青さが残る頃。
このイベントのポスターでも、そういう空がキレイな紺色の写真である。まさにそれだ。
今なら4時50分から5時10分くらい。この夜間拝観は6時から。
すでに日はとっぷり暮れてしまって、これなら昼間の拝観(5時30分閉門)のほうが良かったじゃないですか。

べつに写真のためのイベントじゃないと言われれば、そこまで。



目で見るぶんには十分に一見の価値があることは太鼓判を押せます。
コメント

嵯峨野・広沢池の鳥

2017年11月22日 00時57分25秒 | 


毎度の広沢池で、いくつか鳥写真を撮ったが、これぞというほどでもないので、まとめて。
まずは鳧(ケリ)。
地面にいるときは地味なばかりの鳥だが、羽根を広げると堂々としていてそれなりに美しい。
背景とか、位置関係とか数がもっと都合良ければ見るべき絵になったが。



鵤千鳥(イカルチドリ)。
流木かと思ったが、パイプのゴミか何かを枕のようにもたれかかって休んでいる図。
今年もかなり寒くなったが、もう少し寒くなる頃にはもっと数が増えるので、その頃再挑戦したい。



鶚(ミサゴ)。
この池は冬には水を抜くので、今時分でもすでにずいぶん水位が減っている。
上空から池に飛び込んで魚を捕るには池が浅すぎるという判断か、
しばらく池を確かめるようにして飛んでいたが、やがて何もせずに去っていってしまった。
また春に、池に水が戻るまでさようなら。
コメント