花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

大覚寺のかざぐるま

2012年10月30日 23時50分36秒 | 秋冬の風景
大覚寺の紅葉ライトアップ用デコレーションの準備中。
庭を敷き詰めるようにかざぐるまが並べられている。
蛍光色のビビッドな色だが、パッと華やぐ雰囲気ではない。



少々薄気味悪いようでもあり、そうでなくても異様さは隠せない。
個人的には大好だが、企画自体に問題があったのではないか。

野鶏頭

2012年10月27日 23時25分35秒 | 秋冬の花
琵琶湖畔の砂地に咲いていたノゲイトウ。
ケイトウの類の花としては地味めだが、荒地の植物的な野趣が好ましい。



これも帰化植物だということで、そう思って見ると異国風の雰囲気がある。
この水は異国につながってはいないが、あくまで雰囲気の話。

羽白鳰

2012年10月23日 23時42分28秒 | 
シルエットはほぼ普通のカイツブリだが、色が違う、よく見るとシルエットもわずかに違う、ハジロカイツブリ。
額が盛り上がっているのと、クチバシが少し上に反っているのが普通のカイツブリとの違い。
それよりも白黒のペンギンカラーと赤い目が目立つ。



何か魚を捕まえた。
ピントが外れたので、前後の写真を見ても何の魚かはわからない。
丸呑みに大きすぎず小さすぎないジャストサイズ。
カイツブリの食事といえば昔のこれが良く撮れたものだが、どうにも良いチャンスは少ないもので、こういう外し方は悔いが残る。

ところでこのハジロカイツブリは中国、ロシア沿岸部からの渡り鳥だ。
基本的に飛ばないカイツブリが長い距離を飛ぶイメージを持てないものだが、ひょっとしたらはるばる泳いで来るのかもしれない。
それもそれで非常にゆかしい。

小白鳥 7

2012年10月21日 23時27分48秒 | 
気持ち的には夏が終わったのはついこの前だと思っていたが、もう琵琶湖に白鳥が来ている。
眺めていると日差しに炙られて暑いほどの陽気であったが、はるばる越冬にやってきた鳥にはいかがなものであっただろうか。
喧嘩のようなアクションは、別に暑くて苛立ったとかではなく、白鳥にはいつものことだ。
しかし絵的には良い具合に撮れた。



気ままなのか秩序だっているのかわからないのが鴨の種類。
あちらからこちらに移動するのに一列になって泳いでいる。
目的地に着いた先では、またそれぞれ気ままに水草を拾っていた。



まだ多くはないが、サイズ的に存在感は高い。
これから2月いっぱいくらいまでの4ヶ月ほどの毎年の滞留だ。

山茱萸の実 3

2012年10月18日 23時33分01秒 | 秋冬の風景
黄色く色づき始めた葉が通す黄金色の光に透ける赤いサンシュユの実。
案外鳥も食べないし、放ったらかすのももったいないような気がする綺麗な実だが、さりとて自分がどうしたということもない。



見る場所を変えると、ずいぶん秋が深まったようにも見える。
ただ、原色の赤の存在感は凄い。

彼岸花 18

2012年10月08日 21時29分44秒 | 秋冬の花
今年はタイミングが外れてしまったヒガンバナ。
群生では撮れなかったが、部分的にはまだ綺麗なのも残っていたので、背景を黒ベタにして花の一株を強調して写した。



ぼやけた部分のしべのハイライトの質感が実に良い。
花が重なると形がぜんぜんわからなくなるヒガンバナだが、これくらい背景がぼけていればなんとなく形がわかる。
なんとなく加減も良い感じ。



単品のふたつ。
背景次第ではもっと陽気にもなれる花だが、雰囲気的にはやはり黒背景が似つかわしいか。

嘴広鴨 5

2012年10月06日 23時28分00秒 | 
渡りの鴨もポツポツと訪れはじめている。
写真はハシビロガモのオス2つ。
冬羽になるとキッパリした鮮やかな模様になるが、まだ夏羽のエクリプス状態。
エクリプスとは語感が派手で、姿の地味さには似つかわしくない気もするが、日食のように暗くなっている状態の謂であるらしい。



もう少し色の進んだオスと、奥にメス2つ。
メスは目も小さくて地味なのはどういうことだろうか。

蝦夷鶲

2012年10月05日 00時30分37秒 | 
こういうのはサメビタキだと思っていたが、こう、近くではっきり見えると、どうもエゾビタキでありそうな感じだ。
似たものだが、胸のマダラ模様がくっきりしているのがエゾビタキ、ぼやけているのがサメビタキ、よりぼやけて薄いのがコサメビタキ、であるらしい。
基本的には警戒心の強い鳥なはずだが、たまたまのんびりしたのもいて、こちらがびっくりするくらい近くにも来てくれた。



ちょうど秋の渡りの季節。
この時に公園の梅林で、コサメビタキと混ざって結構な数がいたようだが、各々パーソナルスペースが広く、群れというには語弊がある気ままな団体だった。

百舌と野鶲

2012年10月03日 00時26分09秒 | 
遠目にはだいたい同じような、茶色くて雀より少し大きい、杭の上で尻尾をピョコピョコさせている鳥であるモズとノビタキ。
写真には遠すぎて、どちらがどうとわかるようには撮れなかったので、こういう感じに。
いちおう、飛んでいるのがモズ、手前のがノビタキ。

どちらもあまり群れないタイプの鳥なので、一緒に写るのはたぶん珍しい。

稲と水玉

2012年10月02日 00時46分48秒 | 秋冬の風景
月から金まで阿呆のような快晴で土日ばかり天気が悪いことが続けば気分が削がれるもので、しかし天気ばかりは仕方がない。
とはいえ悪い中にも一瞬日がさすことはあるもので、そういう時の田んぼの刈り取りを待つばかりの稲、葉には水玉。
何だ彼だと言われることがあっても、米は神々しいものだ。