便追 9 2012年01月30日 22時34分28秒 | 鳥 公園の松林の中では松ぼっくりが歩いているような存在感しかないビンズイである。 それはそれで悪いことでもない。良いこととも言わないが。 私としては嫌いではない。好くほど気にかけることもない。 値打ちの勘定は、所詮他人事だ。
鎧掛けの松 2012年01月28日 00時05分57秒 | 秋冬の風景 常緑樹の緑も綺麗な季節ではない。それでもわっさりとした緑色は良い感じなのである。 金戒光明寺の、熊谷直実鎧掛けの松二代目。観光スポットというほどのものではない。 この近所の府立図書館の用事のついでの散歩。この辺は雰囲気良い所だがどちらかというと生活的で観光的ではない。 裏口の参道の奥まり感はなかなか良い。 ブロック塀やトタン板も、案外そろそろ味わいも出てくるものなのやも知れぬ。
鶯 9 2012年01月27日 00時44分33秒 | 鳥 ウグイスは春には音声的に存在感が強いかわりに距離感は遠いが、冬場では存在感が薄いかわりに距離感は近い。 気付かないことと存在しないことは主観的には同じ事だが、そこかしこの茂みの中に普通に居ている。 居るからといって芸も愛想も愛嬌も無いことは、つまりやはりいないことと同じかもしれない。
真鴨 6 2012年01月24日 01時08分13秒 | 鳥 岡崎の真如堂裏の白川、妙にきれいだが浅い水で狭そうにしているマガモ。 下まぶたが白く光って白目のようになり、上目遣いの三白眼っぽく見えているのが何かの表情っぽくもあり、良い顔。 石の上に上がって顔を傾け気味に上を見る。 やはり表情有りげでもあり、普通のようでもあり。
枯草 2012年01月22日 20時53分47秒 | 秋冬の風景 元の姿は知らないが、整然としたまま美しく枯れている何かの草。 元も良かろうが、これもこれで良い。 秩序正しいのか混沌としているのか、どちらでもありどちらでもない感じが、草でもやはり生き物っぽい。
山茶花 8 2012年01月20日 21時44分36秒 | 秋冬の花 終わりかけのサザンカ。 散るときは椿と同じように花一輪がごろりと落ちるのであるが、枯れてもしぶとく残る花が多いと、なんとも退廃的なビジュアルになる。 暗くじっとりした環境が似合う。
瑠璃鶲 23 2012年01月19日 23時30分34秒 | 鳥 寒々しい景色ではあるが、ルリビタキの水浴び。 この冷たさが問題ないというのはどういうことだろうかと思うが、やっている以上、問題ないのだろう。 それにしても100-400APOレンズが壊れてから500REFレンズを使っているが、どうしてもこういうボケの汚さは許容範囲外で、買い直すよりはせっかくだからもうちょっとお金を貯めて70-400Gにしようと思うが、さて。
仙人掌 2012年01月17日 22時36分55秒 | 秋冬の風景 温室ものの続きで、今回もいかにもな、シャボテン。 猛々しく大きいものが、よりそれらしいが、こう小さいものがコロコロした感じも愛らしい。 周辺にまばらに生えている、更に小さい紫色の草が何なのかはわからない。 こちらは普通にシャボテンらしい大物が固まって植えてあるところ。 中央のものに松の花に似たような突起があるのはやはり花だろうか。 季節性というものが無いのは、場所柄当然だが面白味には欠けるものだ。
奇想天外 2012年01月16日 22時38分19秒 | 秋冬の風景 これも植物園の温室もの。有名な草、キソウテンガイ。 数百年の寿命があり、その間二枚の葉がニョロニョロ伸び続けるだけだという。 わりと、どうでもいい。 緑の少ないところでは、こんな草でも心を癒す感じであるのだろうか。
亜阿相界 2012年01月15日 22時07分51秒 | 秋冬の風景 植物園の温室の木。アアソウカイ。 亜細亜と阿弗利加の相界にある木だから、という命名であるというが、確実に悪ふざけだ。 木としては、サボテンだかヤシとかバナナだかのような混ぜあわせの雰囲気が南国的でよろしいが、今回はライティングが暗鬱で、不穏な雰囲気の絵になった。 ちなみに亜阿相界、google漢字変換では一発で変換できる。
青鵐 12 2012年01月14日 21時55分12秒 | 鳥 枯れ葉が敷き積もる林の下のアオジ。 どう見つけるものか、器用に極々小さい木の実を獲っている。 人間と、この鳥のサイズ比を合わせてみればこの実がどれくらいの大きさに感じられるものか、計算してみる気はないが、実は結構充分なものなのやもしれぬ。
梔子の実 2012年01月13日 22時43分55秒 | 秋冬の風景 奇妙な形に、奇妙な鮮やかさが目を引く、クチナシの実。 初夏に咲いた花が散ってすぐにこの形の実ができ、色が変わりつつ、まだ残っている。 葉の何とも無残なボロさのために、残念ながら単純に美しい印象は持てないが、そこ次第で、良いところでは良いものであるだろう。
百舌 15 2012年01月12日 23時34分16秒 | 鳥 木の枝がゴチャついて絡まる中のモズ。 こう、狭いところでは雀も鶲も小刻みに移動するものだが、それよりはスイスイと長めの移動距離で、そこらは流石だと思える。 クチバシの角度が自然に半笑いの形になっているのが、いわゆるドヤ顔に見えて、それはどうかとも勝手に思ってしまう。
山雀 22 2012年01月11日 22時58分00秒 | 秋冬の風景 冬の寒さはまだこれからが本番だが、暦では冬至も済んで、これからどんどん日が伸びていく季節。 ヤマガラや四十雀は先に向けて、夏秋の地鳴きから春の歌の練習を始めている。 私としては四十雀より山雀の歌の方に軍配を上げたいので、このシチュエーションの写真としては山雀を採用。
蝋梅 11 2012年01月09日 23時02分50秒 | 秋冬の花 年が明けてしばらくして、各種ロウバイの花も咲きそろい始めた。 普通の梅に比べて決して華やかでも艶やかでも嫋やかでもないロウバイであるが、咲くのが少し早いというアドバンテージは何にも替えがたい。 この花にもいくらかの品種があって、3月頃にやっと咲くロウバイもあるが、その頃は他の花も多く、今に咲くこれの10分の1ほどにも人の目をひかない。 ニッチなものが目立つためには瞬発力が勝負である。