花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

白木蓮

2008年03月28日 23時31分57秒 | 春夏の花
招善寺の老ハクモクレン。
花の付きはイマイチであったが、木自体のスケールの大きさがなんとも素晴らしい。
老木の保護のために巻いているコモが木蓮の花のシュールな趣にプラスになっている。


お寺の下から望遠で。
野放図に伸びて折れて伸びてした無茶苦茶な形が、老職人の手の美を髣髴させる貫禄を見せる。



所かわって、御っさんの木蓮。
いつもの大木蓮は今年全然花がつかなかった。残念。
これは宗像神社前の広場に2本ある中くらいの木。
上の方にだけだがたくさん花がついてくれた。
やはりこういうのが良い。ひねらなくても充分綺麗なので心が豊かになれる。

私の好きな花ランキングでは、木になる花では一番好きなのが白木蓮だ。
しかしこの花は見頃の時期が7日もない超スプリンターなのが困る。
週末に蕾だと思ったら来週末にはあちこち痛んだり萎れ気味になったりして、花が大きい分ダメなのがとても目立つ。
桜は早いといっても量が多くてバラつきが多いので、八重桜まで含めれば結局3月末から5月頭まで楽しめるが木蓮はかなりバラつきが少ない。絶対量もそれほどでない。
今年はタイミング的には事情が許したが老木蓮の機嫌が悪くて合わなかった。困る。


花のアップをHDサイズで。
しっとり感がたいへん良い。

紫木蓮

2008年03月28日 21時32分28秒 | 春夏の花
木からチューリップ大の花がゴロゴロ咲くモクレン。
街角で咲いているものは白いのが多いが、微妙な紫のもある。

派手なほどでもない。
グラデーションになっている分、量で揃って押し出すものでもない。
ちょっと中途半端感がある。

大木にまで育っているのは白いのしか見たことがない。
あのスケール感をムラサキモクレンで出せれば見ものであろうか。
微妙に評価保留中のまま数年間。