silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

セミファットスキーのススメ

2008年04月03日 23時03分25秒 | スキー
いろんなスキー板があります。
アルペン板に限っても細いものから、Rの強いもの、ファットまで(ポンツーンもw)。
私はモーグル用にHART F-17(168cm)、基礎用にFischer AMC700(158cm)、ディープパウダー用にK2 MaidenAK(189cm)、フリー用にARMADA AR6(171cm)を履いていますが、どんな斜面でも遊べて、特にざくざくの春雪やパウダーもあるシーンではこの中ではセミファットのARMADA AR6が一番気に入っています。
やろうと思えば意外に腰があるのでカービングも出来ますし、パウダーも得意です。コブも決して滑りにくいことはありません。
当然のことですがパークもOK。
写真は斜度25度程度の春の湿雪の自然コブ。
ちなみに171cmでサイドカーブは116-84-106で、私にとっては太すぎずちょうどいい。
Salomonの1080スラスターが同じ171cmで117-83-110でR=15.4mと驚異的な数字を出していますのが、ARMADAはたぶんRは18m~20mとか、もうちょっとのんびりしたカーブだと思います。
もっともサイドカーブだけで板を判断するのは危険です。

乗り味というものがあり、それはスペックだけでは測れないものです。
もちろん、構造やこまかな素材のノウハウが蓄積されているのでしょうが、私たちアマチュアスキーヤーにはそこまで分からない。
ただ言えることは、この手のセミファットスキーは乗っていて非常に楽しいということ。
一本だけ選べと言われれば今の私は迷わず170cm前後でスリーサイズが115mm前後-80~85mm前後-105~110mm前後のツインチップの板を選びます。
K2サイレンサーも気になる板のひとつですね。PE(旧:Public Enemy)ではちょっとゴツすぎるかなと言う方にはぜひとも履いてもらいたい。
春のゆるい雪、パウダーをスプレーをあげながら軽快に滑る楽しみはセミファットに勝るものはないでしょう。
もちろんコブに限って言えばF-17の素早さや軽快さには及びませんし、整地ではAMCに及びません。
しかし、ああこれ一本でもいいなあと思える味がありますので一度は履いてみて欲しいのです。
一部の国産板のセミファットやオールマウンテンスキーはスペック的にはベストなのですが、履いてみると何故か中途半端で楽しくない。
これをヨーロッパ系メーカー(とK2)との感性の違いだとか歴史の違いだとかそういうことで片付けたくはないのですが、逆らいがたい何かがあるのは認めざるを得ません。
基礎の方でもモーグルの方でも、全く違和感なく、今までと違う面白さを発見されるでしょう。
今持っておられる基礎板やモーグル板を買い替えるんじゃなくて、買い足して2本楽しむことをお薦めします。
注意点としては、パークじゃなく滑りに重点を置くのであれば、バインディングの取り付け位置を僅かだけセットバックしたほうがいいかと思います。
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縦のラインコブで徹底的に先落とし

2008年04月01日 00時49分12秒 | スキーテクニック編
これはさのさかのB級公認の下部でのシーン。
みんなこのセクションはまっすぐ滑ってくるのでラインもほぼ直線です。
写真を上から見ますと
1コマ目:右ターンの終わり
2コマ目:左ターンへの導入と一番の膨らみを越したところ
3コマ目:内倒気味に見えますが撮影時のカメラの傾きのせいです、スキートップは完全に雪面を捉えています。
こういう滑りをしないと処理しきれないバーンと言うものはあるものです。
要点はとにかく遅れないこと。
そのためには積極的にコブに向かって強くスキー板を押しつけて重心を前に持っていくことに尽きます。
ターンしていないように見えても雪面への強いスキーの押し付けによって、スキーは撓み、サイドカーブのせいで結果的にターンとなります。
自分からターンをして行かないと言う意識が肝要になって来ると思われます。

最初はウェーブや、コブ斜面での早めのスピードの斜滑降が練習になります。
非常に難しい技術なので繰り返し練習をしましょう。
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