花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

本早苗

2009年04月30日 22時55分25秒 | 
もうトンボのいる季節かと思ったら、一応ゴールデンウィークにも突入しているのでそれなりに当然といえば当然だ。

このトンボは、たぶんホンサナエ。
サナエトンボの種類を調べるのは毎度ホネの折れる作業で、今回も微妙だがおそらく間違いあるまい。

日陰の緑と背景の白い花と、鮮やかならぬトンボの黄色の、刺激のない色組みが落ち着いた画面にしている。
夏はまだ先だ。

柄長 16

2009年04月29日 21時11分15秒 | 
もう子供エナガが表に出てきていた。
以前に見た子供エナガは、もうたいがい暑い季節であったので通気性の良さそうなボサボサボディになっていて美しくなかったものだが、今ぐらいだと、まだ多少ふっくらとしていて美しい。



とにかくじっとしていない奴ばらで、シャッターチャンスの良い配置が1秒も保たずにばらけて行くのが泣きどころ。
ここでは上が親、下ふたつが兄弟らしい。



ISO10000が常用くらいになればこういうシーンもバッチリ止まることだろうが、現状こんなもんでまぁOKだろう。
高解像度版はGANREFさんにて。

西洋芥子菜 6

2009年04月28日 22時01分34秒 | 春夏の花
川原のアブラナ、セイヨウカラシナをハイキーめに。
手前のは日陰、奥は日なた。なかなか珍しい色具合に出た。
先々週の写真なのでまだ微妙に花が少ない。今なら満開か、もう終わりかけか。明日確認してみよう。



奥の方の黄色の谷間に水が流れている川である。良いところだ。

華鬘草

2009年04月27日 22時59分15秒 | 春夏の花
ケマンソウの花。
小雨の中でコントラスト控えめの風景が心地よい。
もう少し上手い具合に咲いていれば、花がもっとゾロゾロと並んでいるはずだったが今回はこんなもので。




花を鯛に見立てて、鯛釣草という別名もあるそうだが、さてどうだろう、これは鯛だろうか。

勿忘草 2

2009年04月26日 22時13分01秒 | 春夏の花
昨日からの雨で八重桜も本格的に終了で、その木の下が豪勢なことになっている。
で、その下に植えてあったワスレナグサもピンク色を被って、厳密に見なければとてもキレイだ。




明日、明後日には朽ちてしまう花びらと勿忘草は、ちょっとした含みもあるようで、色の組み合わせは安っぽいが、まぁ良い具合だ。

それにしても、この季節の土日の両方が悪天候で潰れたのは実に残念だ。
連休の天気予報は悪くないようなので期待したいが。

奇木

2009年04月25日 22時29分39秒 | 春夏の風景
桜の頃の背割堤で、アトリやクサノオウやらと一緒に撮った写真であるが、さてこの木はなんだろう。
タラの木の類であろうか、人の手が入ってないことはないようだ。それにしても奇妙だ。
螺旋が、倒れない秘訣か。




禍々しい形相ではあるが、しばらく眺めていると自然美のようなものも感じる。

山吹草

2009年04月24日 22時11分24秒 | 春夏の花
ヤマブキソウの花。
ヤマブキに似ているのでその名であってヤマブキとは別のもの。
と、いうものの、花の色と大きさは似ているが花の形は言うほど似ていない。
それよりも葉っぱがよく似ている。
こういう場合なんというべきか迷うところだ。
だいたい、ヤマブキは一応は木だが、あまり木という感じのものでもなく草っぽくもあるので、自己主張の方向性が間違っているっぽい。
モノ自体は悪くないのだから単品として勝負するべきであった。

蜆花

2009年04月23日 22時48分16秒 | 春夏の花
特徴的なような、そうでもないような、シジミバナ。
シジミの貝の中身に花の形が似ている、という。言わんとすることはわかる。
白くてコチャっとした花で、藪虱とかよりはよほどマシな命名だが。




雰囲気は雪柳に似ている。
むしろこちらの方が雪と呼ぶにふさわしいカタチだ。

どうでも良いようなことだが、こういう花の種族的繁栄のためには、今となっては馬鹿にもできない要素には違いない。

縞蛇

2009年04月22日 20時56分06秒 | 
このブログもずいぶん長いことやっているが、そういえば長虫は初めてだ。
基本的には見えないところにわだかまっているか、暗いところを高速移動するか、の生き物なので、なかなか写真にするいとまがない。

このシマヘビは、人の多い春の土曜の植物園の道から2メートルも離れていないヒイラギの小木の下でのんびりしていた横着者だ。
積もった枯葉と蛇の色は、似ているようで質感が全然違うのであまり隠れていない。
大体の通行人はその奥、上方の桜に目をやっていたので蛇には気付かないようだったが、別に気付いていても何をするということもなさげなもので、まぁ、お互い平和だ。

射干 7

2009年04月21日 21時57分22秒 | 春夏の花
先週、咲きかけのシャクナゲを背景にシャガの写真を撮ってみて玉砕したリベンジに、満開のシャクナゲとシャガの写真に挑戦。
自分としてはなかなか気に入る写真をものすることができた。

 

シャクナゲにも決して負けていない。
あまりいい名だとは思わないが、シャガには胡蝶花という別名もある。
これだけの真紅とビリジアン緑を背景にして見れば、エキゾチックな雰囲気も漂う。

一初 3

2009年04月20日 23時33分22秒 | 春夏の花
梅宮さんのお庭の、山吹を背景にしたイチハツ。
青紫と緑と山吹色の色組みは、こってりとしていながら爽やかで晩春の匂いだ。

アヤメの類も続々咲きつつある。
去年の今頃ではここのお池にカキツバタは一輪だけ咲いていたが、今年はちらほらと案外な数が咲いており、全体的に少し早いことがうかがわれた。




イチハツといえば、の上御霊さんでも先の土曜で3分咲きほど。
例年は連休半ばで満開のノリであるのでやはり少し早い。
大田神社のカキツバタはまだまだ全然で、ここのはいつも少し遅いめであるが連休の後半に間に合ってくれると嬉しいがどうか。

躑躅 5

2009年04月19日 21時15分27秒 | 春夏の花
梅宮大社のツツジ。
去年と同じく、桜祭りの日である。
前回は偶々の遭遇であったが、今回は雅楽に味を占めたので狙って出かけた。
この時期だと、八重桜は満開だがツツジはまだあと一歩の段階で、まぁちょっと残念だが仕方ない。
良く咲いているところにカメラを突っ込めば、まずまず、らしい風景が撮れる。

 

左、ボタンザクラとツツジ。右、ボタンとツツジ。
色のお好みのほうを御覧ください。




お目当ての雅楽は蘭陵王だった。
嫌じゃないが、何度も見ている曲なので別のだともっと嬉しかった。
平安雅楽会様は今日はちょっと人数がそろわなかったようで、手馴れた曲目でこなしたものだっただろうか。

山雀 18

2009年04月18日 17時48分18秒 | 
水浴び中のヤマガラ。
これだけズブ濡れている姿はあまり見かけない。
浅い水の流れに、スポットライトのような木漏れ日の、良いロケーションである。




重たげになった首後ろの蓑傘風の毛が、逆立って格好良いような図。
渋めにキメた後姿。
毛皮が嵩張って、身がどういうカタチで入っているのかは分からない。

射干 6

2009年04月17日 22時09分02秒 | 春夏の花
シャガの花。
とても好きな花だけに、自分ハードルを越えたと思う写真はいまだ撮れていない。
山まで行けば5月下旬まで見られる花なので今年こそは何とかしたいものだ。
この写真も、咲いていていい具合に思えたところを撮ったものだが、まぁそれだけなのでもうひとつ何か欲しい感じ。



セイヨウシャクナゲと一緒に。
この場合はもう石楠花のほうに完全に喰われている。
石楠花はきれいだ。
これでシャガを主役にしようとするのは流石に無理があった。さて難しいことだ。